「結構遊んだから、そろそろアンタの魂も貰おうかなぁ~♪」
データ
- 登場話:Episode.39「レクイエム・ワールド」
- 身長:199cm
- 体重:84kg
- 出身地:ユイルワー星
- 罪状:宇宙薬事法違反、及び若返り薬製造を目的とした大量殺人の罪
- ジャッジメント:デリート許可
概要
枕が変わると眠れないとされるユイルワー星人の一人。アリエナイザー。
飲んだ人間の脳波を手に入りやすい状態にする薬品を作って若さを保つ薬と偽って街にばらまき、ユイルワー星人特有の能力である「夢の中に入り込む力」で若い女性たちを夢の中で殺害する形で魂を奪い殺してきた。
その最終目的は、100人の女性の魂を使って若返り薬を作る事であり、自身は静止衛星軌道上(赤道上空35800km地点)にある若返り薬製造装置を搭載した怪重機「メガロリア2」に乗って高みの見物を決めこんでいた。
武器はビームガンにもなる両腕の鋏。
口からは相手を昏倒させ強制的に眠らせる毒針「ドリーミーニードル」を発射する(後述の描写から実在が疑われるが、自身で使用する武器を把握できていないということは考えにくいため使用は可能であると思われる)。
ユイルワー星人は上述で書かれた通りに、魂になって他人に入り込む能力を持つ。その能力を応用して、心理カウンセラーの役職に就くことが多いらしい。
また、寝る際は自分に合った夢を見てスッキリと目覚めることができるので、朝寝坊する事はないという。
劇中での活躍
決死の覚悟で潜入捜査に挑んだウメコも眠ったままの状態になってしまったが、「神様みたいにじ~っと皆を見守っていられる場所」という言葉から居場所をジャスミンに特定されてしまい、メガロリア2をデカウイングロボの攻撃で地球に落とされたため、今度はデカレンジャー達の悪夢に潜り込もうとする。
しかし、それを見抜いたジャスミンによって、逆に自分が倒されるという幻覚を見せられると自分の悪事を棚に上げ「卑怯よ…あんた達!!」と逆切れするも「あんたが言うな!!!」とウメコに言い返され、スワットモードになったツインカムエンジェルが立ち向かってくる。
彼女達の浮遊回転銃撃を直に受け、デカイエローとデカピンクが読みあげた「宇宙薬事法違反及び若返り薬製造を目的とした大量殺人の罪」でデリート判決を受け、そのまま彼女達の「ディーリボルバーマックスパワー」でデリートされた。同時に、若返り薬にされなかった女性たちの魂も無事に元の体へと戻っていった。
余談
劇中にてミーメの死と共に若返り薬精製に使われなかったままの女性たちの魂は体に戻っているが、彼女がかつて同様の手口で行った犯行で死人を出し、最終的にデリート許可が下りていることから、過去に若返り薬を何度も精製しては自身で使用していた、または他者に売りつけていた可能性がある。
出身星と名前の由来は「悪い夢見」のアナグラムで、モチーフはクワガタムシ。
声を演じた富沢美智恵氏は『超力戦隊オーレンジャー』の5話にて火野先生役で俳優としてゲスト出演しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は9年ぶりであり、同時に今回で初めて怪人役を演じた。また、本作から13年後に劇場公開され、ジャスミン・ウメコも出演したスペース・スクワッドシリーズの「ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ」にて、敵役のヘルバイラの声を担当し、ツインカムエンジェルと再び戦った。
スーパー戦隊Official Mookのデカレンジャー編にて彼女も紹介されているが「パイルワー星人」と誤表記されている。
『パワーレンジャー・S.P.D.』においてはモーラが生み出したモンスターの一人として登場するがモブに近い役割だったために名前らしい名前が付けられておらず、「目に斑点があるモンスター」としか表記されていない。また声は妖艶な女性の声であった日本版と異なり何故か低い男声になっている。
関連タグ
リバーシア星人サキュバス・ヘルズ…前に登場した女性のアリエナイザー
冥獣人インキュバスのベルビレジ:翌年の『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する同属性の怪人で、似たような悪事を働いた。ただしこいつは男である。
ミンジョ:16年後に登場する夢を操る女怪人