「貴様ら全員抹殺し、改めて全スーパー戦隊を我が僕にしてやる!」
CV:神谷明(199ヒーロー大決戦)、堀秀行(スーパーヒーロー大戦)、稲田徹(スーパーヒーロー大戦Z)
概要
ゴレンジャーの敵である黒十字軍の首領・黒十字総統が生まれ変わった姿。
過去にスーパー戦隊に倒された者たちの怨念をその身に受けたことで地獄から蘇った。
目的は、「すべてのスーパー戦隊とスーパー戦隊たちを信じる愚か者たちに復讐するため」で、そのためにザンギャックと結託した。
ゴセイナイトのレンジャーキーを巡って争うゴーカイジャーとゴセイジャーの前にギガントホースから出現し、レンジャーキーの入った箱を奪い取ると、地底冥府インフェルシアから冥府神ダゴン、蛮機族ガイアークから総裏大臣ヨゴシマクリタイン、悪しき魂から救星主のブラジラを復活させて自らの配下とすると、2大戦隊をそれぞれバラバラの異空間に飛ばす。
その後、それぞれ幹部たちを倒してゴーカイジャーとゴセイジャーが現実世界に帰ってくると、特殊な銃の中にレンジャーキーを装填し、ゴレンジャーからシンケンジャーまでの33戦隊を実体化させて2大戦隊と戦わせる。
実体化した戦士たちを封印し、2大戦隊が消耗したのを見ると掟破りの自力で巨大化して圧倒するも、レンジャーキーの力によって過去のスーパー戦隊たちが実体化を果たし、その力によって誕生した新武器・スーパー戦隊バズーカの砲撃で爆死した。
だが、その直後に地底からその正体を現すのだった。
黒十字城
原典のゴレンジャーの黒十字城は空を飛んでいたが、今作では蜘蛛のような多脚で地上を歩行するタイプで、ゴーカイオーやゴセイグレートの10倍以上の大きさを誇る。
圧倒的な火力で地上を蹂躙し、特攻をかけたゴセイグランドをぶっ飛ばし、ゴーカイオー・ゴセイグレートをあっという間に倒してしまい地球人を絶望させた。
しかし最後まで諦めなかった子供たちや天知望・3人のレジェンド戦隊に励まされたサラリーマンを筆頭に住民たちが2大戦隊を応援し始めると、歴代の巨大メカ・巨大ロボが実体化するという地球最大の奇跡が起こる。
倒された3幹部を復活させ、新たに3幹部が蘇らせたブラジラの仮姿達(彗星のブレドラン・チュパカブラの武レドラン・サイボーグのブレドRUN・血祭りのブレドラン)と掃除大臣キレイズキー・危官房長官チラカソーネ・冥府神イフリート・冥府神サイクロプスと共に向かわせるが、巨大ロボの必殺技によって全滅。
自身もダメージを追い、最後はゴレンジャーの大いなる力によって誕生したゴレンゴーカイオーの「ゴーカイハリケーン・カシオペア」を受け真っ二つに切り裂かれ、「積年の恨みによって生まれたこの私が…!?何故だぁぁぁ!」と叫びながら滅び、最期を迎えた。
派生作品
『スーパーヒーロー大戦』では大ザンギャックの大幹部として登場。
『超スーパーヒーロー大戦』でもジニスやら闇の皇帝ゼットやらと共に悪の軍団のリーダーに選ばれ、大活躍する。
ゲーム世界から出現したショッカーにおいては事実上のNo.2を務め、現実世界に侵攻したものの、最後は仮面ライダーブレイブギャラクシアンクエストゲーマーの砲撃を受けて爆発四散した。
本作の登場後に同年の戦隊シリーズである『宇宙戦隊キュウレンジャー』に登場する敵の1人、サザンキングにリペントされた。
『烈車戦隊トッキュウジャー』のヒーローショーでは、闇を支配する力を手に入れ(闇の皇帝ゼット曰く「自分を超える闇」)、「宇宙の闇皇帝」を名乗りシャドー怪人などを強制的にその配下に置いていたが、ネロ男爵とノア夫人とトッキュウジャーが共闘したことで倒されてしまう。