※ もしかして→キングオージャー
スペック
身長:175cm
体重:62kg
ジャンプ力:30m前後
走力:100mを2.3秒前後で走破
CV:山口将司、橋本巧(代役)、高岩芯泰(キングオージャー IN SPACE)
スーツアクター:大藤直樹、橋渡竜馬(キングオージャー IN SPACE)
概要
物語中盤より登場する本作における6番目のヒーロー(※)。6億年前の伝説の英雄・リキがキングブレスを使用し「超力変身」した姿である。
スーツカラーはブラックで、その上から金色のアーマーを装着した、この手の追加戦士としてはオーソドックスなスタイルが採られている。
またゴーグルの形状などには、漢字の王に近似した(設定上はあくまでも別物とされている)リキのシンボルマークが盛り込まれている。
前出のキングブレス、それにスーツの素材として使用されている特殊金属繊維「カイザーメタル」など、その装備に用いられている技術は現代のオーレンジャーの装備開発の際にも参考にされており、謂わばその原型ともいうべきキングレンジャーはオーレンジャー以上の出力を発揮することができる。
また、胸部の「キングテクター」、上腕部の「キングアームレット」、そして脚部の「キングアンクレット」と各部の装甲はいずれもカイザーメタルと金の合金で作られており、オーレンジャーの使用するOHスーツ以上の超力吸収率と、複数発のミサイルの直撃にも耐えるほどの防御性能を兼ね備えている。さらに設定上ではバリアや敵を吹き飛ばす衝撃波の発生機能も有する。
6億年前のマシン帝国バラノイアとの戦いでは、彼等をたった一人で撃退せしめ、現代においてもオーレンジャーが苦戦を強いられた強力なマシン獣さえも難なく打ち破るなど作中でもその実力の高さを遺憾なく示してみせた。…はずだったが、物語での初登場戦において彼の復活を熟知していたマシン獣使いケリスの罠に落ちて捕われる醜態を晒したのを皮切りにマルチーワを始め強大な戦闘能力を持つ第二世代のマシン獣を相手に劣勢に立たされる場面も散見されるようになり(脚本の都合とも言えるが)、ドリンやペットのパクに助けてもらう場面もあった。
そして変身不能になったUAOHを救出すべくキングピラミッダーで駆け付けた時には巨大バラミクロンに対してなぜか白兵戦を挑み、逆に暗黒素粒子を浴びて変身不能となり、ドリンも救えぬままバラノイアの大規模侵略の前に敗北を喫し、彼等の地球征服完遂を許す結果となった。
(※ リキ自身が国際空軍(U・A)の所属でも特別隊員扱いでもなく、「ドリン専属のナイト」という立場であること、それに6億年前の戦士であることから、作中ではオーレンジャーと共闘関係にはあるものの追加メンバー、即ち「6人目のオーレンジャー」という訳ではないことが明確にされている。そのため名乗りも個別に行われる他、エピソードによっては登場しない場合もある。しかし「海賊戦隊ゴーカイジャー」では追加戦士枠として扱われている)
装備・技
専用装備である万能杖。詳細は当該記事を参照。
- キングビクトリーフラッシュ
キングスティックのグリップエンドを展開し、黄金のエネルギー弾を連射する。タコンパスを5機まとめて一瞬で撃墜させるなど必殺級の威力を叩き出す強力な技である。
- キングトルネード
キングスティックを構えた状態で垂直回転し、エネルギーを伴った竜巻を発生させる。バラスカンク戦にて使用し、相手の繰り出した原子分解ガスを跳ね返した。
前述した立ち位置故にオーレンジャーとの合同技は最後まで使用されなかったものの、後年『海賊戦隊ゴーカイジャー』においては、ゴーカイジャーが変身したオーレンジャーがキングレンジャーも加えた状態で超力ダイナマイトアタックを使用したこともある。
余談
- 「顔面に漢字(を模したマーク)」という見た目から、後に『侍戦隊シンケンジャー』が放送された際にはファンの間で「シンケンブラック」としてネタにされたこともある。前出の『ゴーカイジャー』に至っては、ゴーカイジャーがシンケンジャーへとチェンジする中でゴーカイシルバーだけがキングレンジャーにチェンジするというくだり(直後にちゃんとシンケンゴールドに変身している)が盛り込まれるなど半公式のネタとして扱われている節もある。
- キングレンジャーは追加戦士ながらもオーレンジャーとは別勢力故に同時変身とチーム決めポーズが描かれたのは最終回である第48話のみな上、本編ではなく、アバン映像のみと異例なものであった。
- スーパー戦隊レジェンドウォーズでの6人名乗りは本編のものではなく、オーレンジャー5人は前期決めポーズ、キングレンジャーは変身直後のものとバラバラになっている。
- 『オーレンジャー』の英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー・ZEO』では、同じスーツを用いつつ「ゴールドレンジャー」として登場。これは『ZEO』の前年に公開された、映画版第1作の公式インタビューにて制作陣が「ゴールドレンジャーとシルバーレンジャーを登場させたい」と述べており、スーツ色がブラックだが金色の装飾が目立つことからゴールドレンジャーを名乗らせたという、なんともこじつけ感ハンパない経緯があったことによるものである。
- 当初、トリフォリア星の王であるトレイが変身者であったが、戦闘時の負傷でパワーを維持できなくなったため、これを治療する間初代レッドレンジャーことジェイソン・リー・スコットが、一時的に復帰する形でゴールドレンジャーとして活躍した。本作ではレッドレンジャーの変身者が、初代の追加戦士であるトミー・オリバーであることから、ジェイソンの戦線復帰により初代のレッドと追加戦士がポジション交代する格好となった。
関連タグ
ツーカイザー:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場するヒーローの一人。同作における追加戦士であると同時にキングレンジャーのように別のスーパー戦隊との近似点を持つことから、その戦隊の7人目の戦士として扱うネタも存在する