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概要

地球を支配し、人間を奴隷にしようと企む機械生命体の帝国。

起源は古代地球文明が作り出した1体の機械生命体を始祖として設立した。

外宇宙にあるバラノイア星を本土としている他、ドローラ星(恐らく数年前に放映された恐竜戦隊ジュウレンジャーバンドーラのアナグラム)などの他惑星にも侵略の手を伸ばしている。

帝国には人間や動物などの有機生命体は一切存在せず、無機物のみによって構成されており機械のため老化などはしないが状況によってボディを交換するケースはある模様。


マシン獣は人間態を持っている事が多く何故かひょうきんな感じの中年の姿が多い。幹部級だとアチャやマルチーワは作戦上の関係で人間に化ける場合があった。ブルドント、ヒステリア、バッカスフンドは一度も人間態を披露してない。


繁殖方法については文字通り「作る」事であり、夫婦の性能を組み合わせた次世代(マルチーワも恐らく)を作るか、作戦の都合で作られた者にそのまま市民権が与えられる。


皇帝バッカスフンド自らが地球侵攻の総指揮を執っており、の裏側の巨大な前線基地に常駐している。


その基地から直径1000メートルの巨大戦闘空母・バラクティカ(バッカスフンドやヒステリアなどはともかく地球から宇宙まで高速移動できるマルチーワは要らなくね?と突っ込んではならない)に乗せて、マシン獣や戦闘機タコンパスを出撃させる。


諜報能力にも長けており、オーレンジャーの戦力強化や新戦法に対し、ことごとく先手を打ってそれを阻止しようとする動きも多々あった。


そうした戦術が実を結んだのか、はたまた敵の戦略ミスゆえか、終盤において暗黒素粒子の力でオーレンジャーに勝利し、半年間とはいえ地球を征服してしまうという特撮史上空前絶後の快挙を成し遂げている(わずかな時間であれば、超獣戦隊ライブマン武装頭脳軍ボルトに次ぐ2例目)。


その後全勢力を地球に移し、前線基地を拠点に活動していったが、月の方の基地やバラノイア星などの惑星がどうなったのかは作中で語られなかった。


構成員は全員が「マシン獣」という定義ではあるもの、地球でマシン獣と呼ばれるのは後述の士官階級のみ(劇中で直接言及されたのはマルチーワのみ。ボンバー・ザ・グレートはUAOHのアナウンスでのみマシン獣と呼称された)で、本項は説明の都合上この士官階級のみを「マシン獣」と呼ぶ。そのためヒステリア、ブルドント、アチャ&コチャはマシン獣のカテゴリーには属さない


アチャとコチャなどを除く幹部達は、いずれも犬の名前や容姿がモチーフになっている。

また、俳優による素面系の幹部が存在しないのもシリーズ初(ちなみに普段は人間態で活動しているケリスと、協力者のジニアス黒田は顔出しだが臨時構成員扱いである)。


女性型の一般怪人はカボチャンプキンのみでケリスや幹部であるヒステリア、マルチーワを除くとほとんど男性で構成されている。なお、女性声優が演じる怪人はカボチャンプキンを含め3体登場している。(コチャも含めると4名)

また戦闘タイプの女性型マシン獣はマルチーワに一極集中している。幹部以外の女性怪人が比較的多かった この時期の悪の組織にしては珍しい例である。


しかしバーロ兵の中にはマルチーワと同じく女性型と思わしき個体もおりカラーリングが異なる。なお戦闘に直接参加した描写はない(これ以降のスーパー戦隊シリーズでは女性戦闘員が登場していない)。


名称の由来はパラノイアから。完全なロボットのため本来は飲食しないが(エネルギー補給と思われる)寿司が大好きなバラハングリー、ゴミを食べるバラスカンク、ワインを嗜むことが出来るバラモビルなど一部の個体は飲食をする。


詳しい寿命は不明だが皇族は数万年前から生きているため少なくとも1万年は生きると思われる。


復活したオーレンジャーの反攻によって主力構成員(後述)がほぼ全滅した所で物語は完結しており、組織自体完全に壊滅したわけではない。


主要構成員

バラノイア初代皇帝。帝国の第一世代機械生命体の創造主。割かし感情的で抜け目がある。また6年前にあたる『高速戦隊ターボレンジャー』の暴魔大帝ラゴーン以来、首領でありながら途中退場した幹部である。


バラノイア初代皇后→皇太后。バッカスフンドの妻。冷酷だったが、孫の誕生で心境が変化する。


バラノイア初代皇子。バッカスフンドの息子。いたずら好きで、非常にワガママ。後に女性型マシン獣と結婚する。


バラノイア第三代皇帝。死亡したブルドントがバッカスフンドのエネルギーによって復活した姿。恐らくだが、あらかじめ用意されていたカイザーブルドントのボディにブルドントのデータをAIに移行したと思われる。強化後はコミカルな部分が消失し、より冷酷な性格となり戦闘能力も桁違いに上がった。しかし地球の文化であるラーメンの存在を知らないという惚けた部分もある。強化こそされたが意外にも秀でた面はなく後述の妻のような化け物じみたスペックを持ち合わせていなくサーベルのような武器で白兵戦を行う事が多い(二人を設計する際、マルチーワに射撃能力や格闘能力などが全振りされた可能性あり)。完全な機械のため表情はないが、よく高笑いをする。


バラノイア第二代后妃。劇中で最強の戦闘能力を誇るマシン獣。


ヒステリアの姪で本来は性別を持たない機械ながらも妖艶かつグラマラスなボディをしている。バラノイアでは数少ない女性型のマシン獣で絶大な戦闘能力を持ち前線に立つ事が多い。機械のため疲れ知らず(地球に降下後、オーレンジャー達をフルボッコにしその後、高速移動でボンバーを月まで追跡)で恐ろしい程体力がありオーレンジャー達を苦戦させた。人間態にもなれる。性格は冷酷無比で良くも悪くも機械的で淡々としている。


素早さは高いがマシン獣のため重量があり動作もあまり俊敏ではなく義父のバッカスフンドと同様に回避能力がやや低いのが欠点。しかし持ち前の強度の高さでカバーしている。比較的コミカルだったり感情的だったバッカスフンドやヒステリアとは対照的…だが三田裕司の手帳を見て呆れていた事から金銭感覚はしっかりしていると思われる。夫と同様、完全な機械のため無表情だが頻繁に高笑いをする。


カイザーブルドントとマルチーワの間に生まれた子供。誕生した経緯は不明。


皇帝一家に仕える執事。お調子者の日和見主義者。


アチャの相棒の小型ロボット。マシン獣の巨大化を担当。


第26~28話に登場。王立動植物研究所の所長。


通称「宇宙の爆弾野郎」。一時的にバラノイア第二代皇帝の座に就くが……。


侵略兵器として生まれた士官階級の機械生命体。詳しい顔ぶれは当該記事を参照。


帝国の戦闘員。戦闘能力は歴代シリーズの戦闘員の中でも群を抜いて高い。


オーレンジャーを監視する鳥とカメラの融合マシン。


協力者

第17、18話に登場。息子を交通事故で亡くしたことから、地球人でありながら同類を憎み、バラノイアに協力するマッドサイエンティスト


素面系レギュラー幹部不在の背景

先述の通り俳優が演じる素面系のレギュラー幹部が存在しない組織であり、後続の戦隊シリーズにとって大きなお手本の一つとなっている。その背景にあるのは、アメリカの『パワーレンジャー・シリーズ』の制作者側から「敵は俳優の顔が見えないよう全員着ぐるみで」との要請があったと、プロデューサーを務めた高寺成紀氏が自身のTwitterにて証言している(原文)。

理由は定かではないが、恐らくはまず一つにアメリカの子供番組は日本よりも表現規制がかなり厳しく特に悪役であっても人間キャラの死亡描写は厳禁となっている。そのため、着ぐるみ系の方が「人間ではなくモンスター(怪人)である」と分かりやすく安易に倒せる事と、アメリカ的には子供の健全育成の点で好ましいとの事。

もう一つは、アメリカへ輸出する際に素面系の敵幹部には新たに肖像権が発生するため、予算的にムダ遣いになるとの事なので、着ぐるみ系の方が俳優の顔が見えない分肖像権をクリアできるとの事らしい。

さらに日本でも当時、素面系のレギュラー幹部を演じた俳優2人がそれぞれ私生活で風評被害を受けた事案が実際に発生しており、特にそのうちの一人別の素面系のレギュラー幹部に対して行ったあまりにも残酷極まりない暴挙の件もあり、東映側および制作者側の内部からも素面系の敵幹部の存在に懐疑的な意見があったらしく、それ故に『パワーレンジャー・シリーズ』の製作者側からの要請を受け入れた模様。

先述の通り素面系のレギュラー幹部が不在の敵組織は、後続の戦隊作品にも複数存在するが、作品によっては素面系の敵幹部自体が一切存在しないわけではなく、劇場版やVシネマにてゲストとして登場する場合がある。


関連タグ

スーパー戦隊シリーズ 超力戦隊オーレンジャー 戦隊怪人


悪しき魂デーボス軍牙鬼軍団デスガリアンバグナラク - 戦隊シリーズにおいて素面系のレギュラー幹部が不在な構成の敵組織。

機械帝国ブラックマグマ蛮機族ガイアークマトリンティストジテンド- 同じく機械生命体の敵組織。

ドルイドン族 - 「地球出身だったが宇宙へ逃れていた種族が、帰還し侵略を行う」「素面系の敵幹部が存在しない」という共通点がある。

骨川スネ夫 - アチャ役の肝付兼太氏とブルドント役の関智一氏がともにCVを担当している。

新帝国ギア 武装頭脳軍ボルト - 恐らくバラノイア帝国の誕生に何かしらの関わりがありそうな悪の組織。


妖怪軍団マシン帝国バラノイア宇宙暴走族ボーゾック

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