魔導馬バリキオン
まどうばばりきおん
魔導騎士ウルザード「ウー・ウル・ザザレ」
魔導騎士だけに仕える巨大な漆黒の魔導馬。
大地を踏み固め、草花の芽生えを封じる地獄からの使者とされ、魔導騎士ウルザードの上記の呪文で魔導陣を通じて地底から出現する。外見も普段は黒色の馬の姿(鞍はウルザードの紋章であるWの字を模している)だが、巨大戦になると本来の巨大な姿に変貌する。
巨大戦では巨大化したウルザードと「ウーザ・ドーザ・ザンガ」の呪文によってウルケンタウロスに魔導合体する。更にウルザードが闇の覇王になる力を得て、「ウーザ・ドーザ・ウル・ザンガ」の呪文によって闇の覇王・ウルカイザーにまで魔神合体が可能となった。
非常に気高い性格でウルザードにのみ忠誠を誓っている為、他の者がこの魔導馬に無理矢理乗ろうとすると振り落とされた挙句、踏み潰されてしまう。
しかし、Stage9で妖幻密使バンキュリアの放った毒矢に倒れた際に、魁に助けられた事で彼を「戦士」として認めたらしく、それ以降は魁=マジレッドにだけは力を貸す事もあり、同話ではマジフェニックスと「ジルマ・マージ・マジ・ジンガ」の呪文によってファイヤーカイザーへと友情合体した。
主人であるウルザードの正体をどこまで知っていたのかは不明だが、魁の性質が主人に近い事には気付いていたらしく、加えて魔法の属性が同じ「炎」である事も魁を気に入った理由らしい。
その後は、Stage18ではマジフェニックスと共に天空聖者ルナジェルを天上界マジトピアへ送り届けた後、再びフャイヤーカイザーに友情合体する等、本編だけでも2度マジレッドに力を貸している。
その後ウルザードは天空聖者ブレイジェルの姿と正義の心を取り戻したが、ン・マの魂を体内に取り込み封じたことで再びウルザードの姿で活動するようになり、42話ではバリキオンも変わらずウルザードと共闘している。この際ウルカイザーへの合体呪文が天空聖者の用いる「ゴール・ルーマ・ゴル・ゴンガ」に変化しており、諸々のエフェクトや技も光寄りのものになっていることから、バリキオンも主人の身の上を受け入れながら忠誠を捨てずにいることが窺える。しかし結局これがウルザード最後の巨大戦となり、以降バリキオンは最後まで登場することも言及されることもなかった。
なおブレイジェルの愛馬一角聖馬ユニゴルオンはバリキオンに酷似しているが別に闇堕ち前というわけではなく、関連性は不明。ちなみに玩具の仕様ではユニゴルオンもウルザードと合体可能。
また、名前は「馬力」に由来しており、ユニコーンが元ネタのユニゴルオンとは違って特定の伝承が元ネタではない。なお、ユニゴルオンと同じく名前が「オン」で終わるがこちらの由来は不明(「ride on」あたりであろうか?)
ちなみに、冥府神スレイプニルの乗る冥府馬車はバリキオンに酷似した二体の黒馬が引いている(恐らくは3Dモデルの流用)。バリキオンとの違いは体に青いラインが走っており、目も青い点である。
こちらでの名前は「カタストロス」といい、元は魔法世界に住む馬であった。
しかし、100人がかりでも手がつけられないほどに性質は荒々しく、魔法大戦の折にコーラッグ(ウルザード)によって下界に連れ去られて彼の馬となったという経緯が語られた。つまりこちらでは最初から魔導馬では無かったというわけである。
原作通り、ケンタウロスウルフメガゾード(ウルカイザー)の呪文の暴発で異空間に飛ばされたニックを追い回すが、ネクロライ(バンキュリア)に負わされた傷(こちらでは毒矢は抜けた状態であった)を消去の呪文の応用で治療してもらった事がきっかけで彼を一時的に騎手と認めた。
ミスティック・ガルーダ(マジガルーダ)がコーラッグの転送呪文を逆さに読んだ事で現世への帰還を果たし、ケンタウロスフェニックスメガゾード(ファイヤーカイザー)として戦うが、再び元の鞘へ収まった。
魔法戦隊マジレンジャー 地底冥府インフェルシア 魔導騎士ウルザード
グッドストライカー:14年後に両側の戦隊のメカと「カイザー」の名を持つロボに合体する強大戦力繋がり。こちらは合体の主導権を握る程の自我の意識がある。
スモッグジョーキー:15年後にヒーロー側の巨大戦力と合体する事で共闘した敵の巨大戦力繋がり。但し、こちらは双方の合意でない一方的な物である。