冥獣スパイダー
めいじゅうすぱいだー
ベルビレジ「魂を恐怖の花火玉に変えろ!」
CV:無し
身長:217cm(巨大化時:48.9m)
体重:91㎏(巨大化時:20.5t)
得意能力:縦横無尽糸、クモの巣への誘い、糸固めの矢
ニックネーム:甘く危険な香りのスパイダー
+α情報:体臭は香水のような甘い匂いがする
糸を吐き、獲物の魂を捕食する冥獣。その名の通り赤と黒の体色をした蜘蛛を思わせる外見をしており、背中には赤い籠の内部に、紫がかった白い糸束に編みかけられ表面には先端が赤い棘が多数生えている黄色い袋のような器官を背負っている。
また、本編最後に登場した冥獣ともなった。
音も無く獲物の背後に忍び寄り、蜘蛛らしく口から吐く糸で天井から逆さにぶら下がって襲い掛かる。この糸はまるでスパイダーマンの如く高所を自在に移動するのに使用され、戦闘では巨大な蜘蛛の巣で相手に戦いを挑む事もある。自ら作ったホームグラウンドだからか、巣の上での戦いには絶対の自信を持っており、体内には人間の魂を蓄えられる特殊な第2の胃袋を持つ(劇中の描写からこれは上述の背中の袋状の器官内にあるようだ)。
また、戦闘では口から糸固めの矢と言う飛び道具を放って攻撃する事も可能。
劇中では冥獣人インキュバスのベルビレジが集めた1000人の人間の魂で打ち上げ花火を行うべく、彼を補佐すると同時に魂を保管する役目を担った。
Stage23「禁断の魔法~ロージ・マネージ・マジ・ママルジ~」
冥獣人インキュバスのベルビレジが人々に悪夢を見せる事で奪い取った1000人の人間の魂を体内に保管して行くが、伝説の天空聖者クロノジェルしか使えない禁断のリバース魔法であるロージ・マネージ・マジ・ママルジを使った翼によって存在を突き止められ、同時に彼の強化した嗅覚で居場所まで特定されてしまう。
そして翼の知り合いのボクシングジムの息子の小池幸太の魂を巡る争奪戦へと事態は発展し、口からの糸で街中を移動する。
やがて自らの作った蜘蛛の巣の上に降り立ち、イエロー以外の4人を口から放つ糸固めの矢等で地面に落下させてイエローと1対1の勝負を展開するも、マジパンチを装備したイエローに圧倒された末、止めの流星マジパンチによって蜘蛛の巣から地面に落下。その際に幸太の魂を手放してしまった。
直後に魔導神官メーミィの魔導陣によって巨大化すると、巨大戦ではマジキングを糸固めの矢で迎え撃つも通用せず、逆にキングカリバーの斬撃に怯むが、止めを刺されるすんでのところでイエローにリバース魔法の呪いが掛かり始め、その影響でマジキングは合体を解除される。この隙に乗じてスパイダーは幸太の魂を取り戻したベルビレジと共に撤退した。
Stage24「先生として~ゴル・ゴル・ゴジカ~」
等身大に戻った後、ベルビレジが大勢の人々から奪った魂を保管し、1000人揃った魂から体内で花火玉を作り出す。
そこへイエロー以外のマジレンジャーが駆け付け、ベルビレジの能力によってピンクとブルーがレッドとグリーンに襲い掛かる光景を見物する。
ベルビレジが花火玉を打ち上げようと筒の導火線に点火するが、其処へヒカルが決死の想いで手にした許しの杖によって、呪いが解かれたイエローに阻止される。
5人揃ったマジレンジャーのライトニングスピードアタックにベルビレジと共に怯み、最期は5人の合体必殺技「マジエアリアルスラッシュ」でベルビレジの身代わりにされ爆散。それと同時に花火玉にされた1000人の魂も開放され、元の持ち主の所に戻るのだった。
モチーフは言うまでもなく蜘蛛で、冥獣リーチ 冥獣ファンガス 冥菌獣モールドと並んで幻獣及び魔獣ではない原生生物からのチョイスとなった。名前の由来もそのまま蜘蛛の英訳であるスパイダー(Spider)から。
同Stageでは『仮面ライダーアギト』の美杉太一役の田辺季正氏が小池幸太役としてゲスト出演している。
また、後の特別DVDでは、ゴールドグリップフォンを手にいれた魁が偶然にもこの姿にさせられてしまったことがあった。
ゴズナグモ:4年後の『侍戦隊シンケンジャー』に登場する蜘蛛モチーフの戦隊怪人。こちらの敵組織もあの世&妖怪繋がりである。