「愛しのウェンディーヌ様~!」
データ
分類:クグツ忍者
属性:マッシュロム星の洗脳胞子菌をボディに混入させている
好物:満点印のおが屑バーガー
概要
巻之三十四「キノコと100点」に登場する他の暗黒七本槍に責められたウェンディーヌが自ら出陣すべく、サーガインを恐喝してまで作らせたクグツ忍者。クグツ忍者唯一の「サーガイン配下ではない中忍」である。
シアン色のキノコの怪人という外見をしているが、頭部の笠の左半分がマゼンタになっており、更にその上には学者の帽子を被っている。
また両腕も文房具となっており、右腕には消しゴムと三角定規、左腕には円を描くコンパスが配されているのも特徴で、口癖は「~マシュ」。
繰り出す宇宙忍法は浴びた人間を洗脳する胞子状の光線「宇宙忍法・胞子力ビーム」で、劇中ではウェンディーヌと共に学習塾を開き、そこに通う子供達を洗脳。そうして自らの手勢に仕立て上げ、ハリケンジャー達を倒そうと目論んだ。
戦闘では両腕から光線を発射するが、ジュクキノコ自体の戦闘力はそれ程高くはない。
また、ウェンディーヌに恋愛感情を抱いていたようだが、それも叶わなかった。
活躍
上記の通り、ウェンディーヌと共に名ばかりの学習塾を開講。そして「人類の敵・ハリケンジャーを倒せ!悪魔の使い・ゴウライジャーを倒せ!諸悪の根源・シュリケンジャーを倒せ!」と子供達を洗脳していく。子供達に教材の虫眼鏡からの光線でハリケンジャー達を襲わせるも、6人が抜け身の術で姿を消した為、子供達も目標を見失い動かなくなってしまう。
その隙を突かれてクワガライジャー以外の5人に圧倒され、ソニックガジェットを喰らい上記の台詞と共に敗北。同時に子供達の洗脳も解除された。
その後、コピージャイアントによって再生巨大化すると、巨大戦では轟雷旋風神を両手からの光線で攻撃するも、リボルバー轟雷旋風神の必殺究極奥義・サンダーハリケーンストライクを喰らい敗北。
ウェンディーヌの名を叫びながら爆散していった。
彼の敗北を知ったサーガインは大層憤慨し、次作はAIを搭載せず自らが搭乗する有人機タイプのクグツであった。
余談
結局は「子供達を洗脳する為のウェンディーヌの道具」として生み出されただけの存在で、作戦もウェンディーヌへの恋も報われずに儚く散った哀れな怪人。
クグツ忍者はサーガインが己の手駒として生み出すが、コイツだけは先述の通りウェンディーヌが自身の駒として造らせたため、ED前の『宇宙忍者ファイル』でもウェンディーヌ配下と表記されている。
名前の由来もそのまま塾+キノコ。
声を担当した志賀克也氏は『激走戦隊カーレンジャー』のCCチャッコー以来、本シリーズへの出演は6年ぶりとなる。なお、CCチャッコーも塾に通う子供を狙った作戦を展開しているという共通点があり、さらにこの回ではカーレンジャーにて土門直樹/ブルーレーサーを演じる増島愛浩氏がゲスト出演している。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ)
いま_風のなかで:本作のed。カラオケで歌うとコイツの映像が出てくる。
カマイタチ(カクレンジャー):『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した怪人で、こちらも同じく子供達を洗脳しようとした。ジュクキノコが塾通いの子供なのに対してこちらは小学生。
バラタランチュラ:『超力戦隊オーレンジャー』に登場した、同じく塾に通う子供達を操ろうとした先輩。ただし、こちらは洗脳では無く特殊なコントロール装置による物理的な物。
テンサイキック:次回作に登場する、同じく塾を開講してそこに通う人間を洗脳する繋がりの戦隊怪人。
シルベガミ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する、文房具モチーフの忍者怪人の後輩。こちらも勉強にまつわる作戦を展開した。
ジェラシット:『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する、巨大化担当の女性幹部に惚れている戦隊怪人の後輩。こちらも前線に赴いた女性幹部がある男性(同じく演じているのがカーレンジャー出演者)に惚れて暴走した点が共通。