「この星を、我が忍法でカラカラのスッカラカンにするゲロゲーロ!」
スーツアクター:三村幸司
データ
分類:クグツ忍者
属性:レイン星雲南端に位置する惑星フロッグ星の湿原地帯出身
好物:ケロケロオートミール
概要
ガマガエルを思わせる姿を持ち、両肩には泳ぐ蛙の後ろ足のようなパーツが付いている。
フロッグ星で開発されたクグツで、中に装備されたバキューマーも同じくフロッグ星のゲーロン社製らしい。蛙らしく口癖は「ゲロゲーロ」。
口から無数の子ジャクシを放ち水を吸収する「宇宙忍法・水喰い」が得意技。
戦闘ではさらに、先端にイボの付いた鎖分銅を口から発射して相手の身体を縛り上げ、空中で猛回転させた後に一気に地上に叩き付ける「宇宙忍法・ガマ砕き」という技を繰り出し、相手の体に子ジャクシボムを付着させて動きを封じる戦法も使う。
また、散々痛め付けられて立ち上がれなくなったハリケンジャー達にトドメと言わんばかりにカエル飛びで接近し、何度も身体を踏み潰す攻撃も強力であった。真っ先に狙われたハリケンイエローは自分を踏み潰しにカエル飛びで近づいて来るガマジャクシを目で追いながら「う、うわっ…うわぁっ…」とこれから受ける苦痛に恐怖する場面も見られた。しかし、ハリケンイエローは恐怖を感じながらも痛め付けられた身体は反応出来なかったのか、大股を広げたまま何の抵抗も出来ず、ガマジャクシの巨大な足で腹を勢い良く踏み潰された。覚悟していてもそのダメージは大きかったのか、踏み潰されたハリケンイエローは絶叫を上げながら、勢いよく身体をくの字に折り曲げて苦しんでいた。また、ガマジャクシは最後のハリケンレッドは何度も踏み潰し、執拗に責め立てた。
活躍
上記の宇宙忍法である水喰いによって湖や河、ダムとあらゆる水源の水を吸い尽くし、地球上から全ての水を失くしてしまおうと画策。
それを阻止せんと駆け付けたハリケンジャーとの戦闘では持ち前の戦闘力で3人を圧倒するが、突如乱入して来たゴウライジャーのダブルガジェットを喰らって倒されてしまう。
直後にコピージャイアントによって再生巨大化すると、巨大戦では旋風神を子ジャクシボムの爆発で苦戦させるが、おぼろ博士の発案でゴートクラッシャーとトータスハンマーを合体させた必殺武器「ゴートハンマー」で子ジャクシボムを全て弾き返された末、フィニッシュトリック・ゴートハンマーハリケン彗星を喰らい爆散。吸収された水も元に戻った。
ゴウライジャーが彼を倒したのは、ハリケンジャーに加勢したからではなく、地球上から水が失くなっても地球は腐らず、それどころか“アレ”も生まれない(”アレ”の発生には豊富な水を要する)ことを知っていたからだった。
余談
属性は先に現れた機械生命体の二人同様出身地表記となっているが、装備したバキュームの製造元であるゲーロン社がフロッグ星の湿原地帯にオフィスを構えている、もしくはフロッグ星の湿原地帯にサーガインの研究所が存在しているかのいずれかと思われる。
モチーフは一応ガマガエルだが、もっと言えば『仮面ライダーV3』のガマボイラーである模様。デザインを担当したさとうけいいち氏は、『百化繚乱[下之巻]』にて「ガマボイラーを連想してボイラーのようなものを背負わせた」とコメントしている。
TV本編にて声を演じる青空氏は「ゲロゲーロ」のギャグで有名な漫才師であり、スーパー戦隊シリーズ出演は今作が初だが、特撮自体への出演は『兄弟拳バイクロッサー』以来実に17年ぶりとなった。なお、声の出演としては他にも『新・ど根性ガエル』のゴリライモ役をしていた経歴がある(それが今度はカエルの怪人の声を当てることになったというからなんとも…)。また、ゲーム版の担当声優である長嶝高士氏はTV本編にて風船忍者ゴムビ・ローンの声を担当しており、翌年の『爆竜戦隊アバレンジャー』では爆竜ティラノサウルスの声でレギュラー出演している。更に4年後の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では同じくガマガエルモチーフの臨獣トード拳マガの声でゲスト出演している。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ)
河童のギエム郎:『天装戦隊ゴセイジャー』に登場する、同じく地球上の水を吸い尽くそうとした戦隊怪人の後輩。
オズチュウ星人イーアル スプレーバンキ ダウジングバンキ ナゾカケ邪面:演者が芸人で、持ちネタを盛り込まれた怪人繋がり。