天空聖者ルナジェル
てんくうせいじゃるなじぇる
Stage15から登場した、月影を司る天空聖者(ルナジェルとして登場するのはStage16から)。
人間態の外見は10代後半の少女の姿をしている(天空聖者は人間態時の外見と実年齢は一致しない)。
マジトピアでは、天空聖者サンジェルと並んで天空大聖者マジエルの側近を務めている。
さらにはサンジェル(ヒカル)と、先代5聖者守護隊の一人である天空聖者ライジェルと並んで、伝説の勇者と謳われた天空聖者ブレイジェルの3人の弟子の一人でもある。
15年前のインフェルシアとの戦いに参加した際に、自分の命を鍵にして冥府門を閉ざす“鍵魔法”をかける事で、インフェルシアを封じる事に成功したものの、ライジェルの裏切りによって記憶を失い、マジトピアに帰れないままとなっていた。この為にインフェルシアからは「門の鍵」と呼ばれている。
小津魁(マジレッド)からは、当初は記憶が無かった為に、ブレスレットについていた鈴の音にちなんで「リン」と名付けられる。以降は記憶を取り戻してからも、それを地上名として使っている。
魁と出会って暫く一緒にいた時期にバンキュリアに襲撃されるが、その際に翼が作った「思いやりのある思い出し薬」の効力によって、失っていた記憶が完全に復活する。
やがて、自身を狙って襲ってきた魔導騎士ウルザードとの戦闘に敗北し、冥府門を開く為に捕らえられてしまうが、魁の活躍によって助けられ、無事にマジトピアへ帰還する事に成功する。
記憶が蘇るとマジレンジャーたちを甘いと評し、彼らの厳しさを試すために異空間に招いたが、次第に彼らの優しさも強さの一つだと認めるようになる。
その後も5兄妹がレジェンドパワーを取得した際など、重要な出来事があれば度々人間界に姿を現しては、彼等の教師となった兄弟弟子で仲間のヒカルと共に彼等を助けている。
ブレイジェルの弟子にして、マジシャインであるヒカルと並ぶ存在であるだけに、バンキュリアをあっさりと倒すなど高い実力を持っており、単独で巨大化する事も可能。ウルザードも「ン・マの大いなる力を得る前の自分だったら負けていた」と言っている。
必殺技は、「ゴー・ゴル・ゴジカ」の呪文と共に武器の杖を回転させ、作り出した満月型のエネルギーを飛ばして攻撃する「ムーンライトサークル」である。
クレア/シャイニング・ムーン・ウォリアー名義で登場。吹き替えは高垣彩陽女史。
人間体を演じた山内女史は、後の『仮面ライダーW』にてティーレックス・ドーパントこと津村真里奈役で出演している。