「ケラケラケラケラ、オケランパ!」
概要
背中の殻のような部分を展開し、その中に隠された顔のような部分から上空に火花を噴き上げ、そこからのエネルギーを地帝獣の残骸に放射して再生巨大化させる。
その回の作戦の中核を担う幹部の呼び掛けによって出現するが、その幹部が特に定まってない場合は地帝王ゼーバが呼び掛け、盗賊騎士キロス配下の地帝獣の場合は勝手に出現する。
エネルギーの放出にはかなりの力を消費するらしく、地帝獣の巨大化後は「ふぅ、やれやれ・・・」と発言して撤退するのがお約束である。
物陰や塔の上など、様々な場所から登場する神出鬼没な存在だが、浜辺でタケルとイガム王子が戦っていた第10話では海岸から海に浸かった状態で登場するなど、茶目っ気のある演出が見られる。
第50話で地奇地奇獣アナグマスを再生巨大化させたその後の消息は不明。劇中では巨大化のシーン以外ではこれといった出番はなく、あくまでも使い魔のような扱いだったのかもしれない。
最終回に登場したゼーバの正体であるリサールドグラー2世はジェットカノンのエネルギーを吸収し、自力で巨大化している。
余談
デザイナー・新貝田鉄也郎氏によれば、「各話の地帝獣と同様に『寄生されている』という設定だった為、『虫に巨大化させる寄生獣が付いている』という発注としてオケラっぽい虫にバラバやオヨブーと共通の甲殻をヤドカリ的な処理で被せた(ヤドカリとは逆に貝の方が寄生している)」らしい(『百化繚乱[上之巻]』より)。