サーガイン「我がクグツのパワー、思い知るが良い!」
データ
分類:クグツ忍者
属性:ムザンビス星の特殊クリスタル鉱を精錬ジャカンジャクリスタルに改良
好物:木の実のオイルドレッシングがけクリスタルサラダ
概要
巻之三十五「キラリと三味線」に登場する暗黒七本槍の五の槍・サーガインが作り出したクグツ忍者。前回のジュクキノコのロースペックぶりに激怒したサーガインに生み出された為、こちらはAIを搭載しておらず、「サーガインの本体が自ら操縦するタイプ」のクグツである。当然ながら口癖は無い(その点では、カラクリ巨人に近い部分がある)。
外見もまるでクリスタル状の鬣が生えたムササビを思わせる姿をしている。
繰り出す宇宙忍法はばら撒いたジャカンジャクリスタルの中に人間を閉じ込める「宇宙忍法・クリスタル封印」であり、戦闘ではこの技で閉じ込めた人間の生体エネルギーとクリスタルのエネルギーを融合させる事で強力なレーザー光線を作り出して来る。また、俊敏な動きであらゆる方向から攻撃を仕掛け、ムササビやコウモリのように超音波で相手との距離を的確に測った上で攻撃と防御を行う等、サーガインの操縦技術の高さもあって無駄のない戦いを繰り広げる。
活躍
上記の宇宙忍法により、上空からばら撒いたクリスタルの中に人々を閉じ込めて行くサーガインは、そのままレーザー光線で地上を一気に焼き払う事で地球を腐らせようと画策。
ハリケンジャー達6人との戦闘では、ニンジャミセンの扱いで揉めていた6人を圧倒し、ビクトリーガジェットの攻撃すら防ぐ程の防御力を見せた。ムササビというだけあり、滑空攻撃を得意としている。先手を取って攻撃しようと飛び込んで来たハリケンイエローを空中でキャッチし、首を挟むように巨大な爪を食い込ませる。そのままもがき苦しむイエローを連れて空中を飛び回る。飛び込んで来た勢いもあって、イエローの首には深く食い込んでいるのか、空中でどんなにもがいても外れる様子はなかった。そのまま喘ぎ苦しむイエローを弄ぶように飛び回り、最後は鉄柱に叩きつけて放り投げた。
その後特訓によりニンジャミセンの扱いに馴れた6人の合体必殺技「衝撃波六重奏」を喰らって機体を破壊される。操縦していたサーガインもその際の爆発で吹き飛ばされ、クリスタルに閉じ込められた人々も解放されてしまった。
サーガインのリモコン操作で一気に街を破壊しようと動き出すも、結局はリボルバー轟雷旋風神の必殺究極奥義・サンダーハリケーンストライクを喰らい爆散した。
余談
AIを搭載していないために自我は無いはずだが、何故か好物が設定されている(元はAIを搭載する予定で、その際に設定されたものかもしれない)。
サーガインが戦死してから終盤、カラクリ巨人ジャイアントムササビスタルなるムササビスタルを元にしたカラクリ巨人が登場する事となる。
ムササビをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『超新星フラッシュマン』のザ・ジーゲン以来、クリスタルをモチーフにした怪人は『太陽戦隊サンバルカン』のクリスタルモンガー以来の登場となった。
彼が登場した巻之三十五より、スーパー戦隊シリーズ初となるアバンタイトル制が導入された。