「抱きしめたら離さない…」(Stage.23)
「おのれ…貴様等、生意気な!」(Stage.24)
CV:緑川光
データ
身長:208cm(巨大化時:47m)
体重:86㎏(巨大化時:19.4t)
得意能力:悪夢の抱擁、惑わしの話術
ニックネーム:背徳のマエストロ
+α情報:甘いマスクで女性を口説くのも容易く、妖幻密使バンキュリアとも過去に何かあった模様
概要
『魔法戦隊マジレンジャー』Stage23「禁断の魔法~ロージ・マネージ・マジ・ママルジ~」、Stage24「先生として~ゴル・ゴル・ゴジカ~」に登場。
“背徳のマエストロ”との異名を持つ地底冥府インフェルシアに属する男性夢魔・インキュバスの冥獣人。
人間の夢に世界に入り込み、悪夢を見せて苦しめることや、そのまま魂を抜き取ってしまう能力を持つ。なお、ベルビレジの被害者の首筋には彼の爪痕が残る。
また、抱き締めた相手に悪夢のような幻覚を見せて同士討ちさせることを得意とする悪辣な性格をしており、人々に悪夢を見せて奪い取った1000人の魂を冥獣スパイダーに保管させた上で、その魂から作り出した恐怖の花火玉を使って地上界の壊滅を目論む。
なお、その甘いマスクで女性を口説く悪癖が有り、如何やら過去に妖幻密使バンキュリアと何かあったようだが、詳細は謎に包まれている。
活躍
1人の女性の魂を抜き取ったところに翼達6人が駆け付け、差し向けた冥府兵ゾビルを一掃され、イエローを圧倒して撤退する。
その後、人々から次々と魂を奪っていき、スパイダーに花火玉を作らせたところにイエロー以外のマジレンジャーが駆け付ける。
自身の能力でブルーとピンクに幻覚を見せ、2人がレッドとグリーンに襲い掛かる光景を見物し、口からの緑色の火炎放射で2人を変身解除に追い込む。
再変身した4人を圧倒し、花火玉を打ち上げようと筒の導火線に点火するが、許しの杖によって呪いが解かれたイエローに阻止される。
5人揃ったマジレンジャーのライトニングスピードアタックにスパイダーと共に怯み、スパイダーを身代わりにしてまでマジエアリアルスラッシュを回避する。
その直後、魔導神官メーミィの魔導陣によって巨大化する(上記下段の台詞はその際のもの)。
5人を踏み潰そうとするもマジキングへの魔神合体を許してしまい、怒りに燃えるマジキングに圧倒され、飛行能力で空中に逃走しようとするが、追い掛けるマジキングのキングカリバーで斬りつけられたために地上に落下し、最期はキングカリバー天空魔法斬りを受けて倒された。
冥獣人インキュバスのボルべレジ
後日談であるテレビマガジンの付録CD「トラベリオン・マジカルツアーズ 魔法世界の大ぼうけん!」に登場した彼の弟。
火事を好む傍迷惑な奴で、トラべリオンでのツアーの最中にマルデヨーナ世界の囀り山で火遊びをしていた。火の玉シュートという火炎弾を放つ技を持っているが、大して強くはなく、スモーキーシャイニングアタックで倒された。巨大化後はトラベリオンと交戦。スモーキーの早口言葉攻撃(隣の客はよく柿食う客だ)を難なくさばいてみせたが、「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」だけは言えず、デストラクションファイヤーで焼き尽くされた。
余談
モチーフはインキュバスで、名前の由来は監督の鈴村展弘の苗字を英訳した物。
声を演じた緑川氏は『爆竜戦隊アバレンジャー』のトップゲイラー以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となったが、今回を最後に『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のカーゼミー役を演じるまで出演が途絶えることになった。
パワレン版の『ミスティックフォース』では、「ナトゥー」の名でなんと女怪人として登場する(声も女性声優が担当)。アメリカではこういうビジュアル系に馴染みがなく男に見えないからだろうか…?
関連タグ
妖幻密使バンキュリア 地底冥府インフェルシア インキュバス 冥獣人 夢属性
ユイルワー星人ミーメ:昨年の特捜戦隊デカレンジャーに登場する同族性の先輩で、似たような悪事を行った。
カシャ(カクレンジャー):『忍者戦隊カクレンジャー』において、花火繋がりの悪事をなそうとした戦隊怪人。