概要
元々は下着としての用途に限定されていたが、アメリカでは1950年代からファッションアイテムとして用いられるようになった。日本では1970年代の若者文化の興隆の中、社会への反抗の印として流行が始まった。
元々は男性の下着であったが、現在では女性も着用している。
様々な色・サイズがあり、夏はTシャツ1枚にボトムス、冬はTシャツの上に冬服を重ねるといった基本形をはじめ、非常に多様なコーディネイトに対応可能。
グッズとしてのTシャツ
安価かつ大量に製作出来ることから、アイドルのコンサートやスポーツイベント・選挙などでスタッフ用や販売用にロゴをプリントしたものが作られたり、学校の部活動で大会出場時に一体感を高める目的や記念グッズとして、揃いのTシャツを製作することが多い。
冗談アイテムとしてのTシャツ
駄洒落や馬鹿馬鹿しい言葉・流行語を文字単体、あるいはイラストなどと共にプリントした商品が、カジュアルな洋品店や土産物屋で販売されているのもよく見られる光景である。
有名スポーツブランドのロゴや漫画・アニメキャラをパロディにしたもの(前者はアディダスのパロディの「アジダス」・プーマのパロディの「プードル」、後者は戸板に乗せられ筵をかけられたドラえもんで「ドザエモン」……)、政治家のスキャンダル・政治関係の流行語を描いた風刺画をプリントしたもの(死者から献金を受けていた政治家が幽霊の姿で描かれる、引き下ろされかけていると言われた与党総裁がおろし金ですり下ろされている……)などが過去に存在する。
TV番組での対応
2017年現在では、画面上にTシャツの映像が出る場合、(著作権・肖像権の問題を考慮してか)文字の部分などにモザイクが掛かるようになっている。