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センシティブな作品

「みんな、目覚めたようね…」(Stage.1)

「良い具合に女の子が揃ったわね…」(マジVSデカ)

CV:渡辺美佐SA:大林勝

  

概要

地底冥府インフェルシアの女性幹部。

クイーンバンパイアと呼ばれ、太陽も苦にしない。

地底冥府に張られた結界を無効化する能力を持っているため、地上やマルデヨーナ世界を自由に行き来できる。その特性からスパイ活動が得意。

ナイとメアという2人の少女の姿に分身可能。

倒されても夜になれば蘇る不死身の肉体を持ち、自分の生命力を分け与えることで死者を蘇生することもできる(しかも、この手の話によくあるアンデッドにするのではなく、完全に生者として蘇らせる)という驚異的な能力を持つが、終盤はその能力のために冥府十神達から踏まれたり蹴られたりするなど、ややぞんざいな扱いを受けていた。

加えて一度倒された手段に対して耐性が付くらしく、1度目の敗因である暁の結晶を無効化している。

性格は高飛車に振舞うも、それは寂しさからの裏返しであり、実は寂しがり屋。

能力が半減するのを知っていても分身するのは、長生きすることによって生じる寂しさを少しでも紛らわすためである。

この他にも口から光弾を発射したり、鋭いで切り裂く能力や握ったリンゴを毒林檎に変える能力を持つ。

武器としては呪殺の暗黒自動弓銃(ナイ)と破滅の爆裂大回転砲(メア)という武器を持っており、この姿では前者を使うことが多く、このボウガンから放つ毒矢でバリキオンを苦しめたことも。

ウーザフォンを使えば『ウガロ』の呪文で対象をスパークさせることができ、ウーザフォンはナイとメア両方に与えられたアイテムのため、この姿であれば二丁構える事も可能。この状態では『ドーザ・ウザ』+『ドーザ・ウル・ウガロ』を併用して対象の巨大化が出来る。

初戦となるStage.16ではマジレンジャー5人を圧倒していた。

なお、バンキュリアに噛まれて吸血鬼となったものは冥獣リーチが生み出した個体とは違って日光への耐性が付く(また、吸血鬼となった芳香はリンゴの皮が剥けるほど手先が器用になっていた他、結界を容易く破るだけの力を有していた)。

こうなってしまうとバンキュリアの忠実な僕となってしまうが、精神力の強いものは僅かな間であるが、命令に背く事もできるようだ。

なお、元カレの可能性がある冥獣人インキュバスのベルビレジが登場するも劇中では詳細が語られていない。

バンキュリアという名前は、「バンパイア」(vampire)と「バルキリー」(valkyrie)を合成した名前である。

来歴

終盤では冥府神スフィンクスの言葉に心を動かされ粛清されかけたスフィンクスを救い、ン・マとの戦いで命を落としたマジシャインウルザードファイヤーを蘇生させるという大役を果たす。

決戦後は、スフィンクスの下でインフェルシアの再興に尽力し、親善大使として奔走している。

ラストの決戦時にデカイエローデカピンクマジブルーマジピンクの女性戦士4人と交戦。

バンキュリアの姿で『ウーザ・ドーザ・ウジュラ』の呪文で彼女たちを異世界に転送し、コスプレタイムとなるが、最終的に「マジカルシスターズツインカムエンジェルミラクルツイスター」をうけバスタブごと彼方に吹き飛ばされて敗北。

劇場版第3作『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』に登場。他の生存幹部(ただし、ガイアーク3大臣は死んでいる)と共に魔空監獄に収監されていたが、どのような経緯かは不明。

劇中では、ゴーカイブルー/ジョー・ギブケンを一目で「いい男」と評し、アプローチをかけていた。

余談

海外版の『パワーレンジャー・ミスティックフォース』ではネクロライ・アイパンバという名称で分裂するという設定がオミットされていて、なんとこちらではリーリーという娘がいるという設定。まさかの子持ち

こちらでも死者蘇生を行なっているが、代償として人間になってしまった。

吹替はバンキュリアを担当した【渡辺美佐】氏ではなく【宮寺智子】氏が担当。

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妖幻密使バンキュリア
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