妖幻密使バンキュリア「お前の拳でドカンとやっちゃいな!」
CV:無し
データ
身長:219cm
体重:116㎏
得意能力:怒濤の鞭拳、必殺の岩拳
ニックネーム:巨腕のグール
+α情報:過去に倒した戦士の兜を奪い取り、ボクシンググローブのように拳に装着している
概要
俊敏な動きと拳闘技に長けた冥獣で、蟲毒房三冥獣の1体。全身を鋭い骨で覆われたハイエナの獣人と言うべき姿を持ち、両腕にも骨の意匠のパンチグローブを身に着けている。
俊敏な動きで地上界のボクシングにも似た技を得意としており、伸縮する両腕は鞭の様に自在に動き、相手の懐への侵入を決して許さない。そしてに巨岩のように巨大化した拳で相手に止めを刺す戦法を得意としている。
活躍
前回のオーガ同様、冥府門の鍵を見つける為に地上界へ送り込まれ、街中で人々に襲い掛かろうとした所にマジレンジャーが駆け付けた為に交戦。
怒濤の鞭拳で5人を吹き飛ばすと、対するマジレンジャー側は高校時代にボクシングの全国大会まで上り詰めた経験を持つイエローが単独で向かって来る。再び1度怒涛の鞭拳で応戦するグールだったが、回避したイエローに弱点の腹部を打ち込まれてしまう。其処へナイとメアがイエローを攻撃して怯ませた隙に必殺の岩拳を繰り出すも、イエローとの痛み分けと言う結果に終わってその場は撤退する。
謁見の間に帰還後、凱力大将ブランケンから冥獣オーガの遺した無双棍棒で猛特訓を受ける。
オーガの無念の思いが込められた無双金棒を腹部に1000回打ち込まれ、その無念の思いによって唯一の弱点だった腹部は鋼鉄の様に強化されて再び地上界に赴く。
そして某所でレッドをボクシングで迎え撃ち、怒涛の鞭拳を回避したレッドに腹部を打ち込まれるも克服している為に通用しない。
更に必殺の岩拳でレッドを追い詰めるが、新魔法によってマジパンチを装備したレッドの前には怒涛の鞭拳も通用せず、必殺の岩拳を繰り出すも炎のパンチに拳のグローブを粉砕されてしまい、そのまま止めのファイヤースクリューアッパーでノックアウトされ爆散。
蟲毒房三冥獣はウルザードの魔導陣を用いなくても巨大化が可能な特異体質を有しているはずだが、ファイヤースクリューアッパーのダメージが限界を超えたのか蟲毒房三冥獣の中で唯一巨大化しないままレッド以外の兄姉による10カウントを取られて散って逝った。
海外版に当たる『パワーレンジャー・ミスティックフォース』ではファイヤーハートの卵を封印していた洞窟のガーディアン・ボニーとして登場。トラップである2の扉を開いた者を襲う仕掛けになっており、ピンクレンジャーとグリーンレンジャーと対決するが、ピンクレンジャーのトルネードパワーで空中に浮き上がった後に地面に激突してアッサリ敗北。マジパンチの初使用相手はスカリントン(スケルトン)となっている。
余談
原典のグールはイスラム教成立以前よりアラブの伝承に登場する怪物で、女性の個体はグーラと呼ばれる。砂漠に棲み、墓を漁って人間の死体を食べる為に日本では食屍鬼と訳される事が多い。その能力は体色及び姿を自在に変えると言う物で、主にハイエナを装うとされる為、これがハイエナモチーフに繋がったと考えられる。
ハイエナをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『大戦隊ゴーグルファイブ』のハイエナモズー/ハイエナコング以来の登場となる。
関連タグ
バラボクサー:『超力戦隊オーレンジャー』に登場するボクサーモチーフの先輩怪人でボクサー経験者と等身大戦中対象を負傷させ自身は上官から強化改造され経験者はレッドからボクシング特訓を受け勝利を得る共通点を持つ(ただし、グールは防御力強化に対してバラボクサーは攻撃力強化)
冥界魔闘士グール:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場する同名の戦隊怪人。3人組の怪人の1人と言う点と、ヒーロー側が兄弟戦隊と言う点が共通している。
災厄忍者カンガルーレット:『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する動物モチーフ&ボクシング繋がりの戦隊怪人。但し、こちらはカンガルー。
グール(ファントム):『仮面ライダーウィザード』に登場するグール繋がりの戦闘員。