「怒った…お前達、斬り刻んで、空、撒き散らしてやる!」
CV:松本さち
データ
身長:224cm(巨大化時:50.5m)
体重:90㎏(巨大化時:20.3t)
得意能力:ピーウィーの嘴、ピーウィーの爪
ニックネーム:戦慄の怪鳥
登場話:Stage.26(第26話)「信じろよ!〜ジルマ・ジー・マジカ〜」
概要
頭部に青くて大きな翼を持ち、全身も同じ様に青い羽毛で覆われた姿をしている。顔の口とは別に頭部にある嘴も特徴の1つ。
ちなみに本編で初の女性怪人である。
その能力は自身の発する鳴き声により、人々の空腹感を「ハーピー虫」と呼ばれる不気味な姿の寄生虫に変えると言う物。
ハーピー虫達は自身が頭部にある第2の嘴でさえずる事によって人間の腹を食い破って顔を出すため、当然ながら犠牲者には死の運命が待っている。そしてピーウィー自身もそうやって出て来た虫を大好物としており、昔からこの行為を繰り返して生き続けて来た。彼女が「戦慄の怪鳥」と呼ばれる所以もここから来ていると思われる。
戦闘では高所から飛べない相手を鋭い嘴と爪で斬り裂いて攻撃する事を好むが、第2の嘴から光線を発射する事も出来る。助詞を言わない幼児に似たたどたどしい口調をしているが、それでも上記の凶悪な能力と経緯から、決して人間とは相容れない危険極まりない種族である事に変わりは無い。
活躍
ハーピー虫による人々の一斉抹殺を目論み、ナイとメアと共に地上界に出現する。
魔法猫スモーキーが自身だけ寿司屋に連れて行かないヒカル達6人に仕返しする為、彼等が食べようとする寿司を悪戯で砂に変えると、その様子を見ていたナイとメアはその魔法に目をつけ、ウーザフォンの魔法でスモーキーに化けた2人が食べ物を次々と砂に変えて生き、大勢の人々を空腹に陥れる。
その後、ブルー以外のマジレンジャーの目の前で2人が正体を現し、妖幻密使バンキュリアが5人を足止めする。
その間に第2の嘴からの鳴き声で人々の体内からハーピー虫を一斉に出現させようとするが、そこへ駆け付けたスモーキーに阻止されてしまう。
怒りに燃えるスモーキーに圧倒されるが、第2の嘴からの光線などで反撃し、遅れて駆けつけたブルーを変身解除に追い込む。
麗を守るための時間と力を欲するスモーキーは魔法猫としての意地を発揮。そうして繰り出される俺様最終奥義・ネコまっしぐらで第2の嘴を破壊されてしまい、その怒りから再変身したブルーに立ち向かうピーウィーだったが、麗の勇気に応えた新魔法による必殺技「スモーキーブルーシャイニングアタック」を受けて倒される。
その直後、バンキュリアのウーザフォンによって再生巨大化すると、巨大戦ではマジキングとトラベリオンを空中からの蹴りで攻撃する。だが、スモーキーの操縦するトラベリオンの俺様敵奥義・ネコキックで返り討ちに遭い、デストラクションファイヤー逆噴射で吹き飛ばされた挙句、止めのキングカリバー天空魔法斬りを喰らい爆散した。
余談
モチーフはハーピー。
声を演じた松本女史は、昨年の『特捜戦隊デカレンジャー』でも、バリス星人アッティカ・アルパチJr.の声を担当した経歴を持ち、こちらもヒロインと交流していた。
関連タグ
スナカケババア:忍者戦隊カクレンジャーに登場する怪人。モチーフは異なるが、ハーピーとは『登場回では食べ物を砂に変える事件が起こった』『同エピソードの主役は青色の戦士』という共通点がある。
ツボトグロ:『侍戦隊シンケンジャー』の怪人で、こちらも虫で人間を体内から苦しめる繋がり。