「バルーガ族の勇者、地帝司令バラバと言われた男に、最後の戦いの場を与えてあげたかったのです。せめてもの、武人の情け・・・!」(第48話)
演:岡本美登
デザイン:新貝田鉄也郎
概要
地底帝国チューブの一員で、地帝司令バラバの腹心を務める地帝忍。諜報活動に長け
、自らと同じく忍であるイエローマスクやフーミンとはライバル関係にある。炎を操る地底の部族・ブヨン族出身。
全身が赤く、口から炎を吐き、レーザーマグナムをはじき返す頑強な肉体と、自動車を抜き去り水面を駆け抜ける俊足の持ち主。得物はブヨラン剣で、必殺技は身体に炎を纏って突進する
「オヨブーファイヤー」。その炎はイアル姫が閉じ込められた氷の棺すら溶かすレベルとキロスからも評価される。
ただし、それほどまでに強力な炎は自らの命を削る「身を尽くし」の炎のため、自身が氷の棺に閉じ込められた時といった非常時にのみ用いる。
人物像、そして戦績
主君や上官の命令に忠実に従い自らの命を懸けてでも任務を全うする誇り高い戦士。
それ故に己の欲望の為に手段を択ばない無法者のキロスを嫌っており、その多額の報酬を提示した依頼すらも贈答物をも足蹴にして拒絶している。
また、バラバの配下ではあるものの、彼の主君はチューブの王・地帝王ゼーバであり、バラバに対しては与力として傘下に入っている。
それでもバラバに対しては忠実に仕え、幾度となく諫言すらしたこともあるが、最終的には功を焦った末に浅慮にもキロスの口車に乗ったバラバを見限る。
しかし、それでもキロスから命を救った後にバルーガ族の勇者としての面目を保たせる為にレッドマスク・タケルとの一騎打ちの場をバラバに与える等、最低限度の義理は通している。
やがて地帝城の激戦の最中、ゼーバの正体を知りつつも彼に仕える道を選び、「死ねと言われれば喜んで死ぬのが我らの定め」と狂信を示し、最期は高らかに笑いながら崩落する地帝城と共にその生涯を終えた。
余談
デザイン画ではバラバと同様の甲殻の意匠が組み込まれ、アクターも岡本氏を想定して描かれた。氏からは今までのような鎧でなくタイツ地の衣装だったため、動きやすかったと後に語っている。
関連項目
冥獣人ニンジャのキリカゲ:同じく地底の忍者繫がり。