ナイ「夜明けは近いわ。皆さっさと出て行きな!」メア「出て行きな!」
CV:無し
データ
身長:220cm(巨大化時:48.2m)
体重:96㎏(巨大化時:21t)
得意能力:吸血鬼を生みだす触手、触手から生みだすトゲ針、妖しい血染めの輝き
ニックネーム:闇夜のしもべのリーチ
概要
人間の血を吸い、吸血鬼に変えてしまう冥獣。薄紫色の蛭の身体が真っ二つに裂けた中に胴体が存在し、その裂け目には鋭い牙が生えた姿を持つ。四肢もちゃんとあるが、両腕は目玉が複数あって鋭い牙を覗かせるウツボの様になっており、両足も紫色の蛭其の物で膝にも複数の目が存在する。
夜行性で暗く狭い所を好み、無数の触手で大好物の人間の血を吸う。そして血を吸われた犠牲者は上記の通り、血を好む吸血鬼へと変貌してしまう。
しかも血を吸われた人間は「闇夜では超人化するが、太陽の光やニンニクを嫌う」というテンプレの吸血鬼へと徐々に変わって行く仕様となっており、完璧な吸血鬼に変貌した時に太陽の光を一瞬でも浴びると、灰と化して消滅すると言う恐ろしい運命が犠牲者には待ち構えている。
同時にこの頃になると、リーチ自身も体内に大量に蓄えた血の力により身体を恐ろしく巨大に膨れ上がらせる能力を獲得する。血を吸うばかりが能では無く、戦闘では腕からのトゲで攻撃する他、両腕を長く伸ばして相手を拘束しようとする等、戦闘力も相応に高い。
活躍
ナイとメアの夜中のライブハウスに来た人々の血を次々と吸い取り、吸血鬼と化した人々に朝日を浴びせる事で一斉に灰にしようと目論む。
芳香も妖幻密使バンキュリアに血を吸い取られてしまうが、彼女と共にライブハウスに来た翼がイエローに変身すると姿を現し、吸血鬼にされてしまう恐怖心から戦意喪失に陥る芳香を右手からのトゲ針で攻撃するが、彼女を庇ったイエローが変身解除されるとナイやメアと共にその場から逃走。
その後、吸血鬼に変貌した人々が灰になるのを見届けようとするが、新魔法により嗅覚が向上した芳香に居場所を突き止められる。
5人揃ったマジレンジャーと交戦した際には両手からの触手で身動きを取れなくするが、変身魔法で抜け出したピンクに触手を切断されてしまい、イエローのマジスティックボウガンの射撃に怯み、そのまま5人の合体必殺技「マジスピントルネード」を喰らい敗北。
その直後、体内に蓄えた大量の血の力で巨大化すると、巨大戦ではマジキングを両手からの触手で拘束しようとするも、ファントムイリュージョンに怯んだ所へ止めのキングカリバー魔法斬りを叩き込まれて爆散し、リーチの死と共に吸血鬼にされた人々も元に戻るのだった。
だが、芳香はバンキュリアに血を吸われた事で吸血鬼と化してしまう。
パワーレンジャー・ミスティックフォース
吹替:山本兼平
第8話で登場。名前はフライトラップ。手からエネルギー弾を発射する力があり、その威力はイエローレンジャーを一撃で変身解除するほど。
DJに変身し、集まった客に洗脳音楽を聞かせ、眠らせたスキに触手で吸血鬼化させていた。ネクロライ(バンキュリア)の命を受け、吸血鬼たちを操り夜の町で無差別テロを行わせようとした。
レンジャーたちに追い詰められたことで自力で巨大化するも、日本版同様にキングカリバー魔法斬りで倒され、吸血鬼たちは朝日で消滅する寸前に元に戻り助かった。(しかし、日本版同様にピンクはネクロライに直接吸血鬼化させられたため戻らなかった)
余談
モチーフは蛭で、冥獣スパイダー、冥獣ファンガス、冥菌獣モールド後に登場する冥府神トードと並んで幻獣以外のチョイスとなった。
デザイナーの篠原保氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「髑髏は両胸の辺りに横向きで入れている」とコメントしている。
関連タグ
復活忍者バンパ・イヤーン:3年前に登場した吸血繋がりの戦隊怪人。
ケサランパサランのペサラン挫:『天装戦隊ゴセイジャー』に登場する蛭モチーフの後輩。
デーボ・ホネヌッキー:『獣電戦隊キョウリュウジャー』の怪人で、同じく女幹部のライブの陰から人間を毒牙に掛けた怪人繋がり。