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ワーカホリック

わーかほりっく

仕事熱心をこじらせた結果、一種の狂乱状態に陥っている社会人と、その現象のこと。
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概要編集

仕事熱意を注ぎ過ぎるが故に、家族や自身の生活や健康さえ犠牲にして働いてしまう状態のこと。日本における「過労」の原因の一つである。

また、部下や後輩、時には上司の社会生活や人生を破壊してしまうという弊害もある。


一般には「仕事中毒」と訳されるが、どちらかと言うと「仕事依存症」である。

(“workaholic”という言葉自体が“alcoholic”(アル中)に由来するので、当然ではあるが。)


純粋に働くこと自体が好きな人が、常人からすると異常と思えるほどに働いている」様を表すときにも使われるが、正しいニュアンスとは言えない。「働くことが好きな人」にとっては労働は好きなことをしている幸せな時間であり、心身ともに苦痛を伴うモノでは無い。

「ワーカホリック」とは、仕事をしていないと不安感・強迫観念に苛まれるほど精神的に思い詰めている状態であり、精神衛生上は危険な状態である。


仕事が好きでたまらない人もいるが、仕事はただの生活の手段で別に好きではないのに「仕事をしていないと不安」「怠けていると思われたくない」「休んだら出世競争から取り残される」と不安や強迫観念に駆られるタイプもいる。


この傾向は男女によってかかりやすい年齢層にバラつきがあり、どういう訳か、男性では20代後半から30代半ば、女性では40代半ばから50代前半に典型的なワーカホリックが多い。


これは男性の場合は「仕事で一種の『できる』体験からアドレナリンが入り、覚醒状態になってしまう」、女性の場合は未婚者の場合は「恋愛や家庭内で上手くいかない事があるため自分には仕事しかないと思い込む」、既婚者の場合は「子育てが一段落し、子供が反抗期になるなどして、そこから現実逃避をするために仕事に逃げる」のが原因とも言われているが、男性も、「女性も」、未婚者の割合が異常に多いのが事実。


男性のワーカホリックのステレオタイプは、「地味な顔立ち」「体格は良い」「仕事は速く正確」「一人称は基本的に「私」」「行動を注意されても曲げない」「後輩にも丁寧語や謙譲語を使うが、激昂すると怒鳴る」が特徴。


女性のステレオタイプは、「容姿に自信がない(肥満体やメガネ女子等)」「容姿が良くてもお堅くて垢抜けなく、身だしなみ以上のオシャレには無縁」「上司・役員にも対等であるかの様に話す良く言えばサバサバした、悪く言えば図々しい性格」「仕事が異常なほど速い」など。


結果として会社の雰囲気を破壊し、「帰れない」空気を作り、余計な人件費を出してしまうため、会社にとってもマイナスになる場合が多いとも言える。最悪の場合、離職率の増加という悪循環を生み出す要因になる。


心当たりのある方は今一度思い返していただきたい。労働とは生活をするための手段・自己実現のために行うものであり、自己を破滅させるために行うモノでは無いのだということを。


余談編集

やたらと「ワーカーホリック」と表記されがちだが、先述したように綴りは“workaholic”なので厳密にはこれは間違いである。


関連タグ編集

職業病 依存症

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