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闇の皇帝ゼット

やみのこうていぜっと

『烈車戦隊トッキュウジャー』の敵・シャドーラインの支配者。
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「ただの闇なんて古くせえ、これからは輝きの時代だ!」

演:大口兼悟

概要

シャドーラインの幹部が、闇の烈車クライナーを使って自らの勢力圏となる闇の駅を増やし、最終的に降臨させようとしている真の支配者。
容姿は人間の若者と変わらぬ姿で、黒髪に紫メッシュが入った髪型。
闇形式は『ゼッイ83-11』。

本編には11話に初登場。降臨する途中に退屈してクライナーから勝手に降りてしまい、トッキュウジャーのメンバーが遊んでいた遊園地に現れ、「キラキラしている」と周囲の様子に好奇心を見せ、ライトと当初は友好的なそぶりを見せる。
しかし迎えにきたシャドーライン幹部達の登場に際して自身の名を名乗り、トッキュウジャー達に「お前ら1回闇に飲まれたことがあるだろ」と指摘した。

「キラキラしたもの」や「輝き」を好むが、光を受け付けない体質の為に倒れてしまい、一度撤収はしたものの、12話でも勝手にキャッスルターミナルにミラーボールを持ち込んだりして部下達を散々に振り回す。トッキュウジャーに対しては当初敵意というより「キラキラしていて面白いから」という理由でちょっかいを出している様子だった。


グリッタ嬢に関しては「他の部下と違いキラキラしている」として、一目で気に入っていた。
表面的にはチャラ男じみた態度を取っているが、自分に許可なく独断で動いた部下には容赦なく制裁を加え、遠隔から巨大ロボ戦に介入する能力を持つなどやはり悪の組織の長らしい強大さと冷酷さを垣間見せることもあり、シュバルツやノアの企みを見抜くなど底知れぬ洞察力も持つ。
ザラムが「キラキラを手に入れ」虹野明となれた理由に関心を強くもっている。
最初からこの「キラキラ」に対する興味があったわけでなく、昴ヶ浜をキャッスルターミナルの闇が取り込んだ時に接触した何かがきっかけであった模様。当初は単なる趣味のようにも見える描写がされていたが、話が進むにつれ手段を選ばない執着の域であったことが明かされている。この執着の理由は部下達はもちろん知らないが、本人も覚えていない。時折童謡の「きらきら星」を口ずさんでいる。



22話で、グリッタ嬢との結婚式の最中、ノア夫人譲りの「婚約者を飲み込む力」を得たグリッタ嬢に飲み込まれた。
23話終盤にグリッタ嬢を内部から食い破り復活し、白を基調とした怪人態の姿を現し、シュバルツを切り捨ててに突き落とし制裁。その際人間体の時の服装には右肩に羽のような肩当てが追加された(復活のゼット)


闇の皇帝


グリッタが彼を利用していたように、彼もグリッタを利用していたに過ぎなかった…
この怪人態の存在はシュバルツも知らなかったようで、声を聞いてはじめてゼットとわかった程である。
そしてライトから彼の「キラキラ」をいずれ奪い取ると宣言した。

第25駅ではグリッタ嬢の力でどれだけキラキラを得られたのかを確認するため、配下のピンスポシャドーを命じて、絵本の中の主人公達を実体化させ、自身が求めるキラキラを集めようと目論むが、
純粋な存在であるおとぎ話の主人公達が闇の力の影響を予想よりも大きく受けてしまったのが原因で、本来のキャラクター像とは比べ物にならない程の粗末な人格に変貌してしまい、そんな光景に失望、怒りを見せ、ネロ男爵に任せて撤退した。

第27駅でシャドーラインの弱体振りを憂えてキャッスルターミナルに来賓したシャドータウンの統括責任者である「モルク侯爵」に突然、攻撃を受けるも軽く退けた(モルク侯爵は彼の力を試すためにわざと斬り掛かった)。
キラキラを求めるゼットを「火に吸い寄せられる虫」と評しそれを弱さであると見做したモルク侯爵の提案で、公爵直属の部下である管理人ビショップが常駐するシャドータウン「差迷井」へ来臨した。

その際ハイパーレッシャーの力でハイパートッキュウ1号に変身した一号の放つ光に目が眩みそのキラキラを渇望してハイパートッキュウ1号との激戦を行ったが圧倒される。それでも尚一号のキラキラを求めて歩み寄るが、モルク侯爵の命で盾となったビショップが爆散した為に彼女と共に撤退した。

第28駅では自らシャドーラインの指揮を執る事を宣言したモルク侯爵にうんざりしていた。
そんな中自身の身体にたびたび不調があったが、鏡にグリッタの姿が映る描写が時折見られるようになるなど、謎の現象が起きた。
第29駅ではシュバルツ将軍が生きていた事を知り、幹部たちが驚愕する中うれしそうに微笑む。
その後トッキュウジャーを欺きドリルレッシャーを奪ったシュバルツ将軍とトッキュウジャー、ボルトシャドーとの三つ巴の戦いを観戦し、シュバルツからキラキラを感じ取った。

第31駅ではハイパーレッシャターミナルが出現した事を知る。
ネロ男爵の陽動作戦によりトッキュウジャーの注意を引かせモルク侯爵と共にハイパーレッシャターミナルへ向かうもドリルレッシャーを手に入れ出てくる機会を窺ったシュバルツ将軍の奇襲を受けた上、トッキュウ1号も駆け付けた事で壮絶な三つ巴の戦いになった。
激戦の中シュバルツ将軍に止めを刺されそうになるが、シュバルツが彼の体内のグリッタの幻に動揺した隙を突いて退ける。しかし不調が起こり、已む無くモルク侯爵に連れられ撤退した。

実はグリッタを完全には吸収できておらず(時折にグリッタの姿が映るのはそれが原因)、その事を「馴染まない」と称して次第に苛立ちを募らせ、第35駅ではそれにより闇の力が増大・ハイパーレッシャターミナルを進撃し乗っ取る事に成功した。
だがライトを取り込もうとした際に彼女に邪魔された事で、それが彼女の答えと受け取る。
それでも何故か彼女を消し去る気は無いらしく、何かを考えている模様。
40話では自らを襲いにやってきたシュバルツやザラムを圧倒し、ザラムからアプリチェンジャーを奪ってトッキュウ6号に変身、明になりすまして烈車に乗り込んでしまう。しかし表面にグリッタが度々出るなどして押さえ込まれており、再度自身を襲ったノア夫人とシュバルツの手によりグリッタと分離させられるがノアとシュバルツを切り付け消滅させる。
「キラキラ」を欲しながら手に入れられない身であることにいら立ちを増しており、41話ではさらなる進化を遂げる。 → 『闇の皇帝ゼット・真』である。

44駅で彼の「キラキラ」への執着の原因が昴ヶ浜を闇に飲んだときのライトとの接触であること、ゼットがライトに闇の力をこの接触で結果的に付与していたことが判明した。

45話ではキャッスルターミナルの奥にて、城を深い闇の中へ沈めたグリッタの元へ向かい、彼女から「いつまでも『キラキラ』を手に入れることができない陛下は気の毒」、「キラキラは自分で自分の中に灯すものであり、誰かから奪っても意味は無い」と諭されるも、グリッタを城から排除する。(この時点でグリッタを消した様に描写されているが、実際彼女は生きており、城から放逐しただけと思われる)

その後、所詮キラキラとは相容れないと考えたゼットは地上を闇で覆い尽くそうと考え、キャッスルターミナルを再浮上。
闇の力を使い、一人で戦うライトに対し、ライトが投げつけた剣を臆せず、その剣を投げ返して、ダメージを与えた。
二度目のキャッスルターミナル前にて闇の力を纏ったライトを赤子をひねる様に圧倒し、変身解除に追い込むと、キャッスルターミナルを闇の巨獣へ変化させ、巨獣から出る膨大な闇で周辺一帯を覆い尽くし、闇の中にライトを放置して巨獣となった城へ戻って行った。
しかし、闇の力を使い、一人で戦うライトを見て、「キラキラを失くした」と評し、その際に「失望した」とも言えるような不愉快そうな表情を見せたり、ライトを始末させずに放置して去る際、「つまらない」と言うなど何処か寂しげに見せた。

そして、烈車へ伸びる灯籠の光を目撃して、あれこそが闇の中で自分が見たキラキラと確信。
合流したトッキュウジャー達のイマジネーションにより再起動した烈車により、膨大な闇を突破され、ハイパーレッシャー以外の烈車が集合、連結しての突撃で闇の巨獣を破壊され、飛び込んできた烈車によって巨獣を撃破され、モルク侯爵に外へ脱出させられる。
闇の力を拒否しイマジネーションを取り戻したライトを前にして、「潰し甲斐がない」と言いながら何処か嬉しそうな顔を見せた。

分身とも言える巨獣を失ったせいで、闇の力の弱体化に陥るも、それを感じさせ無い程、ライトと互角以上に戦うも、イマジネーションを取り戻したライトの猛攻を受け、ダメージを食らい、6人の力を合わせたレンケツバズーカによるユウドウレインボーラッシュの一撃を受け、人間態に戻る程の重傷を負ってしまう。

そこへトッキュウジャーの攻撃を受けてダメージを負いながらも、彼の身を案じるモルクとネロが駆けつけて支えられ、失った闇の代わりに自分たちの闇を捧げようとする二人に対し、その忠誠と献身をキラキラと捉え拒否するも、最後までゼットの身を案じ、思いやる二人の意志を尊重し、ネロから偉大なる闇で再び会える事を約束し、自身に忠誠を尽くしてくれた二人に別れを告げ、吸収した。
二人の闇の力を吸収して怪人態へ再変身したばかりではなく、衝撃波でライト以外のメンバーを変身解除に追い込み、圧倒的な力でライトを追い詰めるなど、その力は一層高まった。

しかし、レンケツバズーカによるユウドウレインボーラッシュのダメージが残っていたか、息遣いが荒かったが、ライトだけを潰そうとする強い執念を支えにトッキュウ1号を仕留めようとする。
6人のイマジネーションを受けて変身した虹のトッキュウ1号の猛攻を受け、愛剣である『皇帝系キラーソード』を折られてしまう。
しかし、トッキュウ1号レインボーの猛攻を受けながらも、強い執念でトッキュウ1号を仕留めようとと歩むよるが、最期は至近距離からのハイパー5連結クラッシュを受けて敗北、初期の人間態へ戻った。
尚も立ち上がろうとしたが、そこへ明と同じく空に輝く虹に「キラキラ」を見出しながらついに力尽きて闇となって散るが、まるで意思が持つようにライトに襲い掛かるが、グリッタが搭乗するシュバルツ専用クライナーにて回収され、車内にて人間体を再構成した上で、グリッタから「陛下、『闇』は『闇』へ帰りましょう。陛下が欲しかった『キラキラ』は『闇』あってこそ……」と諭され、自分たちがいるべき場所である元の深い闇へと帰っていった。

通常、シャドーラインの幹部は死ぬと消滅するが、ゼットの場合は肉体を失うも大量の闇が発生する上、意思を持つように動き回ったり、クライナーに回収された際、人間態へ復元するなど、闇が存在する限り不死身である事が窺える。



かつてはシャドーラインに君臨し、どんなに有能な部下でも、不要と判断した瞬間に容易く切り捨ててしまう非情な支配者であったゼットであったが、昴ヶ浜を闇で飲み込んだ際に秘密基地で星を眺めていたライトたちとも接触していた。彼らも闇の中へ取り込もうとするも、仲間を守る正義感から咄嗟に抵抗するライトと干渉し合い、その強いイマジネーションに惹かれ、「キラキラ」に執心するようになり、その影響で性格も変わり、現在に至った(その影響はシャドーラインにも及んだ)。
本人は深淵の闇の中にいた為、記憶は曖昧であったが、モルク侯爵によりキラキラの執着の原因がライトである事が知らされた。

当初はシャドーラインの拡大よりも「キラキラ」に執着し、トッキュウジャー、特にライトの前に度々現れては挑発をするなど、からかってきた。
その後、眼がキラキラしていたグリッタを気に入り、第22駅にて結婚式を挙げるが、ノア夫人の策略でグリッタに飲み込まれてしまうが、実は初めから彼女のキラキラを手に入れるためにワザと吸収された事で、グリッタをキラキラごと吸収して、怪人態に得るなど力を得たが、完全には吸収できておらず、鏡にグリッタの姿が映る描写が時折見られ、このことを「馴染まない」と称して次第に苛立ちを募らせ、第35駅でライトを取り込もうとした際に彼女に邪魔されたことを彼女の答えと受け取り、グリッタを消し去ることを考慮し始めるが、何故か彼女を消し去る事も手放す事もせず、第39駅のヤミベリの時(クリスマス)には、ノア夫人が闇を集めるのを怠ったこともあって闇の力が弱まり、一時、グリッタが表に出てくるほどにまで弱体化した。
その際、グリッタからヤミベリが来た時、こういう事態になる事はゼット本人も重々に承知していたはずだったと問われるが、回答を惚けていた。

しかし、トッキュウジャー・シャドーライン・シュバルツたちの三つ巴の乱戦の最中、シュバルツとノア夫人によってグリッタが分離されたことで、今まで自身の闇を抑えていたグリッタが切り離されたことで抱えていた闇の力が増幅し、さらに新たな姿である完全体「ゼット・真」に進化するが、どんなに求めても結局は『キラキラ』に手が届かないことに不満を覚え、駆けつけたネロとモルクに八つ当たりし、斬りつけた。

終盤、ライトが自身の闇の力を身に纏う姿に自分が闇でしかないことを悟り、 もはや『キラキラ』が未来永劫自分のものにならないものだと理解するとそれに対する未練を失い、自棄になって地上の全てを闇で支配しようと決意、キャッスルターミナルを地上に浮上させ、ネロ、モルク、そしてクローズ総動員で本格的な侵攻を開始する。

一度は「キラキラ」への執着を捨てたゼットだったが、闇の力を使い、一人で戦うライトを見て、「キラキラを失くした」と評し、「失望した」とも言えるような不愉快そうな表情を見せたり、ライトを始末させずに放置して去る際、「つまらない」と言うなど何処か寂しげに見せたり、烈車へ伸びる灯籠の光を目撃して、あれこそが闇の中で自分が見たキラキラと確信し、「きらきらぼし」を歌って手を伸ばしたり、トッキュウジャー達のイマジネーションにより闇が消えた際に驚くモルクとは余所に何処か嬉しそうに笑ったり、「そうでなければ潰し甲斐がない」と言いながらイマジネーションを取り戻したライトを見て嬉々とした表情を見せるなど、最後までキラキラへの思いが捨てきれない事が窺える。

その姿にグリッタからいつまでも『キラキラ』を手に入れることができない彼を気の毒と思えるほど哀れていた。

最後までグリッタを消さなかったのは不明だが、キラキラへの強い想いとグリッタの純粋さに心を動かされていたと思われる。
また、一度は裏切ったノア夫人を内心虎視眈々と自身を狙っていると知りながらも見逃したり、シュバルツとグリッタが自身の知らない所でやっていた事を知りながらも、あえて放置するなど、懐が深い一面やトッキュウジャーとの戦いで重傷を負った際、身を案じるモルクとネロが失った闇の代わりに自分たちの闇を捧げようとする二人に対し、その忠誠と献身をキラキラと捉え拒否したり、最後までゼットの身を案じ、思いやる二人の意志を尊重し、自身に忠誠を尽くしてくれた二人に悲しげに別れを告げるなど、部下思いな一面を見せた。

キラキラを求めるゼットの姿は何処か子供のような純粋さを感じ、目に映るあらゆるものに興味を抱くさまは「好奇心の塊」であるライトと通ずるものがあり、一時は意気投合しかけるなど、シャドーラインの皇帝でありながらも何処か人間臭く、憎めない人物であった。

『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』では二大戦隊と創造主デビウスの最終決戦にてネロ、ノア、モルクを引き連れなんと戦隊側の援軍として登場(当初は協力していたが、裏切りにあったために意趣返し)。トッキュウジャー、キョウリュウジャーとの一斉同時攻撃によりデビウスを撃破した。
まだ敵対関係にある組織のボスが戦隊側につくという展開はゲキレンジャーVSボウケンジャーでの理央メレぐらいであり(しかもこの二人は後に和解しスーパー戦隊の一員と認識されている)、非常に珍しいといえる。

派生作品

後に『動物戦隊ジュウオウジャー』の第29話にてバングレイマーベラスから読み取った記憶から闇の皇帝ゼット・真の形態で実体化した、歴代戦隊の悪の幹部の一人として登場した。

また『超スーパーヒーロー大戦』においても、シン・ジニス黒十字王といった、歴代の悪の大幹部たちと共に罪なき地球人たちを脅かすようだ。節操ないなー。
最期は仮面ライダースナイプハンターシューティングゲーマー レベル5(フルドラゴン)の必殺技を受け爆死した。

余談

大抵封印状態や存在が示唆されてた首領格の登場は中盤や終盤になることが多い中、彼はかなり早い段階での登場となった。
更に他のシリーズで「皇帝」の肩書きを持つ悪役は中年以上の風格のある人物が殆どで、彼のような若者風の雰囲気は珍しい。

また、れっきとした悪の組織の首領が正義側の変身アイテムを使用して正規の姿に変身したのは長期に渡る戦隊シリーズの中でもゼットが初めてであり他に類を見ない。

またゼットを演じる大口氏はかつて『MOVIE大戦CORE』にて仮面ライダーオーズの敵となるノブナガを演じており、メイン脚本家が同じということもあってか主人公との平和的な出会い、追加戦士に変身したことがあるなどいくつかの共通点が見られる。

関連タグ

烈車戦隊トッキュウジャー シャドーライン

エンターエスケイプバスコ・タ・ジョロキア メディック(仮面ライダードライブ)・・・・最初の頃は人間体だけだったが、後に怪人体が登場した幹部。

妖幻密使バンキュリアロンフェニックス・・・・何度倒しても復活する不死身を有する幹部怪人。

ジョージ・クライ:4年後に放送した1時間違いの世界における敵組織のボス。
主人との平和的な出会い、そして敵対してからも主人公に対して興味を抱くなど、共通点がある。
また、組織における離反が、追加戦士に変身したという共通点もある。

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