データ
身長:203cm(巨大化時:45.8m)
体重:89㎏(巨大化時:20t)
得意能力:忍術(忍法・隠れ身の術、忍法・巨大ガマの術、忍法・巨大身の術 他)
ニックネーム:人を忍び世を忍ぶ影の冥獣人
+α情報:狭い場所でも振りやすい短めのニンジャ刀の他、鎖鎌やクナイなどの特殊忍具を全身に隠し持っている模様
概要
Stage.22「京都でデート?~ルーマ・ゴルド~」に登場する様々な忍術を体得した冥獣人の1人。その名の通り灰色の忍者と言うべき外見をしている。
独自の研究と厳しい修行によって体得した様々な忍術を武器に、忍者らしく隠密活動や暗殺、そして「身を隠して相手の裏を掻き、素早い動きで一気に止めを刺す」という戦法を得意としている。
活躍
魔導神官メーミィの命によりトラベリオンのチケットの強奪を目論み、芳香と京都に来ていたヒカルの前に姿を現し(この登場シーンは特撮版「仮面の忍者赤影」の赤影登場シーンのオマージュ)、交戦。
ピンクの攻撃を変わり身の術で回避するや、刀の斬撃で変身解除に追い込む。続くマジシャインも「忍法・隠れ身の術」で姿を消して翻弄しようとするも、集中したマジシャインのマジランプバスターの射撃を受けて怯むが、そこへ麗が駆けつけてヒカルを詰問している隙を突き芳香を拉致。メーミィの助力によってマルデヨーナ世界に連行した。
キリカゲ達が逃亡したマルデヨーナ世界はさながら時代劇風の景観をしており、魔法が使えないという魔法使いのアイデンティティーを真っ向から否定するハンデをマジレンジャー達は課せられる。
そんな世界で魁達4人は忍者、ヒカルは殿、芳香は姫の姿にされていた(※ヒカル曰く「メーミィのふざけた演出」)。
捕らえた芳香と共にシノビ城に潜んだキリカゲは、城に乗り込んで来た5人に忍者姿の冥府兵ゾビルを差し向けるが、「変身出来なくても芳香を救いたい」という5人の思いには敵わずに全滅させられる。すると今度は「忍法・巨大ガマの術」によって巨大なガマガエル(ただし外見は地上のウシガエルに似ている)を召喚し、翼と麗に差し向ける。
一方、シノビ城の門を潜り抜けた魁と蒔人をくノ一姿のナイとメアが迎え撃ち、色仕掛けで2人を誘惑しようとする。
彼等が鼻を伸ばした隙に攻撃しようとするナイとメアだったが、両者には既に好意を抱く相手がそれぞれいたために通用せず、妖幻密使バンキュリアの姿で追い詰める。
その頃、囚われの芳香はヒカルの「何事も集中力が大切」という言葉を思い出し、キリカゲを注意深く観察した結果、彼の持つでんでん太鼓が魔法を封じている元凶であることを見抜く。
芳香に太鼓を奪われたキリカゲは刀で彼女を斬り殺そうとするが、そこへ大凧に乗ったヒカルが颯爽と登場。彼の剣術で逆に城から落下させられ、太鼓も芳香に踏み壊されたためにマジレンジャーへの変身を許してしまう。バンキュリアはレッドとグリーンに圧倒され、ガマガエルもブルーとイエローに倒される等、旗色は一気に悪化していく。
ナイやメアと鉢合わせしたキリカゲは形勢不利として撤退しようとするが、そこへ6人揃ったマジレンジャーが駆けつけたためにそれも叶わず、2人も勝手に撤退したために単独で戦うことになってしまった。
そして1人残されたキリカゲは、ピンクの勇気に応えた新魔法による必殺技「マジカルタワー」を喰らい敗北し、その際に奉行姿の魔法猫スモーキーのいるお白州まで飛ばされる。
続け様にトラべリオンが出現するや、負けじと「忍法・巨大身の術」によって巨大化。
ニンジャ刀で立ち向かうも通用せずに返り討ちにされ、リモートライナーで身動きが取れなくなったところに止めのデストラクションファイヤーを受けて倒された。
トラベリオンのチケットを狙ったインフェルシアの忍者の最期は、目当てのトラベリオンに倒されると同時に、死に様もその中に吸い込まれるという因果応報の末路であった。
余談
『百化繚乱[下之巻]』のデザイン画を見ると、背面にカラスの意匠があり、両翼に髑髏が見られる。
声を演じる土田氏は『忍者戦隊カクレンジャー』でニンジャブルー/サイゾウ役で俳優してレギュラー出演している。
声優としては昨年の『特捜戦隊デカレンジャー』のリバーシア星人ブリッツ・ヘルズ役が記憶に新しく、2年後の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では臨獣マンティス拳マキリカという第1話に登場する怪人の声を当てる事となる。
関連タグ
ニンジャブラック:『忍者戦隊カクレンジャー』の戦隊ブラックで、体色が黒系でガマガエルを使う等の共通点が見られる。
デーボ・シノビンバ:『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場する忍者繋がりの戦隊怪人で、声優が同じく戦隊メンバーである点も共通。ちなみに相方はキリカゲと同じ声。