概要
シャドーラインが使用する闇の烈車「クライナー」が変形した巨大ロボ。
両腕に装備したマシンガンが武器で、シャドー怪人の援護を行う。
単体の戦闘能力は低いが連携で威力を発揮し、通常形態のトッキュウオーを追い詰めた事がある。
ドリルレッシャーを右腕に装備可能で、複数体が合体する事でより強力になる。
ゼットの闇の力で戦闘能力が強化された機体が存在し、その力はトッキュウオーやディーゼルオーと互角以上に戦い、トッキュウオーとディーゼルオーが2体がかりでやっと倒した程。
バリエーション
シュバルツ専用クライナーロボ
シュバルツ将軍専用クライナーが「黒鉄(くろがね)変形!」の掛け声で変形した巨大ロボ。
先頭車両にあたる足先や頭部の角など、通常のクライナーと比べて鋭角的で、
両腕の機関銃がパイルバンカーに代わっており、格闘戦に特化している。
機体内部ではバラの模様がレイアウトされた操縦席があり、シュバルツの趣味である事が窺える。
第6駅でタンクレッシャーを奪取する為に登場し、トッキュウオータンクと交戦するも、タンクのパワーになす術もなくクロスカウンターと連続パンチに怯み、最後は必殺技「タンクアッパー」を受けて爆散した。
シュバルツは手傷を負いながらも自力で脱出した。
第10駅では、ネロ男爵から闇の皇帝の出迎えと護衛用に新たな専用クライナーが与えられる。
新たな専用ロボは、自身が使用していたものと同じだが、腕部のパイルバンカーが射出可能で、新たに専用剣『シュバルツ専用系黒鉄剣』を装備するなど能力や機能が強化されている。
またクライナーロボ同様、ドリルレッシャーを右腕に装備できる。
第23駅ではトッキュウジャーにより一度強奪したトッキュウオーを奪還され、専用クライナーロボで出撃し、参戦してきたグリッタ嬢の操縦する皇帝専用クライナーロボと共に超トッキュウオーやビルドダイオーと交戦するが、誕生した超超トッキュウダイオーに圧倒され、必殺技「超超トッキュウダイオーイマジネーションエクスプレス」 を食らいそうになるも、グリッタが乗る皇帝専用クライナーロボが自ら盾となって攻撃を防御した事で致命的な損傷を逃れて軽傷で済み、そのおかげで第25駅でゼットの攻撃から生存したシュバルツが発見する事に成功した。
以後、シャドーラインから離脱した彼の移動手段兼戦力として活用していた。シュバルツ亡き後は、彼の形見としてグリッタが操縦する様になった。
モルク専用クライナーロボ
モルク侯爵が搭乗していたクライナーが「暗闇変形!」の掛け声で変形した巨大ロボ。
モルク侯爵の頭部を模したアイマスクと両肩、腰部のスピーカーが特徴で、モルク侯爵が持つ杖、マイクロッドを装備している。
高い戦闘能力に加え、両肩のスピーカーから放つ衝撃波や杖による接近戦など、遠近共に隙が無い。
皇帝専用クライナーロボ
皇帝専用の白いクライナーが「暗闇変形!」の掛け声で変形した巨大ロボ。
白を基調とした鎧を装着し、女神と天使を彷彿させるような翼を生やし、カグラが恐怖を覚えるほど、神々しさと禍々しさを兼ね備えたフォルムをしている。また、コクピット内にはドラゴンの羽を連想させる白いレリーフがあしらわれている。
皇帝専用にカスタマイズが施されているだけあって、ディーゼルオーとビルドダイオーをダークネスフォールの2発で戦闘不能に追い込み、出力全開の2大ロボの攻撃を仁王立ちで無効化させるなど、攻撃にも防御にも隙のない性能を誇る。
両肩に装備しているキャノン砲「闇波動2連系超烈車砲」から放つ「ダークネスフォール」は、闇の皇帝だけが持つ邪悪なパワーを増幅してチャージする事で放つ最凶の暗黒技で、凄まじい破壊力だけでなく、イマジネーションエネルギーを一時的に無効化し、相手の精神も闇に包み込んで攻撃する事ができる。
その威力はディーゼルオーとビルドダイオーをダークネスフォールの2発で戦闘不能に追い込んだ程。
他にも、専用剣『皇帝専用系ロングソード』を装備している。
当初はゼットの所有物であったが、クライナーとして移動にのみしか使用しておらず、闇の女帝となったグリッタにより、初めてロボ形態が披露された。
第22駅でトッキュウオーの強奪に成功したシュバルツを援護すべく参戦、シュバルツが操縦するトッキュウオーとのコンビネーションと圧倒的な力を発揮し、ディーゼルオーとビルドダイオーを完敗に追い込んだ。
続く第23駅ではトッキュウオーを奪還され、専用クライナーロボで戦うシュバルツに再び加勢し、超トッキュウオーとビルドダイオーを再びダークネスフォールで撃退するも、その闇に呑み込まれたライト達5人が走馬灯のように昔の記憶の片鱗を思い出して希望を抱き、より強い絆を深めた事で超超トッキュウダイオーの誕生を許してしまう。
超超トッキュウダイオーの圧倒的なパワーにシュバルツ専用クライナーロボが苦戦、シュバルツへの援護攻撃にダークネスフォールを放とうとするが、チャージ中に超超トッキュウスーパーキャノンの砲撃を両肩の砲門に受けて破壊され、最期は必殺技「イマジネーションエクスプレス」からシュバルツを守る為に自ら盾となって爆散した。
第31駅からシュバルツ専用クライナー同様、新たな皇帝専用クライナーが登場した。
クライナーでありながら白を基調とし女神と天使を彷彿とさせたその姿は
『闇に産まれながらキラキラを望んだゼット』
『闇でありながら清らかな心を持ったグリッタ』
を模していたのかもしれない。
武装・合体形態
クライナーロボドリル
元クライナーのドリルレッシャーを右腕に武装した形態。
右腕のドリルを用いた突貫攻撃は岩山も難なく崩し、ドリル先端からビームを放つ。
フェンスシャドーとの共同で、フェンスシャドーの鉄柵に閉じ込められたトッキュウジャーの烈車を土砂で生き埋めにし、窒息寸前まで追い込んだが、ビルドレッシャーの登場で失敗、更にビルドレッシャーから変形したビルドダイオーとの巨大戦で敢えなく撃沈し、ドリルレッシャーも奪い返された。
第29駅ではシュバルツ専用クライナーロボが使用し、1号が登場するディーゼルオーと交戦。必殺技「ディーゼルオースピンキック」と相打ちに追い込むなど激闘を繰り広げた。
超クライナーロボ
3体のクライナーロボが「超クライナー合体!」の掛け声で合体した超巨大ロボ。
クライナーロボの強化版で、両肩のクライナーの先端や背中に日輪形のレール、顔にX字の複眼があり、姿は通常のクライナーロボとは異なり、サイズも通常クライナーロボの倍ほど。
武装は盾『レール系ヒーターシールド』と、ビームを発射する剣『レール系グラディウス』。
第35駅でトッキュウレインボーに対抗すべく、モルク、ネロ、ノアの3人が操縦するロボが合体して挑むもトッキュウレインボーの前に剣や盾を叩き落され、最期はトッキュウレインボーの必殺技「トッキュウレインボーファイナルスラッシュ」を受けて爆散。搭乗していた幹部達は爆散する直前に脱出した。
第46駅ではネロ男爵が無人のクライナー2機を自機に合体させ単独で運用。ビルドダイオーと最後の激戦を繰り広げた。
超超クライナーロボ
「これぞ超超クライナーロボ!全員闇に葬ってあげるからね!」
『ニンニンジャーvsトッキュウジャー』に登場。
闇博士マーブロの乗るクライナーロボに2体のロボが超超クライナー合体した烈車ロボで必殺技は「覇王アッパレバスター」を凌ぐ、「全超超クライナービーム」。
ニンニンジャーを追いつめるも、「覇王トッキュウダイオー」には敵わず、「オトモ忍レンケツアッパレクラッシュ」に敗れ、マーブロと共に爆散した。
関連タグ
妖怪ワニュウドウ:クライナーロボのスーツを改造した次の戦隊に登場する怪人。
コーカサスオオカブト:シュバルツ専用ロボの頭の角がそれっぽい。