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パワーレンジャー・ミスティックフォース

ぱわーれんじゃーみすてぃっくふぉーす

パワーレンジャー・ミスティックフォース(原題:Power Rangers : Mystic Force)とは、パワーレンジャーシリーズの第12弾である。
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魔法。それは聖なる力、魔法。それは未知への冒険。魔法。そしてそれは勇気の証。

こんにちは!マジレッド/小津魁役の橋本淳です。僕らが演じたスーパー戦隊シリーズ『魔法戦隊マジレンジャー』がリメイクされました。

ファンタジー戦隊の決定版。その名も『パワーレンジャー・ミスティックフォース』

魔法の世界へようこそ!(日本語吹き替え版ナレーター:橋本淳


概要

魔法戦隊マジレンジャー』のリメイク。全32話。

制作はアメリカだが、撮影はニュージーランドで行われた。


原典以上に西欧ファンタジー色が強くなっており、魔法使いとしてのコスチュームもより魔法使い(というより魔法戦士)に近くなった。


パワーレンジャー・ニンジャストーム同様前作のレンジャーとの共演は無かったが、最初の巨悪である魔女リタ・レパルサがミスティック・マザー(マジエル)として登場したり、前作SPDに登場したピギーが再登場したりと世界観上のつながりはアピールされている。

また、前作で出演した一部キャストが別役で続投している。


日本では2012年に東映チャンネルで吹き替え版が放送されており、前作同様にスタッフロールで出演者によるトークが行われる。


2023年6月26日から10月9日にかけて「パワーレンジャー祭り」の一環として、Youtubeで公式配信された。


登場人物

今作のレンジャーは原典のように家族ではなく(一部のメンバーには血縁関係がある)、「ロック・ポリウム」というレコード店で働いているという設定になっている。

変身コードは「マジカルソース!ミスティックフォース!」となっており、番号も「123」と入力する。


  • ニック・ラッセル/レッドレンジャー(マジレッド)

吹き替え:櫻井孝宏

レンジャーのリーダーで、の魔法を使う(覚醒時はこれでコーラッグの剣を受け止めてみせた)。

当初は魔法をおとぎ話として信じない皮肉屋なリアリストだったが、困っている人間を見て放っておけず、危険に飛び込もうとする勇気を持っている。

ジミ・ヘンドリックスというギタリストを尊敬しており、これがきっかけでロック・ポリウムで働く事に。

赤ん坊の時に両親と別れ、養父母に預けられ、それからいとこ、姉、おじの家を転々としていたが、その道中に立ち寄ったブライアーウッドでレンジャーに覚醒した。後にリーンボウとウドナの息子「ボーエン」で、最強の魔法使いであることが発覚する。

原作のには性格があまり似ておらず、どちらかといえば寄り。


  • チャーリー"チップ"ソーン/イエローレンジャー(マジイエロー)

吹き替え:岡本信彦

何かとヒーローごっこに興じたり、魔法世界の不思議な出来事に一喜一憂するなど子供っぽい性格。

どう見ても魁の弟キャラを受け継いだとしか思えないが、弓矢やチェス、魔法薬の調合といった翼の特技は受け継がれており、発想も柔軟。

この性格ゆえに5人の中では真っ先に魔法使いに覚醒し、の魔法を会得した。やがてダガロンに感銘を受け、ナイトを志す。

チョコレートマシュマロがぶち込まれたシュリンプペパロニピザを食すなど味覚がアレな一面も


  • マディソン・ロッカ/ブルーレンジャー(マジブルー)

吹き替え:戸松遥

まじめな性格で、ビデオ撮影が趣味。の魔法を使う。

ピンクレンジャーことヴィダの妹でもある。通称「マディー」だが、作中では「マディソン」で通っている。

しっかり者でカエルが苦手という性格面などはからそこまで変更点はないが、こちらではなんとレッドと恋仲になる。


  • ヴィダ・ロッカ/ピンクレンジャー(マジピンク)

吹き替え:渡辺明乃

ロックポリウムの店頭DJでメッシュがトレードマーク。の魔法を使う。

奔放な楽天主義者だった芳香と比べるとしっかりしており、勝ち気な性格(芳香の性格はどちらかといえばザンダーが受け継いだと言える)。

一方でピンクレンジャーに選ばれながらも、最終章になるまでピンク色は嫌いだった。

インターナショナル・ハーベスター・スカウトと中々の車を有している。

ブルーレンジャーことマディソンの姉でもある。通称は「ヴィー」だが、作中では大抵「ヴィダ」で通っている。

本作のピンクレンジャーはマントを蝶の翅に変化させて突風を起こすことができる。


  • ザンダー・ブライ/グリーンレンジャー(マジグリーン)

吹き替え:岡野浩介

自己主張が激しく、女好きの自称"スーパーバイザー"。化け物相手でもまず話し合いを試みる平和主義者的性格。

スケートボードが趣味であり、生まれはオーストラリアだったためにいじめを経験したことも。

本作のコメディリリーフだが、やる時はやる男。

の魔法を使う。


  • ダガロン/ソラリスナイト(マジシャイン)

吹き替え:稲田徹

原典通り5人の魔法の先生で、リーンボウの弟子。カリンドアとの戦いでにされていたが、マディソンのキスで元に戻った。

優男風で天然だったヒカル先生とは異なり、立ち振る舞いもまさに某地獄の番犬を思わせるシブメンそのもの体格の方もがっしり系で、変身前後で違和感がない


  • ウドナ/ホワイトレンジャー(マジマザー)

吹き替え:唐沢潤

リーンボウの妻で、レンジャーたちの司令官(実質的に原典におけるマンドラ坊やのポジションとしての立ち位置にも相当する)。姉のニエラがいたが、死別。

偉大な魔法使いであり、爆発や他者への変身など様々な魔法を使いこなす。

コーラッグに杖を奪われ、変身できなくなったが、残された魔力や知識でレンジャーを導く。

終盤で変身能力を取り戻して戦線に復帰した。

原作の深雪とは序盤で変身できなくなっただけで退場はしていない点で大きく異なる。


  • リーンボウ/ウルフ・ウォリアー(ウルザードファイヤー)

吹き替え:増谷康紀

ウドナの夫で、死亡したと思われていたが邪悪な力を与えられ操られていた(第1話でウルフ・ウォリアーの剣を持っていたのが伏線)。

マスターの魔力に苦しむレンジャーたちを見て正気を取り戻し、マスターをその身に封印し、コーラッグの力でレンジャーたちを助けていたが、マスターのを取り除いてリーンボウに戻り、新たな姿となってレンジャーたちと共に戦った。


  • ミスティック・マザー(天空大聖者マジエル)

吹き替え:沢田敏子

善の魔法使いの頂点に君臨する大魔法使い。かつてのリタ・レパルサ(ただし演者は「リタの元になったバンドーラ役の曽我町子に容姿の似た女優」であり、実際に途中からリタ役を演じたカーラ・ペレスではなく曽我氏ご本人であり、声もリタのオリジナルキャストであるバーバラ・グッドソンではなくスーザン・ブラディが担当している)。

一見ブッ飛んだ改変とも思えるが、そもそも原典たるマジエルのデザインコンセプトからして「人格が丸くなったバンドーラ」であるため、それなりに筋は通るといえる。


  • クレア/シャイニング・ムーン・ウォリアー(ルナジェル)

吹き替え:高垣彩陽

ウドナので助手。変身アイテムは母ニエラの形見のティアラ。

天空聖者でクールな性格だったルナジェルとは異なり、魔法は未熟(誤って羊に変身したり、姿を消す際も半身しか作用しないほど)でハイテンションな粗忽者という真逆な性格だが、原作通り「門の鍵」としての役割も引き継いでいる。

リーンボウ捜索の際には魔法が使えないウドナを補佐するために同行した。


  • トビー・スラムブルーク

吹き替え:岩崎征実

ロック・ポリアムの店長。5人の上司というよりかは気安い関係である。

パワーレンジャーたちの正体を知らず、ニックたちがサボっている(というかレンジャーになる前からそうである)ものと思っていたが、最終的に彼らがレンジャーである事を知り認める。


  • フィニアス

吹き替え:岡哲也

本作のオリキャラ。トロブリン(トロルとゴブリンのハーフ)であるがために両種族から疎んじられる。

不潔である事以外は好人物であり、ウドナ夫妻からも信用されニックを一時期預けられていたほど。実は腕っぷしもかなり立つ。

ロック・ポリアムに就職したはいいものの、ここでも偏見に逢い、解雇を言い渡されてしまう。

最終的にはトビーと和解、おまけにリーリーと恋仲になった。


  • ジェンジー(魔法猫スモーキー)

吹き替え:岩崎征実

ダガロンに仕える猫の魔人。スモーキーとは異なり語尾が「〜ニャ」とかになったりはしない…というかランプの魔人要素が先行したのか完全に腰の低いおっさん風。


  • スノープリンス(スノウジェル)

吹き替え:伊藤陽佑

魔法使いたちを育ててきた善の魔術師。ただし原典とは異なりレンジャー達にレジェンドミスティックレンジャーの力は与えていない(この役回りは赤白黒のゼンタイ三人組…もとい魔法裁判所の裁判官達へと受け継がれた)。

原典では女性だが今作では男性であり、原典における「幼体モード」は登場しない。


  • ファイヤーハート

モンスターのボニーが守っていた卵から孵ったドラゴンの子供。

クレアをママ、フィニアスをパパだと思って懐いており、成体へ成長すると「レッドドラゴンファイヤーレンジャー」の纏う鎧に変化する。

轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場したプレシャス「サラマンダーの鱗」はパワーレンジャー世界においてはファイヤーハートの鱗という扱いになっているが、役回りは原典とほぼ同じである。


登場人物(敵)

  • ザ・マスター(絶対神ン・マ)

悪の魔法使いの支配者で、一部ではとして崇められている。

かつての戦いでリーンボウに封印されたが、邪悪な力で彼をコーラッグにした。


  • コーラッグ/ナイトウルフ(魔導騎士ウルザード)

悪の騎士で、マスターの右目をとして使っている。

その正体はリーンボウ。悪に染まったニックがこの姿になったこともあった。


  • モーティコン(凱力大将ブランケン)

吹き替え:岩崎征実

軍団の指揮官。マスターの牙をとして使っている。


  • インペリアス(魔導神官メーミィ)/カリンドア(ライジェル)

吹き替え:伊丸岡篤

リーンボウの弟子だったが、悪の魔法使いとなりダガロンとの決闘に敗れミイラに封印されていた。モーティコン亡き後に後任として蘇った。

吹替え版では原典と同じくオカマ口調で喋るが、カリンドアの姿では男性口調となっている。また、原作では無かった人間態も有している。


  • リーリー・アイパンバ(ナイとメア)

吹き替え:合田絵利

ネクロライの娘。当初は「ロック・ポリアム」の客として登場したが、自己中心的な性格でレンジャーとはそりが合わなかった。後に悪事に嫌気がさし、組織から抜ける。最終的にレンジャーとも和解。

原典ではバンキュリアが分身した2人組だったが、本作では1人だけでネクロライとは別人(終盤でのリーンボウ達の蘇生もリーリーではなく彼女の役回りに改変されている)。


  • ニッキ・アイパンバ/ネクロライ(妖幻密使バンキュリア)

吹き替え:宮寺智子

マスター復活をもくろむ吸血鬼の女王にしてリーリーの母親。

死者を蘇らせることが出来るが、終盤でリーンボウ達を蘇らせた際に力を使い果たし人間になった。


テン・テラーズ(冥府十神)

巨大な魔界の神たち。モノリスに選ばれたものだけが行動を許される。

  • マグマ(イフリート)

吹き替え:稲田徹

炎を操る最初の刺客。

  • オキュロス(サイクロプス)

吹き替え:岩崎征実

射撃の名手。弾丸に当たったターゲットを消してしまう力を持つ。

  • サーペンディーナ(ゴーゴン)

吹き替え:園崎未恵

巨大な盾を持つ。マスター復活に興味を持たない。

  • メガホーン(ドレイク)

吹き替え:岡哲也

好戦的な性格。非常に硬い鎧で身を包み、いかなる攻撃も通さない。

  • ヘッカトイド(トード)

吹き替え:岡哲也

非情に食欲が旺盛でお菓子が好物。武器は体のイボから出す毒と長い舌。

  • マトゥーンボー(ティターン)

吹き替え:伊藤陽佑

車に惹かれそうになった子供を助けるなど心優しい性格。ヴィダと親友になり破壊活動を辞めたがマスターの新しい肉体に選ばれてしまい、マスターの魂を宿したまま永遠の眠りに就こうとするもスカルピンの攻撃でダメージを負った隙に肉体を乗っ取られてしまう。

マスターが倒されると復活した。

  • ゲッコー(ワイバーン)

吹き替え:岡野浩介

飛行能力と素早い動きが武器。

  • ブラックランス(スレイプニル)

吹き替え:山本兼平

騎士に似た外見で、長槍が武器。

  • スカルピン(ダゴン)

吹き替え:鈴森勘司

テン・テラーズのリーダー。鉾が武器。

  • イタシス(スフィンクス)

吹き替え:仲村かおり

穏やかで知的な性格。不正を絶対に許さない。

レンジャーたちの発言に心を打たれて改心し、スカルピンを倒した。


オリジナルアイテム/用語

魔法

本作における魔法は原作といくつか設定が異なる。

  • 行使およびレンジャーへの変身には「魔法を信じる心」が肝要。
  • 行使にあたり、ミスティックモーファー(マージフォン)やマジスタッフ(マジスティック)などのアイテムは必ずしも必要ではない。
    • 事実、初めて5人が魔法を発動した際にはアイテムを使用していない。
  • 必ずしも発動に呪文を唱える必要はなく、原作で詠唱があったシーンでは呪文が唱えられていない(あるいは必殺技コールがない)事が多々ある。
    • 例えばモーファーを指定した場所にかざすだけでテレキネシス(のようなもの)が行使でき、掃除に使えたりする。
    • 呪文や必殺技名は原作とは全く異なる(例えばレッドファイヤーが「フェニックスパワー召喚」となっている)。

魔法の杖

マジスティックのグリップ部分がついている事以外は典型的な見た目をした魔法の杖。

レンジャー達5人の物も当初は杖型だったが、その場にいなかったニック以外の4人がゴネた結果、ウドナは「時代に合わせた形」としてミスティックモーファー(マージフォン)に変化させた。

ウドナはこれ自体が変身アイテムであり、変身後はスノースタッフ(マジスティック)に変化する。


ブライアーウッド

アメリカの何処かにある都市。

レンジャーの拠点であるレコード店「ロック・ポリアム」もここにあり、街の外れには帰らずの森があるが、実際は魔法界に通じている場所であった。


魔法界

本作が原作よりも西欧ファンタジー色が強いとされる最大の要因。

原作のマジトピアに当たる場所だが、事実上の天界であった原作とは異なり、ドラゴンや妖精など伝承の存在が住まう異世界という位置付け。他の戦隊でいうところのギンガの森に近い。

現実世界とは結界で隔てられているが、魔法使いであれば木を伝って現実世界へ瞬時に帰還できる。

過去にはダークネスと呼ばれる黒魔術やアンデッドの勢力を5人の勇者たちが下界に封じ込めた魔法大戦が起こっており、地震によってその封印は解けようとしていた(とはいえ、封印が完全に解けたわけではなく、魔法による転送が不可欠)。

この功績から5人の勇者(とその後継者であるレンジャー達)は現地の住人にとても尊敬されている。


ルートコア

魔法世界におけるレンジャー達の拠点たるツリーハウス。原作の魔法部屋に相当する。

水晶玉や様々な魔法を授ける魔導書「ジノトーム」などのマジックアイテムが所蔵されているが、機械的な設備もそこかしこに見受けられる。

ドラゴンの顔を模した入口があったり、枝が倒れてミスティックレーサー(スカイホーキー)の発射口になるなど様々な仕掛けが施されている。


フレイムサイクル

ベースはKTM・400EXCレーシング。

レッドのミスティックライダーが変形するオートバイ。

変身前からホンダ・スティード600を乗りこなすライダーであるレッドにはうってつけの武装だと言える。


フィアースドラゴンモーファー

赤いドラゴンの意匠が付いたグリップフォンのリデコアイテム。

レッドドラゴンファイヤーレンジャーに強化するために使用された。


ミスティックトラッカー

レッドのマシンであるバギー。

玩具のみ。


ドラゴントラッカー

グリーンが乗るドラゴン型マシン。

玩具のみ。


フューリーソーラートラッカー

四輪バギーでソラリスナイトのマシン。

玩具のみ。


レジェンダリートラッカー

玩具限定の4WD型マシンでグリーンが乗る。

砲撃武装を備える。


関連項目

パワーレンジャー

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