概要
魔術属性及びキャッチフレーズは「煌めく氷のエレメント」。
Stage.30から登場した天空聖者で、マジトピア創世記の「原始の天空聖者」の1人。
天空聖界の最長老であり、普段は揺りかごに入った子供の様な姿をしているが(殻を閉じた形態と開いた形態の二つ存在する)、戦闘時には人型の戦士体に変身する。原始の呪文の使い手で、かつてマジマザーこと小津深雪に力を貸していた。
普段は自ら作り出したマルデヨーナ世界「嘆きの海」(海水が全て自分が流した涙で出来ている)で隠遁生活を送っている。嘆きの海を訪れたマジレンジャーが釣り上げた巨大なアロワナのような怪魚に食われた際に胃の中で発見される。当初はかつての戦友である深雪が敵に敗れた事もあり、力と戦いに虚しさを感じていた。それ故、当初は彼女の子供達であるマジレンジャーに力を与える事を渋っていたが、彼等の勇気が五色の魔法使いに重なり、伝説の後継者に相応しいと判断。レジェンドパワーを授け、物語の中盤にマジレンジャー達はレジェンドマジレンジャーへと覚醒する(彼女が力を授けると同時に怪魚の口が開いていたことから、眷属であることをうかがわせている)。
更に冥府神ドレイクの地上侵攻の際には、自ら人間界へ登場。ヒカルに試練を与えると同時に、自らもマルデヨーナ世界の隠れ家である「沈黙の雪原」を舞台にマジレンジャーとともにドレイクと戦った。最長老の名は伊達ではなく、地上でのドレイクとの戦闘では優れた体術で戦いを優位に進める高い実力の持ち主だが、老いと長い間のブランクで劣勢に立たされた(※後に試練を乗り越えたサンジェルに救われ、ドレイクも撃破されたが)。
ヒカルことサンジェルには上記の通り試練を与え、魁から学びを得る様に促したが、全ては何れマジトピアの長・天空大聖者の座をサンジェルに継がせようと言う考えからである。
必殺技
ジルマ・ゴル・マジュール・ゴゴール
5人のレジェンドパワーを解放した呪文。
ゴール・ゴル・マジュール
赤ん坊の姿から人型の姿に変身する呪文。
ルーマ・ゴジカ
冷気を放って対象を凍らせる。
余談
声を演じた潘氏は2年後の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』では幻獣ピクシー拳ヒソの声を当てている。尚、マジレンジャーより10年後の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』には娘の潘めぐみが十六夜九衛門役でレギュラー出演しており、図らずも親子二世代でスーパー戦隊シリーズへの出演を果たした事になる。
海外版『パワーレンジャー・ミスティックフォース』では「スノープリンス」として男性に変更されており、日本語吹き替えは前作のデカグリーン(グリーンレンジャー)役・伊藤陽佑氏が担当している。
ただ、こちらは一部の設定がオミットされており、終始戦士体のみの登場でなおかつ「レンジャー達にレジェンドパワーを与えていない」という相違点がある。
関連タグ
魔法戦隊マジレンジャー 天空聖界マジトピア 天空聖者 氷属性
ルナ:潘氏が13年前に演じた人外の保護者。メーミィの中の人も保護者として登場する。