「暗黒粒子が消えた!おのれぇ……遂に双子は手を結んだか!!」(最終話)
概要
『光戦隊マスクマン』第50話「ゼーバ!戦慄の正体」より登場。
300年前にイガム王家により滅ぼされた最凶最悪の地帝獣・リサールドグラーの遺児にして、地帝王ゼーバの正体である最強最暴の超地帝獣。
(親譲りの)超エネルギー波と鋭い骨を主な戦力としている。ちなみに2世の部分は二世と表記される場合もある。
経歴
親から受け継いだ怨念を胸に秘め、人間態の姿を取ってゼーバと名乗り、宿願であったイガム王の暗殺を遂げると親の悲願でもあった地底世界の完全掌握に成功するが、それだけでは飽き足らず、その立場を利用して今度は地上世界をも手に入れようと、地帝王子イガムの王家再興の想いを利用する等の策謀を張り巡らせていた。
なお、自身の秘密が秘められたイガム家の記憶映像が収められた“水鏡”が発見された時は、今までの態度が嘘のように動揺し、思わず本来の姿を曝け出しており、その際に偶然にもその姿を目撃した地奇地奇獣アナグマスに自身の正体を悟られている。
最終決戦に於いて“暗黒粒子”を地帝城に溜め込んで地上へと自ら進出。
城諸共爆破して世界に“暗黒粒子”をばら撒き、世界中を氷漬けにして地上を地底と同じような環境にしようと目論むが、マスクマン達の“オーラパワー”と改心したイガムとイアルのイガム王家の双子の姉妹の祈りの力により“暗黒粒子”を消滅させられてしまい失敗。
自身もそれ等の力を浴びてその醜い正体を曝け出し、マスクマン達と最後の戦いを展開する。
最期
激闘の末に5人のメディテーションによる攻撃で深手を負い、追い打ちで放たれた『ジェットカノン』を浴びて遂に止めを刺されたかに思われたが、凄まじい執念でそのエネルギーを逆に吸収して巨大化するが、最期はギャラクシーロボの『ギャラクシーアロー』で生まれた一瞬の隙に放たれた『鉄拳オーラギャラクシー』を受けて遂に滅び去る。
そしてそれと同時に息子の体から抜け出したリサールドグラーの邪念も完全に消滅し、長きに渡るイガム王家とリサールドグラーの因縁は遂に終止符が打たれるのだった。
リサールドグラー
物語開始の300年程前に猛威を振るっていた最強最悪にして、最も残酷な存在として恐れられていた地帝獣。
高い知性を持っていたらしく、地底世界を支配する野望を秘め地底世界を荒らし回っていたとされる。
当初はゼーバの正体かと幹部達から疑われていたが、イガム王家が多くの犠牲を払いつつも何とか討伐に成功し、その亡骸を地底ピラミッドに葬っていたことが判明し、その説は立ち消えることとなる。
しかし、実はこの時点ではまだ息絶えておらず、瀕死の状態で誰にも悟られずにピラミッドから抜け出すと、生まれ故郷である“魔の池(イガム王家の解釈では聖なる池)”のほとりで人知れず卵を産み落としていた。
その卵から孵ったリサールドグラー2世こそが、後にクーデターを引き起こして地底世界を恐怖で支配する事となる地帝王ゼーバその人である。己に迫る死期を既に覚悟していたリサールドグラーは、我が子に全ての怨みを晴らさせるために、自身の肉体をイガム王家への怨念と共に食わせ、力を引き継がせていたことが後に発覚した。
ちなみに卵を産んだ事から性別は雌だと思われるが、雌雄同体の可能性も否定できない為、実際のところ性別は不明。
こうして己の憎しみや力などの全てを息子へと引き継がせたリサールドグラーではあったが、今もなおその怨念は現世に留まり続けていたようで、第46話で息子の力によって一時的に現世へと舞い戻り、残された白骨死体と共にゴダイドグラーに憑依して復活を遂げるが、最終的にはマスクマン達の活躍により2度目の死を迎えている。
関連タグ
地帝王ゼーバ 地帝獣 地底帝国チューブ 光戦隊マスクマン 全ての元凶
哀しき悪役:親から真っ当な愛を受けずに育った点から見れば該当する。
カイザーブルドント、ボッコワウス:同じく先代の残骸から力を受け継いだ敵。
大博士リー・ケフレン/ザ・デーモス←リサールドグラー2世→少年王ビアス/デンシヅノー