カマキリ(Come and Kick it)!
「王鎧武装!」
You are the KING, You are the You are the KING!
カマキリオージャー!
CV：村上愛花
スーツアクター：坂梨由芽
概要
本作の戦隊メンバーの1人である戦隊イエロー。その名の通りカマキリがモチーフで、クワガタオージャーと同様にゴーグルと口元がカマキリを象った形状となっている。
美と医療の国「イシャバーナ」の女王であるヒメノ・ランが変身する。
キングズウエポンは鎌モードをメインに使用。オージャカリバーと二刀流で使用する事も多い。
第27話からは必殺技として薙刀モードも使用するようになり、鎌モードの状態からオージャカリバーと連結させ、鎌の形状のエネルギーを刀身に纏わせ、大鎌として振るう攻撃を披露している。
可憐でアクロバティックでスタイリッシュな戦いを披露し、道端に生息する花を踏まない様な着地もお手のモノ。
全員が王の系譜なので作中では基本五分五分扱いだが、劇中では基本登場してから暫くは強キャラ扱いされる事が多い追加戦士と敵首領のデズナラク8世を子供扱いしてあしらえるアメンジームに完勝した影響で「味方陣営の最強候補」として挙げられる事が多い。
変身ポーズ
オージャカリバーを逆手持ちして1回転し、更に逆回転しながらオージャカリバーを背中に回した後、剣先を左肩側に掲げて剣を抱える様な構えで変身する。1つ1つのオージャカリバー起動時の動作は女王らしく優雅である。
必殺技
- オージャフィニッシュ
オージャカリバーで放つ必殺技。斬撃を連続で飛ばす。
- オージャスラッシュ
キングズウエポン・鎌モードで放つ必殺技。第14話にて初使用し、「オージャフィニッシュ」との同時攻撃を行った(尚、相手はスパイダークモノスでヴェノミックスシューターの「ドクドクネット」毎破り、彼の初敗北にもなった)。
余談
- 戦隊史上初の虫モチーフの女性戦士である(厳密に言うと彼女のアレがあるがあくまで歴代戦士への変身)。
- スーツアクターの坂梨はアクション監督の渡辺淳からも若手の有望株としてのお墨付きがあり、渡辺の初のアクション監督作品となる仮面ライダーゼロワンでムーアが変身した仮面ライダーアバドンに抜擢している。その坂梨がレギュラーメンバーに起用されるのは今回が初となる。
- 前作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のオニシスターに続き、女性メンバーとしてのイエロー戦士でもある。さらにいうと、坂梨自身も1話限りだがオニシスター（未来）を演じている(ちなみにオニシスターのメインアクターは前作まで戦隊常連だった下園愛弓で、『ドンブラザーズ』終了後は『仮面ライダーギーツ』の劇場版『4人のエースと黒狐』で吹き替えアクションとして出演した後、『仮面ライダーガッチャード』で女性初の2号ライダー・マジェードとしてライダーデビューする)。
- モチーフに採用されているカマキリは、生物学の観点から見て一般的にメスが強い事でも知られており、これが女性戦士のモチーフとして採用された要因の一つではないかと見る向きもある。但し、これについては「男性メンバーのモチーフにハチを採用している」事もあり、そこまで決定的とはいえないとの声もある事に留意されたい(詳細はハチオージャーの記事も参照)。
- 日本でカマキリモチーフのスーパー戦隊の戦士は初であるが、海外版を含めるとビーストモーファーズのネイト・シルヴァ以来2人目。
- また、黄色いカマキリは幸せを運ぶ虫としても知られており、主に畑等に姿を現す。その為か、農業の国「トウフ」の殿様であるハチオージャーと深い関係を持っているのではと予想するファンもいるようである。戦隊ブラックと戦隊イエローのコンビ自体は、歴代シリーズの中でも絡む作品が少なからず存在する。
- 音声の"Come and kick it"は主語を踏まえて訳すと「来なさい、蹴散らしてあげるわ」と我が儘全開な性格を表すヒメノの振舞いととれる。
関連タグ
ツインカムエンジェル：『特捜戦隊デカレンジャー』に登場するヒーローのコンビ。本作以前の「男性戦士と同フォーマットのスーツの女性戦士」としての最後のケースであった。
スーパー戦隊歴代イエロー
オニシスター←カマキリオージャー→???
