概要
地底帝国チューブの主な戦力となる地底生物。
普段は冷凍保存用の洞窟に保存されているが、作戦に応じて地帝王ゼーバの命で解凍される。
全てがチューブの傘下という訳でなく、野生の個体、地底人と共存する個体も存在し、名称は「〇〇ドグラー」で統一されている。
知能も個体差があり、イガム王家の武術師範をしていたゴダイドグラーのように知能が高く、言葉を話す者もいるが、大半は言葉を話さない。
個別の名を持たない「地帝ドグラー」と名を持つ「寄生獣」が合体する分離合体型と、単独で動くものが存在し、中盤以降は分離合体型の地帝獣はあまり登場しなくなる。
しかし、設定やコンセプト上では寄生獣と合体しているとされるのも存在しており、ハリガドグラーのスコープやヨロイドグラーの鎧、ドリラドグラーの舌に見える部分も実は寄生獣である。
実はゼーバも正体は「リサールドグラー2世」という凶暴な地帝獣であり、「右腕に付いていた寄生獣がゼーバそのもの」という初期案もあった。
巨大化
マスクマンの必殺武器「ショットボンバー」、及び「ジェットカノン」を受けて倒された後、エネルギー獣オケランパがその回の作戦の中核を担う幹部によって呼び出され、巨大化エネルギーを放射し、そのエネルギーを浴びて再生巨大化する。
作戦の中核を担う幹部が特に定まってない場合はゼーバの呼び掛けに応えて召喚され、盗賊騎士キロス配下の地帝獣の場合は勝手に出てくる。
リサールドグラー2世はジェットカノンのエネルギーを吸収し、自力で巨大化した。
一覧
太字は作中で明確に分離合体型と描写された個体。
名前 | モチーフ | CV/人間態 | 登場話 |
---|---|---|---|
イグアドグラー | なし※(1) | 不明 | 第1・2話 |
カビラドグラー | 花、ムカデ? | 山口健 | 第4話 |
スカルドグラー | 動物の頭蓋骨、骨 | 河合義雄 | 第5話 |
ドリラドグラー | モグラ、ケラなど☆ | 第6話 | |
ドールドグラー | なし※(2) | 第7話 | |
サーベルドグラー | 甲虫、鳥 | 第8話 | |
マグネドグラー | 不明☆ | 第9話 | |
バギルドグラー | 悪魔 | 第10話 | |
ゾーラドグラー | 不明☆ | 第11話 | |
シノビドグラー | 忍者 | 第12話 | |
ガラガドグラー | 食虫植物、軟体動物 | 第13話 | |
アカメドグラー | 甲殻類、昆虫 | 第14話 | |
ゲルゲドグラー | なし※(3) | 第15話 | |
ガマロドグラー | 毒キノコ☆ | 第16話 | |
ギーバドグラー | ピエロ | 第17話 | |
ガルボドグラー | カメ | 第18話 | |
イガラドグラー | 不明☆ | 第19話 | |
ドクロドグラー | 髑髏、骸骨 | 高沢順子 | 第20話 |
キメンドグラー | 不明☆ | 第21・22話 | |
マジンドグラー | 悪魔(クトゥルフ神話) | 丸山詠二 | 第23話 |
リュウドグラー | ヤツメウナギ?☆ | 第24話 | |
ヘンゲドグラー | 二枚貝? | 第25話 | |
ジルガドグラー | カマキリ? | 第26話 | |
ベームドグラー | カニ | 第27話 | |
ロックドグラー | 岩石 | 第28話 | |
デスガドグラー | 不明 | 第29話 | |
デビルドグラー | タツノオトシゴ | 第30話 | |
ラゴンドグラー | シャーマン、イガム竜 | 第31話 | |
レンズドグラー | レンズ | 第32話 | |
ゴーラドグラー | 不明☆ | 第33話 | |
ギギラドグラー | 不明 | 〃 | |
グロンドグラー | 恐竜、爬虫類?☆ | 中田譲治/石渡康浩 | 第34話 |
ハニワドグラー | 埴輪 | 第35話 | |
ニメンドグラー | 仮面 | 第36話 | |
メズメドグラー | 鳥 | 第37話 | |
ダイムドグラー | 騎士、鎧武者 | 第38話 | |
マグマドグラー | マグマ、火山地帯 | 第39話 | |
バルドドグラー | 甲殻類、昆虫 | 第40話 | |
ハリガドグラー | 不明※(4) | 第41話 | |
ギノガドグラー | キノコ | 第42話 | |
ギゼードグラー | ピラミッド、ミイラ、ファラオ | 第43話 | |
ヨロイドグラー | 鎧 | 第44話 | |
ガメスドグラー | 亀 | 第45話 | |
ゴダイドグラー | 鎧武者? | 桑原たけし | 第46話 |
スピンドグラー | スーツ姿? | 第47話 | |
バルガドグラー | 不明 | 第48話 | |
ジゴクドグラー | 食虫植物?、アメーバ?、ゾウリムシ?☆ | 第49話 | |
ホーンドグラー | 魚、ヒトデ | 依田英助 | 劇場版 |
☆ デザイン担当の森野うさぎ氏からのコメントがない為、実際のモチーフは正式には不明。表に記したモチーフは『百化繚乱』における編集者の推測である。
※(1)デザイナーからノンモチーフとされたが、爬虫類的な見た目から名前はイグアナから取られたと思われる。
※(2)デザイナーからノンモチーフとされたが、「当時のB級ホラー映画のクリーチャーは意識した」との事である。
※(3)デザイナーからノンモチーフとされたが、一応花が大きくデザインに取り入れられている。
※(4)作中で使用されたスコープはイソギンチャクがモチーフである。
余談
寄生獣の分離合体のコンセプトは獅子舞をイメージしている。また、初期はドグラーと寄生獣がスーツ2体で表現されていたものから、スーツ1体と操演によるものへと変化していったが、デザイン担当の荻原直樹氏はスーツ2体の方が想定外であったと述べている。
「寄生獣がドグラーに寄生している」と言う設定は終盤ではうやむやになったが、異なる質感を取り入れるようにデザインされている点は共通。