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「脳天にズキンと来たぜ!」
「今度こそ俺が新しい皇帝になり、宇宙の支配者になるのだあああ!」

登場話:第35話「過激な爆弾野郎」~第41話「危険なふたり!!」
CV:檜山修之

概要

マシン帝国バラノイアの2代目皇帝。

青を基調としたミサイル型の胴体からそのまま手足と頭部を生やしたような姿をしており、胸周りの意匠はノーズアートシャークマウス)のように顔を象っている。
背中から発射する小型ミサイルを武器としている他、自身も四肢を体内に格納する事で「グレート・ミサイル」と呼ばれる突撃形態へと変形して直接敵めがけての特攻を得意としている。

荒っぽく血気盛んな一挙手一投足とは裏腹に人間が作り出したものや彼らの欲望などを巧みに利用して社会を混乱・破壊に陥れるのを得意とする効率主義的な一面も折に触れて示しており、戦闘においても知略においても戦闘のプロの自負に恥じないだけの実力を有する。

第35話~38話


元来はあくまでバラノイアの一マシン獣に過ぎなかったが帝国の乗っ取りを企んで失敗し、処刑寸前のところで宇宙へと逃走。その後は一匹狼として活動を続けていたところ、皇帝バッカスフンドの戦死を知るや否やバラノイアの新皇帝、ひいては宇宙の支配者にならんとの野心を果たすべく、月に向かう。

バッカスフンドの仇討ちのために皇子ブルドントが仕掛けた地球へのミサイル攻撃が失敗に終わる中、突如現れブルドントをミサイルに縛り付けて地球へと発射。さらに、それに伴って発生した一般車両への被害の対処に当たっていた超力戦隊オーレンジャーの前にも現れ、これを圧倒するなど鮮烈なデビューを果たした。

このような経緯から、皇妃ヒステリア皇子ブルドントからは激しい反発を受ける一方、日和見主義なところのあるアチャコチャだけでなく、一部のマシン獣の中から「ボンバー・ザ・グレート命」のモットーを掲げて、ボンバーに寝返る者も現れるなど単に野心が大きいだけに留まらず、それ相応のカリスマ性も発揮する。

第39話~41話


皇帝が死亡した場合、百日以内に後継者を決定しなければならない。
 候補者が複数いる場合は決闘によって、後継者を決めなければならない
(バラノイア帝国憲法第12条)

との条文を盾にブルドントを皇位継承を賭けた決闘に持ち込み、圧勝・勝利。息子を失い、悲嘆に暮れるヒステリアを宇宙へと追放。バラノイアの新皇帝ボンバー・ザ・グレートI世として即位し、晴れて、宿願への第一歩を踏み出すに至った。

皇帝即位の最初の事業として、マシン獣・バラゴールドを地上へ送り込み、自らの嗜好を満たすと共に人間自らの手による破滅の一挙両得を狙った作戦を決行。これを阻止せんとするオーレンジャーをも追い詰めるもガンマジンの乱入などもあって、後一歩のところで作戦は頓挫。一転して窮地に追い込まれたが謎の女戦士の助勢により、辛くも撤退に成功する。

しかし、その女戦士ことマルチーワ姫がボンバーを助けたのはあくまでも伴侶たるブルドントによる報復を果たさせるために過ぎず、強化復活で帰還を果たしたカイザーブルドントに圧倒され、起死回生のミサイルアタックもマルチーワとの合体技であるラブラブペアアタックで破られ、完敗を喫してしまう。

皇帝の座を明け渡し、降参しようと命乞いをするも一度は死に追いやられたカイザーブルドントがこれを赦すはずもなかった。皇位簒奪という大罪による罰として、カイザーブルドントのサーベルで右腕を、マルチーワのマルチアローで左腕を破壊された後、右腕を大剣・グレートサンダー、左腕をバルカン砲・グレートボムに改造された上、自我を消されてしまう。

巨大化した状態で打倒オーレンジャーの尖兵として、単身地球へと送り込まれ、街中で暴れ始める。さらにカイザーブルドントによる報復の一環として、時折失われた自我が戻る細工もほどこされ、身体の自由の利かない中で自らの意思に反する行動を取らされるという精神的な責め苦をも味わわされる羽目になった。

最初はブロッカーロボ、次にオーブロッカーと交戦。さらにキングピラミッダーのスーパーバーンウェーブ、タックルボーイのダイナマイトタックルの連続攻撃で形勢をひっくり返された末にキングピラミッダー・バトルフォーメーションのスーパーレジェンドビームを受けて敗北。

攻撃を受ける直前に正気に戻っており、所詮は一匹狼に過ぎなかった自分がバラノイアの皇帝になるという分不相応な野望を抱いたせいで身の破滅を招いたことを自嘲しながら、オーレンジャーに別れを告げて死亡。

その直後、遺骸から真っ赤なグレート・ミサイルが出現。カイザーブルドントはこれを太陽に打ち込んで破壊し、地球を酷寒の星に変えて人類を滅亡させようと目論んだ。しかし、ガンマジンによる軌道修正によって、グレート・ミサイルは太陽から離れた地点で爆発したことで地球は救われるのだった。

海外版

スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー』シリーズにも、オーレンジャーを原典とした『パワーレンジャー・ZEO』にルイ・カブーンの名で登場している。
同作では出自が大幅に改変されており、前シーズンまでの敵であったリタ・レパルサロード・ゼッドが、彼らを地球より撤退させたマシン・エンパイア(バラノイア)を乗っ取るべく作り上げた刺客ロボットという位置付けとなっており、ニューヨーク訛りの英語を喋るという同作独自のキャラ付けもなされている。

起動実験の最中、これを担当していたリトがコントロール用のリモコンを紛失してしまい、その影響で自由意志を得た結果、リタたちの命令を受け付けなくなり、自らが支配者となるべくマシン・エンパイアの軍門に下ってしまう。これ以降の展開は、リタたちが度々奪還に動いては失敗するのを除けば、その最期も含めて概ね原典と同様である。

総評

戦闘能力の高さは申し分なく、一部のマシン獣が心酔するなどある程度のカリスマ性も見られたが、所詮は帝国の支配者であるバッカスフンドの死に乗じて帝国を乗っ取った小者に過ぎず、バッカスフンドの後継者であるカイザーブルドントに敗れると恥も外聞もなく帝位を明け渡そうとしたことでもわかる通り、帝国の支配者たる「皇帝」としての器までは持ち合わせていなかった。

現にバッカスフンドにしてもカイザーブルドントにしても目的のためには手段を選ばない反面皇帝としての矜持と家族への愛情は持ち合わせていた。

とはいえ、最後に自分の過ちを認め、宿敵であるオーレンジャーに別れを告げられただけ、まだマシな最期だったといえる。

余談

デザインは阿部統が担当。デザイン作業に際して「ロケットみたいな人で」という注文があったといい、色合いも含めてアメリカンなテイストが強く意識されている。阿部としては好きなデザインではあるものの、もう少し幹部らしい風格を持たせられればよかったと述懐している。

声を演じる檜山は『五星戦隊ダイレンジャー』(ガマグチ法師神風大将)、『忍者戦隊カクレンジャー』(イッタンモメン)と続いて、本作で3年連続のスーパー戦隊への出演となった。

関連タグ

超力戦隊オーレンジャー
マシン帝国バラノイア
ニューリーダー病

ヘイ大公:『烈車戦隊トッキュウジャー』の登場キャラクターの一人。首領への謀反に失敗して姿を消し、その死後に姿を再び現した敵幹部、という共通項を有する

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