「貴様たちがトッキュウジャーか?フッ。子供に倒されるとは、闇の皇帝も名前倒れだったということか」
「私の名はヘイ大公。シャドーラインの新なる支配者」
CV:安元洋貴
プロフィール
身長/201cm
体重/196kg
闇形式:ヘイ10150-VC
闇装備:大公系サーベル
シャドー怪人蘊蓄:ヘイ大公の頭のターバンには10年間分の闇が詰まっているらしい
概要
シャドーラインの残党であり、新たなシャドーラインの支配者である、闇の大公。
かつて闇の皇帝ゼットから皇帝の座を奪おうとした為シャドーラインから追放されていたが、ゼットがトッキュウジャーに倒されたのを機に支配者として君臨し、トッキュウジャーを倒して地球を闇で覆い尽くそうと企む。
素手だけでなく専用武器『大公系サーベル』を使った剣術も得意とするなど戦闘能力は高く、自身の闇からシャドーラインの幹部を複製して復活させたり、相手を洗脳する事が可能で、洗脳能力でザラムこと虹野明をシャドーラインに引き戻そうとする。
フィンガースナップをするのが癖。
本編の活躍
トッキュウジャーがシャドーラインとの戦いを終えた10年後の2025年に、クローズたちを率いてトッキュウジャーを倒そうと動き出し、イマジネーションを失ったライトたちを襲撃した。
しかし、ライトたちが突如出現した穴に落ちてしまったことで彼らが消えたと判断する。
大人ライトたちがタイムスリップした8年前の2017年に出現し(時系列だとこの年代にトッキュウジャーと初対面している)、その当時の子供トッキュウジャーを襲撃し彼らを圧倒。止めを刺そうとしたが、レッドレッシャーで逃げられてしまったので一時退散。
過去の子供の来斗たちと未来の大人ライトたちが合流した際、タンクトップシャドーと自身の闇から作ったネロ男爵、ノア夫人、シュバルツ将軍、モルク侯爵を復活させて仕向けたが、子供の来斗たちとの交流で忘れていたイマジネーションを思い出した未来の大人のライトたちが変身したトッキュウジャーによって幹部たちが倒されてしまう。
だが、幹部が倒されても余裕を持った様子で「トッキュウジャーを倒すには最強の戦士が相応しい」という言葉を言い残すと、その場を去った。
その後、来斗たちが助けに来た明を洗脳してかつての姿であるザラムに変貌させ、彼を刺客として仕向けトッキュウジャー倒そうとする。
しかし、洗脳されて何を探し求めているのかわからず哀しんでいたザラムに心を痛めたタンクトップシャドーが彼を裏切り、ザラムの洗脳も来斗たちの手により解かれてしまい、明のトッキュウ6号の変身を許してしまい形勢が逆転、「トッキュウブラスター ウチマスモード」と「トルネードビーム」の同時攻撃を喰らう。
なんとしてでも倒すためにクライナーロボに搭乗するも、未来の五人も搭乗した超超トッキュウダイオーの「超超トッキュウダイオーイマジネーションエクスプレス」を受けてしまうが、いずれトッキュウジャーがイマジネーションを失う時まで潜伏する事にして爆発するクライナーロボから脱出した。この事から8年間も潜伏しており、2025年に彼が現れた事に繋がる事になる。
2025年に戻って来たライトたちとイマジネーションを取り戻して見えるようになった明に加え、トッキュウ7号と事情を聞いて過去から駆けつけた来斗たちが変身した計12人のトッキュウジャーと交戦。
クローズたちを仕向けるもクローズたちは全滅。
自身も追い詰められてしまい、最期は「ユウドウレインボーラッシュ」と「ハイパー5連結クラッシュ」の同時攻撃を受け今度こそ倒された。(その際、「どっち?こっち?そっち?えっ、どっちも~!?」と動揺していた。)
余談
闇形式の由来は「大公」の語呂合わせ。
名前の「ヘイ」は中国語で「黒」を意味している。本編では来斗からは「ヘイ」→「屁」という認識からか、「おなら」呼ばわりされていた。
ライオン、あるいは虎といった猫科の動物を思わせる顔に大きなターバンをかぶっている。
頭のターバンは元々グリッタ嬢が悪の心を持った状態で再登場する際に使用されるものだったらしいがボツとなり彼のデザインへ転用された。
自身の爵位である「大公」は王に続いて二番目に高い位の事を指す。
シャドーラインの幹部の中でも十分に高い地位だが、それに飽き足らずに皇帝の座を奪おうしたほど力に執着心を持っていた模様。
スーツはナイル伯爵の改造と思われる。(胸部の頭蓋骨やコートに面影がある。)また、ヘイ大公の武器の大公系サーベルは、サーベルシャドーが持つ「護拳系サーベル」のリペイントだと思われる。
時系列では最後に倒された幹部であり、トッキュウジャーが倒した幹部では三人目となる。
(一人目はナイル伯爵、二人目は闇博士マーブロ。ゼットは首領なので除外)
演者の安元氏は『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』のネオグリフォーザー役以来のスーパー戦隊シリーズへの出演となり、後に『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』にてナレーションを担当することとなる。(奇しくも、『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』はトッキュウジャーが先行登場した作品でもある。)