データ
全高 | 56.5m |
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重量 | 1950t |
出力 | 800万hp/t |
概要
巻之十『雷神と滅びの谷』で初登場
迅雷流の2機のシノビマシンが、「迅雷合体」(いかずちがったい)することにより完成するカラクリ巨人の一体。本作における2号ロボに相当する。
特徴・性能
黒を基調とした重厚なカラーリング、それにゴウライジャーのモチーフたる甲虫の要素が随所に取り入れられたフォルムが特徴。疾風流の擁するカラクリ巨人・旋風神にはパワーこそ劣るものの、その分装甲の強固さと機動力では凌駕しており、作中でもハリケンジャーと敵対していた頃には無類の強さを発揮し、初出となった巻之十では彼等を一敗地に塗れさせたことさえある。
主要な武装として、ゴウライビートルの副砲を転用した両腰のガトリング砲「ゴウライキャノン」と、胸飾り(ゴウライスタッグの牙)を分離させて振るう「ダブルホーンカッター」が挙げられる。
また、旋風神などと同様に「元素固定装置」を胸部内に備えており、コックピットにセットしたシノビメダルからカラクリボールを実体化させることで、中に収められている武器を使用することも可能となっている。
この元素固定装置、それに駆動機構など基本的な部分は、他の流派のカラクリ巨人とも共通するところがあると作中でも言明されている。そうした点は、後に轟雷旋風神への合体の際にも大いに役立てられている一方、霞兄弟のみでは整備体制も万全とは言い難い部分があったのか、物語後半にて天雷旋風神への合体の影響で各カラクリ巨人が破損した際、特に轟雷神のダメージが深刻であるとおぼろから指摘されたこともある。
究極奥義
- 大回転轟斬り
プラントアックスを駆使しての技で、轟雷神の基本的な必殺技に相当する。
アックスの刃を高速回転させ、敵を袈裟懸けに斬り付ける。
- 突貫香車突き
カブトスピアーを駆使した技。
発光させた状態の切っ先を伸ばして敵を貫き、そのまま上空へ投げ飛ばして爆散せしめる。
この他、究極奥義こそ未発動であるもののソードスラッシャーのレプリカも作中で使用しており、サンダールとの決戦では自身も巻き添えにする形で繰り出した刺突により、刺し違えも同然に相手を撃破せしめてもいる。
謎
轟雷旋風神への合体の際、本機は上半身が左右真っ二つに分離して両腕を構成するのだが、実はこの機構は何を意図して搭載されたのかが全くわかっていない。
本機を構成するシノビマシンは、ゴウライジャー用の装備ともども霞一鬼が独自に造り上げたものである。
その一鬼の目的や、迅雷流の方針を考えれば疾風流のマシンである旋風神との合体機構をあえて組み込む理由はどこにもないため、一体何のためにこんな機構が備わっているのかは不明である。
関連タグ
タクミガミ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとして轟雷神が採用されている。