「風吹き荒れて嵐飛び、雲引き裂いて雷走る!風と雷一つとなりて、天下御免の三日月頭!」
CV:宮田浩徳
概要
轟雷旋風神への合体において、その要を担うカラクリ武者。
疾風流と迅雷流、この2つの流派に伝わるカラクリ理論が共通することに着目した日向おぼろが、その理論の産物としてやはり基本システムを同じくする旋風神・轟雷神を合体・パワーアップさせるべく開発したものである。
カラクリボール「07」に収められている「風雷ヘッド」と、同「08」に収められている「風雷ナックル」の2つのパーツによって構成され、出現の際にはハリケンレッドの持つ「兜」のシノビメダル、それにカブトライジャーに託された「拳」のシノビメダルを同時に使用する必要がある。
独自の意志と人語による意思疎通能力を持ち、2体のカラクリ巨人の合体を促すとともに、合体後もハリケンジャー達にアドバイスを行うこともある。基本的な役割は上記の通りであるが、小柄で機動力も高いことから宇宙忍者を牽制することも可能である。
海賊戦隊ゴーカイジャー
「海賊とニンジャ一つとなりて、天下御免の手裏剣装備!ハリケンゴーカイオー推参!」
CV:宮田浩徳
同作においては、「ハリケンジャーの大いなる力」として、物語後半の準レギュラーという形で登場。ゴーカイジャーの5人が持つ、ハリケンジャーとゴウライジャーのレンジャーキーによって召喚される。
原典の風雷丸とは同一の存在であることが示唆されており、演者も上記の通り共通している一方、喋る際にかかっていたエコーめいたエフェクトがなく、原典と比べてやや高めの声になっているという相違点も見られる。
しかし、それ以上に大きく変化したのがその見た目であり、カラーリングはかつての青から緑へと変化、さらに背面や両腕には手裏剣状のパーツを装備している。このため顔周りや腰部の三日月状の意匠に風雷丸としての名残を留めつつも、原典に登場したカラクリ巨人の一つである天空神を思わせる要素も含んでいるのが、同作における風雷丸の特徴の一つとなっている。
ゴーカイジャーがハリケンジャーの大いなる力を手に入れる以前、サンダールJr.に苦戦していた豪獣神の前に出現した時点で既にこの姿となっているが、どういった経緯で姿が変化したのかまでは作中では一切言及されていない。
作中での役割においても、巨大手裏剣に乗って自在に飛行し、さらには「必殺奥義磔手裏剣」や「超忍法大風呂敷」、「超忍法・無限手裏剣」といった、クナイや手裏剣など様々な忍具を駆使した攻撃を繰り出すなど、原典以上に戦闘にも積極的に参加。単体でもサンダールJr.を追い詰められるほどの実力を持つ。
無論、「大いなる力」であることからゴーカイオーとも合体し、「ハリケンゴーカイオー」へと強化させることもできる。