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冥獣ファンガス

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めいじゅうふぁんがす

冥獣ファンガスとは、『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する敵怪人であり、地底冥府インフェルシアに巣食う冥獣の1体である。

「バァッハハハハハハ!」

CV:塩野勝美

データ

身長:216cm(巨大化時:31.5m)

体重:111㎏(巨大化時:16.2t)

得意能力:毒々しいオレンジ色の霧、もたもた胞子

ニックネーム:霧の中で笑うファンガス

+α情報:自身の胞子で苦しむ人間を見ては喜んでバフバフと笑う

概要

意志を持ったキノコがモンスター化した冥獣

顔の無い、オレンジ色の人の形をしたキノコ其の物と言うべき不気味な姿を持つ。

キノコらしく自身の身体から大量に巻き上がる、オレンジ色の胞子の霧の中から姿を現す。この霧を形成する胞子は吸った者を確殺する死の胞子であり、霧に包まれてそのまま1度吸ったが最後、犠牲者は肉体を砂の様に跡形も無く破壊され、後にはただの灰燼しか残らない(マジローブを装着すれば、咳が出る程度で死ぬ事はない)。

更には相手の動きを緩慢にしてしまう「もたもた胞子」を出す事も出来、これを吸った者は俊敏さを封じられて動きが格段に遅くなってしまう為、逃れられない恐怖と共にゆっくりとファンガスの餌食になる運命が待っている。また、巨大戦では爆発を起こす胞子を口から吐いて披露して見せた。

上記の通り、自身の胞子の霧の中で苦しみながら死んで逝く人間や、逃れられぬまま自身に食われるのを待つだけの人間の様子を見てバフバフと嘲笑うと言う、陰湿かつ悪趣味極まりない性質の持ち主であり、それこそこの冥獣が「霧の中で笑うファンガス」と呼ばれる所以に他ならない。

活躍

地上階に出現すると、人々を次々とオレンジ色の胞子の霧で砂に変えて殺戮して行く。その最中、レッドイエロー以外のマジレンジャーが駆け付けた為に交戦する。

もたもた胞子で動きを鈍らせた3人を苦戦させるも、が偶然調合したスピードアップの魔法薬によって3人の動きを元に戻されてしまい、更に遅れた駆け付けたレッドとイエローの参戦で形勢は逆転。差し向けた冥府兵ゾビルも5人揃ったマジレンジャーに一掃されてピンチに陥る。

其処へ例によってウルザードが魔導陣を展開し、その力で巨大化する。

巨大戦ではマジキングへの魔神合体の力をウルザードに奪われた為、5人はマジマジンに魔法大変身してファンガスに応戦。対するファンガスも口からの爆発を起こす胞子で5体を迎え撃つが、マジフェニックスのフェニックススピンキックとマジガルーダのガルーダスパークに怯んだ所へ、止めのマジンシュートを喰らい爆散した。

余談

死の胞子をマジレンジャーに使用しなかった理由は不明だが、

死の胞子はマジスーツを装着したマジレンジャーたちには効かず、触れただけでも発動するもたもた胞子を使うしかなかった

死の胞子を一度使用するとしばらく別の胞子しか使えないので、もたもた胞子を使ってマジレンジャーの動きを鈍らせ、捕食する気だった

のいずれかと推察できる。

モチーフは言うまでもなくキノコ。名前の由来も菌類を意味する英語のファンガス(Fungus)から。

『百化繚乱[下之巻]』のデザイン画では、腹部から胸部にかけて浮かび上がった髑髏が幾つか見られる。

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