概要
王様戦隊キングオージャーの舞台であるチキュー(地球では無い)に存在する5国のうち、星の防衛を担う国家シュゴッダムの国王ラクレス・ハスティーとその弟ギラ・ハスティー。
ギラは王家に関する記憶を失いラクレスはギラの命を弟と知って尚つけ狙う理由は不明。
第6話でラクレス曰く、ギラは幼少期何者かに誘拐され今日まで行方不明だった。シュゴッダム王家のスキャンダルになりかねないため止むを得ず存在を秘匿した……との事だが?
誘拐されたのは15年前であり、その時には「神の怒り」という世界がぐちゃぐちゃになってしまった事件が起きていた。
そしてギラのことを知るのはリタ曰くラクレスとボシマールだけであったという。
第18話終了時点でも謎が多い兄弟。
ハスティー兄弟の過去回想
- 第5話
ゴッカンの国際裁判にてラクレスとギラが実の兄弟ということが明らかになる。
その際に入った回想シーンではレインボージュルリラを美味しそうに食べる幼いころのギラ、隣に座りよかったな、と微笑むかつてのラクレス。
ボシマールがラクレスに国王が呼んでいると伝えた後、弟と視線を合わせていたラクレスは微笑み、ギラの頭に手を当てて何度も撫で「こぼさずに食べるんだぞ。ギラ」と言い、幼いころのギラは満面の笑みを浮かべて頷いた。
- 第18話
始祖の宝冠を見た際にギラはかつてのことを思い出す。
ハスティー家の因縁の決着
数多の決闘裁判を得てハスティー兄弟の運命を狂わせた元凶宇蟲王との最終決戦の中でラクレスが為そうとした事をギラは背中を通じて理解し兄から託された神殺しの刃で2000年と17年渡るシュゴッダムと宇蟲王の因縁に決着をつけた。
戦いを終えラクレスに民を守る覚悟を問われたギラはあなたの意思を継ぐと王として揺るぎない覚悟を示すと、ラクレスは安心したように兄の表情になって「頑張れよ」と激励して力尽きるように倒れ支えたギラは幼少期の時のように呼びたくても呼べなかった「お兄ちゃん」と呼んだ。
余談
ギラを演じる酒井大成氏とラクレスを演じる矢野聖人氏は「キングオージャー」と同時期に放送されるドラマ「親友は悪女」でも共演しており、同時期に特撮番組以外のドラマでキャスト同士が共演するというごく稀な事態が発生している。