概要
かつて秘密戦隊ゴレンジャーによって倒された黒十字総統が怨念となって黒十字王として復活。その黒十字王が新たに率いた組織。
かつての黒十字軍と同名であるが、構成員は黒十字王を除いて、かつての黒十字軍とは無関係の者で構成されている。
かつての黒十字軍の目的が世界征服だったのに対し、その目的は秘密戦隊ゴレンジャーおよびその流れを汲むスーパー戦隊への復讐となっている。
構成員
以下のメンバーは映画『199ヒーロー大決戦』にて加わっている。
黒十字総統の怨念が復活した個体。
地底冥府インフェルシア
『魔法戦隊マジレンジャー』に登場した敵組織。
黒十字軍の幹部として復活。黒十字のマークがついたベルトを巻いている。
海辺を模して造られた特殊空間にアイムとハカセ、エリとハイドを閉じこめる。
状況を理解できていない4人を海に突き落とし、再び立ち向かってきた時も圧倒するが、無数のゾビル達を天装術カモミラージュで4人に化けさせた事で不意を突かれ倒された。
蛮機族ガイアーク
『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場した敵組織。
幹部として復活。黒十字のマークがついたベルトを巻いている。
江戸時代を模して造られた空間にジョーとルカ、アグリとモネを閉じこめる。
四人の息が合わず、その戦闘力もあって追い詰めていたが、ファンを装ったルカとモネの作戦で武器を手放してしまい協力技で倒される。
残念ながら本編の汚名返上とはならなかった。
ブレドラン
『天装戦隊ゴセイジャー』に登場した敵。
幹部として復活。黒十字のマークがついたベルトを巻いている。
現実の会社の時間を止めて自らのフィールドとし、マーベラスとアラタを閉じこめる。
透明化したビービ虫に二人を監視させることでどこまでも追尾する光弾を放っていたが、からくりを見抜かれ二人のレッドの協力技で倒される。
『ゴセイジャー』内でもしつこいほどに復活していたため予想通りの復活ではあったが、組織を裏切っていたそれまでと違い、今回は裏切りを見せなかった。
余談
宇宙帝国ザンギャックの第一部隊が34のスーパー戦隊の力を使い果たせていたためもあるが、劇中、ゴセイジャーとゴーカイジャー以外のスーパー戦隊の力を(宿敵ゴレンジャー含めて)手中に治め、さらに各作品の敵組織の幹部(作品によってはラスボス)を配下にし、ザンギャックとも協力関係にあった状況は、『海賊戦隊ゴーカイジャー』作中でもかなりのピンチだったと言える。
バスコもゴーカイジャー含むレンジャーキーを手中に治めたこともあり、変身不能という状況ではバスコとの対決の方が不利ではあったが、こちらは、ザンギャックとの関係が悪化した後であり、配下も乏しい状況となっていた。
また、蛮機族ガイアークも囮を用意し、ゴーカイジャーを別ワールド(別次元)に閉じ込めていたが、ザンギャックの存在を忘れていたために対立にまで発展し、チャンスを逃している。
黒十字軍がザンギャックと組めたのは、復讐が全てで利害が一致していたからもあるが、ゴーカイジャー(とゴセイジャー)と戦う前に、ザンギャックと協力関係を築き上げるなど、手順的にも戦力的にもかなり勝利に近かったと言えなくもない。