Qua god(クワガタ)!
Tone boy(トンボ)!
Come and kick it(カマキリ)!
Pop it on(パピヨン)!
Hatch it(ハチ)!
Guy go(解放)!
Oh-Qua God(オオクワガタ)!
「「「「「「「王鎧武装!!」」」」」」」
You are the KING! You are the,you are the KING!
Load of the,Load of the,Load of the Shugod!
「邪悪の王!ギラ!」 クワガタオージャー!
「叡智の王!ヤンマ・ガストだ!」 トンボオージャー!
「絢爛の女王!ヒメノ・ラン!」 カマキリオージャー!
「不動の王、リタ・カニスカ!」 パピヨンオージャー!
「豊穣の王殿様!カグラギ・ディボウスキ~!」 ハチオージャー!
「狭間の王、ジェラミー・ブラシエリ!」 スパイダークモノスー!
「暴虐の王、ラクレス・ハスティー!」 オオクワガタオージャー!
「我ら!王様戦隊……」
「「「「「「「キングオージャー!!」」」」」」」
「我々は新たに、国境を超え、利害を排除し、国同士が一丸となって敵を打ち倒すため、新たな組織を結成した。“五王国異様事案対策用戦略救命部隊”。通称は、守護神の名に由来し、“王様戦隊キングオージャー”とする!」(第19話のリタの台詞から)
概要
正式名称は「五王国異様事案対策用戦略救命部隊」。
「異様」は「いよう」では無く、「ことさま」と訓読みする事に注意。
ゴーグルのみならず口元も含めてモチーフを象ったマスクに、左肩から伸びたマント、更に歴代の中でもパーソナルカラーの比率が高いスーツが外見上の特徴である。
尚、公式では、ロボをキングオージャーとし、チーム名は王様戦隊として住み分けている。
変身の掛け声は「王鎧武装(おうがいぶそう)」。
変身講座で明かされた名乗りでは本名(と肩書・口上)しか名乗っておらず、戦士名はトッキュウジャーのようにアイテムによるアナウンスになっている。
一国を治める王の集団だけあってか、頭脳明晰なヤンマ・智謀に長けたカグラギ・国際裁判所最高裁判長を務めるリタは勿論、ヒメノも本質は冷静に物事を見据えた医者であり、唯一の例外であるギラも学はないが学習能力が高く時にはプロファイリング染みた推理力を発揮する等、近年の戦隊でも珍しい程メンバー全員の頭が切れる。
尚、統治する国の異なる彼等が団結する根拠としては、国際裁判長であるリタの宣言の元に制定された「国同士が一丸となって敵を倒す」五国同盟に基づいたモノとされている。
前作と比較してはいけないが、5人が集結したのは第5話とやや時間を要しており、加えて第8話時点では「王様戦隊」とも「キングオージャー」とも名乗っていなかった。
第10話で未曽有の危機に対し初めて一致団結した際に「王様戦隊」と名乗りを上げ、正式なチーム「王様戦隊キングオージャー」として結成されたのは第19話である。
本人達もチームとして戦う気はないようで、白兵戦で連携は取らず、巨大戦でもお互いに巨大ロボの操縦権を奪い合っている状態。
番組のキャッチフレーズである「5人の王様、組めたら無敵!!」は、「組めたら無敵だが、中々組めない」彼等の在り方を如実に表している。
巨大ロボ自体も皆で気持ちを合わせて動かせば強いが下手にバラバラだと単独で動かした方が良いピーキー性能となっている。
彼等が中々組めないのはジェラミー以外の5人が一国の王であり、更に土地や民を背負っているから。
この世界において巨大ロボは現実の軍事力でいうところの核兵器ぐらいのバランスで、そもそもマトモな軍事力を持っているのがシュゴッダムだけではあるが第8話時点では当てにならず、バグナラクが襲って来る以上、自国防衛の力は欲しいがその力を所有するのは王様達位となっている。更には工業もシュゴッダムが抑えている為、自前で戦力を開発しようにも出来ない状況。
そんな事情から、あくまで国と民の為であり私利私欲こそ無いが、メンバーそれぞれがシュゴッダムを含めた世界の覇権を狙っている。
総じて、チキューの平和と民の命を脅かす敵には力を合わせて立ち向かう「仲間」ではあるが、下手に油断して隙を見せればそれに乗じて国を乗っ取られてしまう剣呑な仲でもある。
特にギラ以外の4人は最優先事項が自分の国の維持であるため、有事以外では全く足並みが揃わないのも難点。
第二部以降
ジェラミーが正式にバグナラク王となり、同盟も「六王国異様事案対策用戦略救命部隊」へと更新。メンバー全員が王となったが、その後程なくしてダグデドの介入により一時キョウリュウジャーのいる地球に飛ばされてしまい、その隙に五国全てを乗っ取られバグナラクもほぼ壊滅、全員が一時的に王座を追われるという散々な出だしとなる。
その後はチキュー全土の危機を前に、本格的にチーム一丸となって宇蟲王一味に対抗するようになる。
五道化の撃破と各国の奪還を最優先として行動を開始し、ゴーマ・ヒルビルの撃破、カメジム・グローディの撃退により第一目標を達成。
同時期、一連の事態の裏で暗躍していたラクレスの真意が明らかとなり、ダグデド撃破のため下位メンバーとして加入、これによりメンバーは一時的に7人となる。
ダグデド撃破後はラクレスがゴッカンに服役したことで再び6人体制となり、一時六国をまとめた統一国家を作ろうという案も出たが、国名を決める段階で大揉めとなり頓挫している。
メンバー一覧
- “豊穣の王殿様”カグラギ・ディボウスキ/ハチオージャー
追加戦士
- “狭間の王”ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス
- “始まりの国の王”ラクレス・ハスティー/オオクワガタオージャー
呼称表
が/に | ギラ | ヤンマ | ヒメノ | リタ | カグラギ | ジェラミー | ラクレス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ギラ | 僕/俺様※1 | ヤンマ | ヒメノ | リタさん→リタ | カグラギ | ジェラミー | 王様→ラクレス→お兄ちゃん※6 |
ヤンマ | ギラ/タコメンチ※2 | 俺 | ヒメノちゃん→ヒメノ※3 | 裁判長 | カグラギ | ジェラミー | ラクレス |
ヒメノ | ギラ | ヤンマ | 私 | リタ | カグラギ | ジェラミー | ラクレス |
リタ | ギラ | ヤンマ | ヒメノ | 私/リタ※4 | カグラギ | ジェラミー | ラクレス |
カグラギ | ギラ殿 | ヤンマ殿 | ヒメノ殿 | リタ殿 | 私 | ジェラミー殿 | ラクレス殿→ラクレス |
ジェラミー | ギラ | ヤンマ | お嬢さん→女王様※5 | 裁判長 | カグラギ | 俺 | ラクレス |
ラクレス | ギラ | ヤンマ | ヒメノ | リタ | カグラギ | ジェラミー・ブラシエリ | 私 |
※1:普段は邪悪の王として「俺様」を使っているが素は「僕」
※2:ギラに対して普段「タコメンチ」と呼んでいるが、本人が居ない時は「ギラ」
※3:当初は「ヒメノちゃん」とその容姿に一目惚れしていたが、彼女のわがまま具合が判明後に変化
※4:普段の一人称は「私」だが、彼女の娯楽と触れ合っていると「リタ」になる。
※5:ジェラミーに悪気は一切なかったのだが、ヒメノの過去を逆撫でしてしまい、激昂させてしまう。紆余曲折を経て、和解。「お嬢さんではなく、女王様って呼ばなくっちゃな」と反省した。
※6:民やヤンマ達の前ではラクレスと呼んでいる。
アイテム
王者の証としても位置付けられており、各人のモチーフの意匠が配された鍔と、木目調の柄が特徴。
王たちが所持する変形盾。
取り外すとスマホになるバックル。アイコンは虫風にアレンジされている。
クワガタムシを模したエアバイク。クワガタオージャーが搭乗する。
巨大戦力
- 昆虫型機械生命体守護神シュゴッド
かつてチキューを守っていた守護神。オージャカリバーを介して王達と交信出来る。
シュゴッド達が合体したロボ。
余談
- 共通するメンバーの名前が「モチーフとなった生物+ジャー」のパターンは、『五星戦隊ダイレンジャー』以来チーム全体としては3組目。メンバー単独でのケースはホウオウソルジャー(『宇宙戦隊キュウレンジャー』)以来となる。
- また、共通するメンバー名として、レンジャー以外は初である。
- 赤、青、黄、紫、黒の組み合わせはシリーズでも初のケースである。桃色が紫である点を除けば、色の組み合わせ自体は前作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』とほぼ同様となっている。
- 本戦隊の主人公であるクワガタオージャーは強化フォームになる際に全身の色が赤から金になるので、一時的ではあるが主役格の戦隊で赤不在になるのは初である。
- モチーフになった虫には、どれも「オオ○○」と名前が付く種類がいるモノが選ばれている。奇しくもトンボオージャーとパピヨンオージャーは、名前が付く種類に色が含まれている。しかも、両者共にスーツカラーと同系統の色が含まれた名前である。一方で昆虫モチーフのヒーローとしては珍しくカブトムシモチーフの戦士が不在である。
- 変身時にオレンジ色の宝石に包まれるのは琥珀を意識していると思われる。
- 琥珀は木の樹脂(ヤニ)が化石化したものであり、稀に化石化する直前で古代の昆虫が巻き込まれてそのまま封入された琥珀も存在する。
- 昆虫をモチーフにしたキングオージャーにうってつけであり、オレンジ色の宝石(=琥珀)を破って変身が完了するのは、長い眠りから目を覚ました事を暗示するのだろう。
- また、このようなシンプルな変身方法の為か変身バンクが存在しない。
- 女性戦士もパンツルックな戦隊は特捜戦隊デカレンジャー以来である。
- 初期メンバーの俳優陣は全員20代以上だが、10代の演者が不在なのは機界戦隊ゼンカイジャー以来。
- しかし、ゼンカイジャーは顔出しメンバーが少ない特殊例であるため、実質的には警察戦隊パトレンジャー以来5年ぶり、作品単位では獣拳戦隊ゲキレンジャー以来実に16年ぶりの事例となる。ドンブラザーズに続いて30代の演者が初期メンバーに居るので、21世紀の戦隊の中では演者の平均年齢は高い(放送開始時点で24.8歳)。
- 初期メンバーのスーツアクターは前作の初期メンバーを担当したアクターを1人も起用せず全員一新したのは何気に初の試みであり、前作でソノイ変身体を担当した森博嗣氏に加え、カマキリオージャー役の坂梨由芽氏とハチオージャー役の寺本翔悟氏の3名は初の戦隊レギュラーであり、近年では主に女性幹部を担当していた蜂須賀祐一氏が約11年ぶりに戦隊メンバーに復帰するなど大きく一新している。
- そして、轟轟戦隊ボウケンジャーのボウケンブルー以降長きに渡りスーパー戦隊シリーズの初期メンバーのスーツアクターを演じた竹内康博氏も前作のサルブラザーを最後に初期メンバー枠から外れた。竹内氏が初期メンバーのアクターではなくなるのは2005年の魔法戦隊マジレンジャー以来18年ぶりである。
- ただし、キョウリュウジャーとのコラボ回で、キョウリュウブラックとして本作にゲスト出演している。
- 韓国語でのメンバーの名称はカグラギを除き日本版と同じという異例の措置が取られている。なお戦士名については「虫の英語名+カラー」となっている。
日本版戦士名 | 韓国版戦士名 | 国名 | 城名 |
---|---|---|---|
クワガタオージャー | スタッグビートルレッド | シュゴッダム | コーカサスビートル城 |
トンボオージャー | ドラゴンフライブルー | ウンカスポ | ペタ城 |
カマキリオージャー | マンティスイエロー | メディブルーム | フラピュタル城 |
パピヨンオージャー | クッカン | チャイパン城 | |
ハチオージャー | アンダミロ | ハムチル城 | |
スパイダークモノス | バグナラク |
関連タグ
クローバーキング、キングレンジャー、桐生ダイゴ(キング):スーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、「キング」が名前に含まれるヒーロー達。特に「キングレンジャー」が過去に存在した影響で、本作が「王様戦隊キングレンジャー」のという名前にならなかったと思われる。
恐竜戦隊ジュウレンジャー、五星戦隊ダイレンジャー、忍者戦隊カクレンジャー、星獣戦隊ギンガマン、侍戦隊シンケンジャー:名乗りの際に本名も出る戦隊繋がり。
ラッキー:王に即位した戦隊レッド。
王様鬼:本作の開始に先駆けて登場したキングオージャーモチーフの戦隊怪人。