「来たか、ハリケンジャーにゴウライジャー!ここが貴様達の墓場になるのだルー!」
データ
分類:クグツ忍者
概要
巻之二十「パンチと好敵手(ライバル)」に登場する暗黒七本槍の五の槍・サーガインが前話にて戦死したチュウズーボの弔い合戦の為に作り上げたクグツ忍者。
銀色のボディに赤いパンチグローブを着けたカンガルーの姿を持ち、胸部にはルーレットが付いている。口癖は「~ルー」。
得意技は「宇宙忍法・厄災パンチ」。腹部に装備されたルーレットを回して、止まったマークの災いに因んだパンチを繰り出す技である。
ルーレット盤には「地震」「雷」「火事」「親父」「洪水」「爆弾」の6つのマークが入っているが、宇宙忍者ファイルでも言われている通り相手の立場で見ればどれもハズレしかなく、破壊と殺戮を楽しむ本人の性格と相まって極悪な能力となっている。
繰り出される厄災パンチの効果は以下の通り。
災厄 | 効果 |
---|---|
地震 | 拳で地面を殴り、人間が立つこともままならないほどの地震を起こす。 |
雷 | 拳から強力な雷撃を放つ。 |
火事 | 街が火の海になるほどの火災を引き起こす。 |
親父 | 「最近の若者はなっとらん!」と一喝した後に正座させ、頭に☆が浮かぶほどのゲンコツを食らわせる。 |
洪水 | 拳から水流を放ち、周囲を水浸しにする。 |
爆弾 | 単なる爆発に過ぎないが威力は侮れない。 |
戦闘ではこうしたパンチ攻撃に加え、強力な尻尾攻撃も繰り出してくる。
活躍
街へ繰り出すと同時にルーレットを回し、人々にそれを止めさせることを強要。そうして大災害を引き起こし、地球を腐らせようとする。
ハリケンレッドとカブトライジャーがアルバイトを中断して駆けつけたことで交戦。攻撃を受けるたびに自身でルーレットを回しては止め、数々の災厄で攻撃するが、カブトライジャーには稲妻が通用せず、迅雷流剣技・雷撃斬に怯んでその場は撤退した。
寄生要塞センティピードへと帰還後、サーガインに両腕を強化改造され、そのパンチ力は以前の数十倍にまでパワーアップした。
その後、ウェンディーヌら3人も参戦したため、ハリケンジャーとゴウライジャーを圧倒するが、レッドの超忍法・雷撃斬に怯む。
エレガントバリアを張ってアシストするフラビージョだったが、クエイクガジェットとダブルガジェットを合体させた必殺武器「五重連ビクトリーガジェット」を撃ち込まれて爆死。直後にコピージャイアントによって再生巨大化する。
巨大戦では旋風神と轟雷神のソードスラッシャーを受け止めるほどのパワーを発揮し、拳からの「火事」のパンチで2体を攻撃するも、最後は轟雷旋風神の必殺奥義・ローリングサンダーハリケーンを喰らって爆散した。
余談
モチーフはカンガルーとルーレットで、名前の由来も同様である。
カンガルーモチーフの戦隊怪人は2024年現在この一体だけである。
デザインを担当したさとうけいいち氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「『腹部が開くとカンガルーの子供が入っていて、銃を撃つ』というギミックを考えた」とコメントしていた。劇中描写を見る限りでは、どうやら没になったようだが……。
声を演じる坂東氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、および特撮初参加となった。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ)
バラボクサー:『超力戦隊オーレンジャー』の怪人で、こちらもパンチ技が得意。
エンジンバンキ:『炎神戦隊ゴーオンジャー』の怪人で、同じく幹部の弔い合戦の為に生み出された。
ダーツグルマー:『爆上戦隊ブンブンジャー』の怪人で、人にゲーム(ダーツ)を強要しているところが同じ。
パキガルー&チビガルー:こちらは、戦隊の味方サイドのカンガルーモチーフキャラクター。こちらも、2024年現在で1体しかいない。