大博士リー・ケフレン「デウスは死んだ。だが、デウス遺伝子は尽きることがない」
登場話数:第50話(最終話)「さらば!故郷の星」
概要
デウス獣戦士の、そして本作における敵怪人の最後の一体。
ザ・デウスーラが敗れた直後、改造実験基地ラボーの限界が近いことを察知したリー・ケフレンがフラッシュマンとの決着をつけるため、なおも残存していた大帝ラー・デウスの仮面にラボーの全エネルギーを注ぎ込み、さらにクラーゲンまでも一体化させて創り上げた、最後にして最強の改造生命体である。
これまでの獣戦士と異なり最初から巨大な姿を取っており、デウスーラとも共通する頭髪のような無数の触手は上半身を覆うほどに増量し、色も金色へと変化。三本となった足も含め、ボリューム感と頑強さが増したフォルムが目を引く。また、デウスを元に作られた存在であることを象徴するように白い仮面も健在であるが、攻撃の際にはメイン画像の右側にもあるように、耳元まで口が裂けた醜悪な顔立ちへと変化する。
デウスーラと同様にビームを武器とするが、それを凌ぐ最大の武器として、持ち前の驚異的な防御力とエネルギー吸収能力が挙げられる。作中ではフラッシュキングのキングビームやキングミサイルも寄せつけず、必殺のスーパーコズモフラッシュを受けながらも、逆にコズモソードを折って打ち破る等、反フラッシュ現象の末期症状で地球に滞在できる時間が残りわずかなフラッシュマンを絶体絶命の窮地に追い込んだ。
しかし続けて投入されたグレートタイタンが繰り出す、タイタンノバの連続発射までは吸収しきれずに爆発四散。それと共にデウスを構成していたデウス遺伝子液もまた、ここに完全消滅の時を迎えたのであった。
備考
デザインは出渕裕が担当。最後の獣戦士であるということから、デウスーラをさらにボリュームアップさせてスーツの中に2人入る想定でデザインすると共に、身体の配色も金と黒を反転させている。
デザイン画稿にはこれ以外にも頭部や三本の足のバランス等も含め、ボリューム感を演出すべく様々な指定が書き込まれているのが見て取れる。
関連タグ
絶対神ン・マ:『魔法戦隊マジレンジャー』の登場キャラクターの一人。物語上のラスボスであると同時に、デーモスと同様の戦法で敗れ去ったという共通項を有する。
星王バズー←大博士リー・ケフレン/ザ・デーモス→リサールドグラー2世