概要
地底の奥深くに眠る怪物達が棲む帝国。簡単に言えば地獄のバケモノ。マジトピアの天空聖者達との戦いで地底の奥深くに封印されたが、徐々に力を蓄え、地上への侵攻を開始した。
マジレンジャーに絶対神ン・マが討伐されるまでは、力こそがすべての帝国であり、強い者にはそれなりの地位を、弱い者には奴隷か死をという完全な弱肉強食社会だった。
特徴として大量殺戮や破壊が多く、前作の犯罪者達のケースと同様、本作の近年の作品では避けられていた一般人の犠牲が比較的多い。
幾重の層に分かれ、下にいる者ほど地位が高い。
基地となるのが、冥府十神の住む神々の谷を模した謁見の間である。謁見の間にはブランケンやメーミィの座る玉座やン・マが封印された大穴があり、この大穴から幹部らは指令を与えられる。
この謁見の間には予言の書が埋められており、マジレンジャーの序盤から中盤までの出来事が予言として記されており、ひとりでに飛び出してバンキュリアを神々の谷へと導いた(実は冥府神の末路も記載されている)。
また、地底冥府には『真実の影淀みし沼』という場所があり、ここに知りたい情報を入力する事でその情報が映し出される。
スーパー戦隊シリーズに登場する敵としては戦隊と和解し、かつ共存する道を歩んだ最初の組織である
(ただし、初めて戦隊達と和解した組織は激走戦隊カーレンジャーの宇宙暴走族ボーゾックであり、こちらは黒幕を倒した後に解散を選んでいる。また、複数の幹部が出奔して戦隊と共闘するケースとしては大星団ゴズマ、最終ボスが戦隊に討伐されたのち国家が平和を取り戻したケースには地底帝国チューブの前例がある)。
構成員
首領
幹部
凱力大将ブランケン(声:江川央生) |
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インフェルシアの初代最高幹部。元ハイゾビルで、手柄を上げて現在の地位にいる。ウルザードとは犬猿の仲。第18話で殉職。 |
魔導神官メーミィ(声:高戸靖広) |
ブランケンに代わって登場した2代目の最高幹部。元・天空聖者ライジェルだったが、インフェルシアに寝返る。第19話から登場し、第34話で殉職。 |
魔導騎士ウルザード(声:磯部勉) |
インフェルシアに属する闇の魔法使い。その正体は小津5兄弟の父・小津勇で、ン・マに操られていたが、終盤でその呪縛から解放される。 |
妖幻密使バンキュリア(声:渡辺美佐) |
) |
ヴァンパイアの女スパイ。少女2人(ナイとメア)に分裂することができる。ブランケンやメーミィが倒された後、冥府十神に仕える。最後は改心する。 |
冥府十神
インフェルシアの伝説に伝わる、災厄をもたらす十柱の神。メーミィ体制崩壊後の第35話から姿を現す。
いずれも冥獣帝ン・マを超える存在だが、そのン・マを絶対神として転生させようと目論む。
二極神
冥府十神の最高位として君臨する2柱の神だが、三賢神のダゴンの指示には従う。
冥府神スレイプニル(声:梅津秀行) |
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冥府十神の最高位・二極神の1柱。「インフェルシアの牙」と称される高い攻撃力を持つ。第8の神罰執行神に選ばれるが、第48話で殉職。 |
冥府神ドレイク(声:矢尾一樹) |
冥府十神の最高位・二極神の1柱。「インフェルシアの盾」と称される高い防御力を持つ。第4の神罰執行神に選ばれるが、第42話で殉職。 |
三賢神
冥府十神の管理や知恵を担当する3柱の神。
冥府神ダゴン(声:大塚明夫) |
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冥府十神を管理する三賢神の1柱で、冥府十神の実質的なリーダー。闇の戒律を絶対とする。最終話でスフィンクスの裏切りにより殉職。 |
冥府神スフィンクス(声:寺瀬今日子) |
冥府十神を管理する三賢神の1柱。人間に興味を持つ。第7の神罰執行神に選ばれるが、結果的に改心する。 |
冥府神ゴーゴン(声:田中敦子) |
冥府十神を管理する三賢神の1柱。ドレイクとは恋仲。第3の神罰執行神に選ばれるが、第40話で殉職。 |
五武神
冥府十神の戦闘に特化した5柱の神。
冥府神ワイバーン(声:佐々木望) |
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冥府十神に属する五武神の1柱。策士で、冥府十神のまとめ役として振る舞う。ダゴン同様、闇の戒律を絶対視する。第46話で殉職。 |
冥府神ティターン(声:小形満) |
冥府十神に属する五武神の1柱。穏健派。第6の神罰執行神に選ばれ、最終的には改心するが、第46話でン・マの依り代にされる。 |
冥府神トード(声:平野正人) |
冥府十神に属する五武神の1柱で、「一番の食いしん坊」と呼ばれている。「茨の園」を支配する。第5の神罰執行神に選ばれるが、第44話で殉職。 |
冥府神サイクロプス(声:置鮎龍太郎) |
冥府十神に属する五武神の1柱で、「一番の射撃の名手」と呼ばれている。狙撃の名手。第2の神罰執行神に選ばれるが、第38話で殉職。 |
冥府神イフリート(声:稲田徹) |
冥府十神に属する五武神の1柱で、「身も心も一番熱い神様」と呼ばれている。炎を操る。第1の神罰執行神に選ばれるが、第36話で任務失敗によりダゴンによって粛清される。 |
怪人・怪物
冥獣 |
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生物兵器として駆り出されるインフェルシアに巣食う怪物。人語は一切喋らず、本能のみに従う。このうち、オーガ・グール・スケルトンは「蠱毒房三冥獣」と呼ばれている。 |
冥獣人 |
中盤から登場した怪人。冥獣の上位種といえる個体で、知能が付いた分冥獣より強い。このうち、シチジューロー・ネリエス・ブルラテス・ズィーは『冥獣人四底王』と呼ばれている。 |
戦闘員
冥府伍長ハイゾビル |
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ゾビルより格上で、彼らを取りまとめる連隊長のような役割を持つ。冥獣を操る指揮権限を有する個体もいる。 |
冥府兵ゾビル |
インフェルシアの一般兵。働き次第で昇格もできるのが特徴。敵前逃亡は死刑で、弱い奴は使い捨て。 |
関連イラスト
関連タグ
スーパー戦隊の敵陣営 |
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有尾人一族ジャシンカ帝国、地底帝国チューブ、シャドーライン、バグナラク:同じく地底に本拠を構える敵組織。
チューブとバグナラクは最終的に和解した国家であると言う共通点もある。
バンドーラ一味:ドーラモンスターが同じく西洋の怪物をモチーフにしている。
イリエス魔人族:構成員が同じく空想上の怪物をモチーフの軍団。
外道衆、デスガリアン、異世界犯罪者集団ギャングラー:平成後期以降のシリーズ作品の中でも比較的一般人への殺傷描写が多い敵組織。
ヨドンヘイム:似通った経緯で最終的に戦隊側と講和を結んだ敵組織。