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ヲゲラジーム

をげらじーむ

ヲゲラジーム (WOGERAJIM)とは、『王様戦隊キングオージャー』に登場する怪人・怪ジームの一体。
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「仕事シロン!見ツケタ~!殺~ス…!」

「仕事ノ邪魔ハ許サン!オ仕事、開始〜!!」


CV:松田健一郎

スーツアクター:齊藤謙也

登場話:第16話「10才の裁判長


データ編集

身長/189cm(異常成虫時/47.0m)

重さ/151kg(異常成虫時/375.9t)

分布/ゴッカン(白夜)

好物/雪かき

観察ポイント/寒さに強く、大雪の中でも薄着のようである。


概要編集

地帝国バグナラクゴッカンへ送り込んだ、土を掘る事ができる虫「オケラ」のBNAを備えた怪ジーム


工事用ヘルメットを被ったモグラのようにも見えるオケラの顔と前足からなる頭部に、土汚れのこびり付く着古した、筋肉でパツパツの白Tシャツを着て腰に作業用ベルトを体に巻いた、屈強な地下現場作業員その物な姿をしている。因みに上半身は本当にシャツ一枚だけの薄着らしく、常に大雪へ見舞われるゴッカンの屋外でも問題無く活動出来る寒さへの強さが自慢らしい。


愛用の掘削道具でもある、サナギムが使うガンショベルのショベル部分を2つ連結した『双頭槍ガンガンショベル』で武装、掘削作業で鍛え上げられた身体から繰り出す膂力任せの接近戦を得意とし、戦闘も穴掘り作業と同じ仕事の一環と捉えて完遂の為にひたすら働き続ける、昆虫界のワークキング。昆虫最終奥義も、巨大にパンプアップさせた腕で殴り掛かり相手を吹っ飛ばす威力を持った鉄拳・オシゴトタノシイパンチと単純な物。

これと多少の疲労は感じない丈夫な身体が合わさった結果、ワーカホリック社畜気味の性格になっており、上の命令には忠実だが知性とコミュニケーション面がやや退化した様な、ぎこちない片言気味の話し方をする。


元々は神の怒り事件(第7話で語られた15年前の厄災)と同時期に起きたゴッカン前王カーラス・デハーンの殺害事件の犯人とされているシロンの監視役をカメジムから任命、場合によっては処刑して口封じの奈落に落とす事も命ぜられていた。

また、ゴッカンで強制労働させられていた囚人らには“雪かきの妖精”として伝えられており、雪かき自体が苦にならない程に長い間監視の任に就いていた事が察せられる。


上の命令に忠実かつ、終わりの無い作業を黙々とこなし続けられる点は命令する側にとって都合がいい物の、裏を返せば能動・自主性を大きく喪失して柔軟に動けない指示待ちの木偶になってしまった、哀しい怪ジームでもある。

ある意味、自分を助けてくれる人などいないと思い込んだ上に一人で王と裁判長の公務をこなすのに執着していたリタの合わせ鏡とも言うべき存在で、ギラと縁が出来たのを切っ掛けに側近のモルフォーニャを始めとした周りが動いた結果、少しずつだが他人との縁が生まれ始めた今現在の彼女との対比も成している。


活躍編集

第16話編集

前王殺害事件に関する毎年の取り調べを今年も行う筈だったが、王様戦隊として他の王達と関わった事で『神の怒り』事件に対する疑念を持ったリタは、ヒメノへ殺害に使用された毒の再検査を依頼。するとこの毒はゴッドスコーピオンのものだと判明し、やはりこの殺人事件は神の怒り事件と関連があった。


シロンは神の怒りは人が起こした事件だった事、そしてをカーラスを殺害した様に見せかけて彼女が犯人と思しき存在を死ぬまで永久に封じる為に姿を消した事、そして真実にいずれ行き着くであろうリタを信じ次期国王に指名した事を語りだす。

これにより、冤罪をあえて被っていたシロンの真実が明るみとなり、15年ぶりに無罪判決が下され晴れて自由になったシロンは、姿を消した妻を探しにゴッカンを旅立つ事となった。


一方、シロンが無罪になり釈放される事を予想していたカメジムは、潜伏させていたヲゲラジームに接触しシロンを抹殺する実力行使の命令を下す。これを 「ガイ、ガイ、チュ~ッ! コ~ロス、殺ス♪」 と承諾し、サナギムらを伴いながらザイバーン城を出立しようとするシロンの目の前に地中から現れ、抹殺を遂行しようとする。


だが、シロンを通して自分が王に選ばれた理由を知ったリタに阻まれ、決意を新たに彼女が王鎧武装をしたパピヨンオージャーと対峙。伏兵のサナギムを呼び出すも、ヒメノが王鎧武装したカマキリオージャーも参戦、サナギムをすべて蹴散らされてしまう。その後も片腕でオージャカリバーを防御しながらオシゴトタノシイパンチでパピヨンを吹き飛ばすが、真後ろに飛んで攻撃をいなした相手へ迂闊に詰め寄った結果まともにオージャフィニッシュを喰らってしまい、更には地面に転ばされた所へ 「お前は有罪だ…!!」 と刀身を突き立てられた上での薙ぎ払いで追撃され、手傷を負いながら遠くへ吹き飛ばされてしまった。


「ウゥ…失敗!殺スノ、失敗ィィィ!!」

カメジム「失敗ではありません。シロンは何も知らなかったのだから……ま、せめて王の首ぐらい、取ってきなさい。ウッフッフッフッ…」


手傷を負って逃走した先でカメジムと合流し、肝心のシロンが口封じしたい情報を知らない事を察した彼から渡された何かを食し、「オシゴト再開! 楽シイナーッ!!」と叫びながら異常成虫を果たして巨大化。標的をリタとヒメノへと変更する。

そこにカメジムとも接触し、せっかく自身が和平を段取りしたのに他国の攻撃の手を止めないバグナラクに苛立つジェラミー/スパイダークモノスが参上し、タランチュラナイトを召喚。これと対峙する。


ガンガンショベルで土砂を掘り起こし攻撃するが、タランチュラナイトはピードチェーンソーを装備しネットでヲゲラジームを拘束。行動を封じられそうになるも剛力で振り払う。だが続けてガーディアンシケイダーも呼び出され、それを変形させたシケイダーブレードも装備した二刀流の剣戟をガンガンショベルで防御するも、受け止められずバラバラに切断される。

これで丸腰となった所を、ガーディアンウエポンとタランチュラナイト背面の爪二本を加えた四刀流で滅多斬りにされ、 「オ仕事、失敗ィィ~ッ!!」 と叫びながら敗北・爆散した。



このヲゲラジームを動かしていたカメジムのを鑑みると、その真意は神の怒り事件の真犯人=滅ぼす予定である星の原住民に封印される羽目となった同胞の素性を隠蔽するのが目的だった様子。故に最後はヲゲラジームも始末される予定であったと思われ、実際タランチュラナイトにヲゲラジームが討たれた結果により今回の事件はピリオドが打たれたと判断され、直後にンコソパで起こった急変も重なり五大国からこれ以降の動向に目を向けられる事が無くなった。

そしてこれでノーマーク状態になったシロンを泳がせ、カメジムはカーラスが自ら諸共真犯人を封印した場所を特定。第30話においてシロンとカーラスを片手間で始末しつつ、夫婦が自らを犠牲にしてまで封印していた同胞=グローディ・ロイコディウムを復活させてしまった。


第46話編集

自身の正体を知り、生まれた時から死ぬに死ねない存在だと理解したグローディ・ロイコディウムに蘇生させられた、ゾンビ怪ジーム軍団の一体として登場。

幾らキングオージャーに倒されても復活を繰り返して戦い続けたが、ヒメノとジェラミーによって永遠の命に近しい力が秘められたジェラミーの「王の証」をグローディの肉体に移植された事で不死の特性を喪失。カグラギ/ハチオージャーのとリタ/パピヨンオージャーの同時必殺技を喰らい、ゾンビアメンジーム共々灰化した。


特捜戦隊デカレンジャーwithトンボオージャー編集

経緯は不明だが、“宇宙害虫”という肩書で登場する様だ。

どうやら彼もヤンマと同じく何らかの理由でデカレンジャーの世界に飛ばされてきた様子でヤンマに頭突きを喰らわせて彼を記憶喪失に追い込むもジャスミンに頭突きを喰らわされて記憶を取り戻したヤンマとジャスミンにより『初めての共同作業クラッシュ』を受け倒されるも爆散はせず何処かへ逃げ去って行った。


余談編集


関連タグ編集

王様戦隊キングオージャー バグナラク

怪ジーム

オケラ

社畜 ワーカホリック 指示待ち人間

ジゴクジーム:同じくゴッカンに現れた、穴を掘る虫がモチーフの怪ジーム。初めて王様戦隊と等身大で交戦、オージャフィニッシュを喰らった怪ジームでもある。

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