「どんな奴が来ても、どんな逆境でも、前を向いて笑っていられる強さ 俺はお前みたいに強くなりたい」
曖昧さ回避
ココでは1について説明する。
概要
CV:田中真弓
主人公の孫悟空がドラゴンボール探しの旅を終え、亀仙人の下で修業を始めた頃に初登場。共に亀仙流を学ぶ兄弟弟子となる。
キャラクターとしての参入こそブルマやヤムチャよりも遅いものの、悟空とは長らく苦楽を共にし、彼にとっての無二の親友となっていく。
人物像
AGE736、10月29日生まれ。初登場時の年齢は13歳で、悟空よりも1歳年上。
スキンヘッドキャラの多いドラゴンボールにおいて、クリリンもその一人であるが、彼の頭は剃髪したものであることが明確に判明しており、髪が生えた姿で登場することもある。
坊主頭という特徴に加え、額に6つの点の印がある。
これは彼が亀仙流に入門する以前に身を置いていた「多林寺(おおりんじ)」の僧侶たちの共通した姿である。魔人ブウ編の頃には髪を伸ばしており、あまりの変わりように孫悟飯がその場で読者(視聴者)にわざわざ説明を挟んでいる。
『復活の「F」』以降では、戦いに赴く際にその都度気を引き締めるために改めて剃髪する場面がある。
瞳は点のように小さく鼻がないなど、他の人間のキャラクターたちに比べデフォルメされた顔立ちで描かれている。
アニメでは、目の輪郭線だけを残して白目部分まで肌色に塗られている。(目薬のcmでは白目部分が赤く腫れていた)
また、鼻に関しては単に省略されているわけではなく鼻そのものが無いらしく、作中で対戦相手の酷い体臭に苦悶しピンチに陥った際、応援する悟空から鼻が無いことを指摘されて形勢を逆転し勝利している。
ただ、どういうわけか鼻が無いのに鼻くそを飛ばしたことがある(匂いを嗅ぐシーンもあり、アニメ版では鼻血を出すシーンもある)。
鼻がない理由は皮膚呼吸ができるかららしい。
背が低く、登場初期の背丈は一歳年下の悟空と同程度(悟空も齢の割に小柄である)だった。
青年期に入り多少なり身長は伸びたものの、急成長した悟空とは頭二つほどまで差が付けられてしまった。
ただし、アニメ版では隣に幼少期の悟飯がいる事が多かった為なのか、背が過剰に小さく描かれる事が多く、実際の身長は153cmと、印象ほど低いわけではなかったりする。
当初は天真爛漫で純真無垢な悟空とは対照的なずる賢い性格で「武天老師」こと亀仙人に気に入られるために媚びを露骨に売ったり、修行中に悟空を騙して手柄を横取りしようとしたりなどの卑怯な手段をとることもあった。
だが、修行を通して次第に丸くなり、武道家としても人間としても大きく成長する。
立ち位置について
多林寺で修行していたが仲間たちからチビだチビだとバカにされ、強くなってモテるために亀仙人に弟子入りした。
そして修行を通して苦楽を共にする事で、悟空の無二の親友となる。
クリリンが殺された際には普段は穏やかな悟空が凄まじい怒りをいずれも見せており、超サイヤ人覚醒へのきっかけにもなっている。
クリリンもまたサイヤ人編終盤で個人的な恨み辛みや仲間の仇討ちよりも悟空との友情を最優先し、ベジータを逃がしてほしいという悟空の我儘を後腐れ無く笑顔で了承するなど、作中では二人の友情が描かれる場面も多い。
サイヤ人編~ナメック星編ではまだまだ未熟な孫悟飯を技と機転で上手くサポートする兄貴分としての活躍を見せ、悟空だけではなく悟飯さらには孫悟天、またナメック星人の子どもで地球の新たな神となったデンデとも良好な信頼関係を築き上げている。
また、ヤムチャとは初期からずっと仲が良く、サイヤ人編の栽培マン戦でヤムチャが爆死した際にはそれまでにない激しい怒りを見せている。
セルゲーム後にクリリンが18号に想いを寄せていることがわかった際には、クリリンの恋愛の行方をヤムチャは心から応援していた。
その人当たりの良さは元々敵同士であるピッコロにベジータ、さらに自身を殺したフリーザとも成り行きで協力することになった際には率先して歩み寄る姿勢を見せて打ち解けるなど、Z戦士の中ではコミュニケーション能力に最も長け、個性が良くも悪くも大変強いメンバー間の潤滑油のような役割を発揮するキャラでもあり、多くの仲間と信頼関係を築いている。
ギャグキャラとしての場面も多く、ヤムチャ以上に三枚目的なポジションを担うこともある。
戦闘面では強敵を倒すなどの目立った活躍が描かれることは少なく、小柄な体と持ち前の臆病さから敵から悟空達の中で一番弱いとほぼ必ず見下されることがあるが、第23回天下一武道会ではピッコロに敗れるも善戦し、気円斬の予想外な切れ味でナッパに傷を負わせたり、フリーザ(第2形態)の尻尾を切断するなど、勝利こそしていないが遥か格上な実力者相手にも一矢報いる活躍を所々で見せた。
純粋なフィジカルや格闘センスでは流石にサイヤ人などには遠く及ばないものの、気のコントロールが非常に上手く、亀仙流の人間では舞空術を最初に披露して周囲を驚かせたり、ダブル追跡エネルギー波や拡散エネルギー波といった強力な気功波を自在に操る技で相手の虚をついたり、悟空から託された元気玉の素をぶっつけ本番で形にするなど、その長所で戦いに大きく貢献する事もあった。
持ち前のずる賢さもあってなのか頭の回転が速く、第22回天下一武道会の準決勝における悟空との対決では実力に大きな開きが既にあったにもかかわらず数々の作戦を交えることで善戦している。
しかし超サイヤ人とそれをさらに上回る戦闘力を有する敵が登場してからは戦闘力のインフレについていけず、バトルシーンをまともに披露することはなくなった。
またお調子者で相手を外見で判断して見下し、返り討ちに遭うことが多いのも敗因の一つとなっている(対ラディッツなど)。
人造人間・セル編で、17号と18号を緊急停止させるコントローラーを受け取るために亀ハウスを飛び立った時のクリリン本人のセリフ「めいっぱいとばせばブルマさんの飛行機よりきっと速い‼」を解釈すれば、この時点での彼の舞空術による飛行速度は、飛行機より少し速い程度かと思われる。
劇場版では毎度のごとく真っ先にぶっ飛ばされ、やられることが多くその度に「なんで俺だけ…」と言うのがお約束。
しかし映画の出演回数は回想のみの登場も含めれば全20作中17作と非常に多く、皆勤の悟空を除けばなんと単独最多出演である(次点および直接出演数最多タイは亀仙人)。
ちなみに未出演3作の内2作はクリリンが初登場する前の最初のドラゴンボール探しの旅のリメイクである『神龍の伝説』と『最強への道』であり、物語の時系列的にクリリンが存在している作品で出ていないのは『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』1作のみ。
初期の作品では悟空の窮地を救ったり(ある意味後のベジータポジション)、一線を退いた後も非戦闘員や気絶した仲間の救助を行うなど、サポート面での活躍シーンは決して少なくない。
亀仙人はZの映画シリーズでは1、2シーン程度のチョイ役で出番が終わってしまう作品が少なくなく(『超サイヤ人だ孫悟空』、『とびっきりの最強対最強』など)、ヤムチャ、天津飯、チャオズなどは映画の出演自体がかなり少ないため、それを考えれば脇役としては圧倒的に出番に恵まれていると言える。
『復活の「F」』では、久しぶりに戦士として活躍する姿が描かれた。
TVアニメ新作のドラゴンボール超では、復活のF編を経た宇宙サバイバル編から、家族の為にも格闘家として復帰する事を明確に決意。
悟空と共に亀仙人の元で新たな修行に励んだ結果、戦いにおいての恐怖の感情を克服し、「無我の境地」へと到達する事に成功。
「分かりましたよ…武天老師様…。」
「過去に怯える自分を超えなきゃ 何時までも逃げてばっかりになる」
「これが 新しい俺だ!!!!」
一応、一線を引いてからも18号と多少な組み手を行っていた事、悟空たちの戦いを間近で見届け続けてきた事等が功を奏し、元々意外と実力の維持ないしパワーアップをしていたのだが、この「無我の境地」と言う新覚醒状態を会得した事で、ノーマル状態の悟空(この時点で純粋魔人ブウですら比較にならない神クラスの猛者とも戦り合えるスペックを持つ)と普通に組み手が出来る程までに爆発的にパワーアップ。
その後、修行を再開した後に悟空と手合わせした際には、超サイヤ人相手程度までなら十分互角に応対出来る程の強さを見せ付けた。
さすがに超サイヤ人ブルー状態の悟空とかめはめ波を撃ち合った際には簡単に押し負けたが、本来ならクリリンのかめはめ波など超サイヤ人ブルー悟空のかめはめ波相手では一瞬でかき消されてしかるべきであろうシーンで、多少なりとも拮抗して見せた事は、やはり驚異的なパワーアップの証拠であり、驚嘆に値する。
気の出力と扱いの上手さが奏功している部分もあるのかもしれない。
また、同時に、かつてフリーザ・セル達にお株を奪われてしまった気円斬の最高の使い手としても返り咲いており、気円斬4枚を同時に発射し、それぞれを同時操作(時間差攻撃も可能)したり、一発発射した気円斬を発射後に三枚に分裂させ攻撃する「気円斬三枚刃」を開発した。
更に、元々得意としていた太陽拳を更に発展させ、100倍太陽拳と言う大技も習得。
その光量は凄まじく、練習試合をしていた悟飯を油断していたとはいえ、完全に無力化し、そのまま場外にして勝利してしまう程であった。
本戦では、場外に落ちそうになった18号を助けたり、数名を場外に落とす等善戦するが、勝利に油断していた所をフロストに不意打ちされ、無念の第七宇宙初脱落者となってしまう。(ビルス達にも慢心を注意されていた)
しかし、力の大会出場選手=各宇宙の代表=ただの超サイヤ人程度では物の数ではない超強豪達と普通に互角に殴り合いを演じ、しかも勝利してみせた事は、十分大金星であると言えよう。(特に18号救出は間接的ではあるものの、大会終盤の重要な局面に影響を与えている)
天津飯や亀仙人が脱落するまでのしばらくの間、観客ポジションとなり、時折、選手に対して突っ込みを入れたり、仲間達を心配する場面がある。
終盤では悟空の勝利を誰よりも信じ、悟空に辛棘な態度を取る第11宇宙の面々に対してピッコロや師匠の亀仙人と共に悟空の良さを語るなど親友らしい一面も見せた。
ドラゴンボール超 ブロリーでは残念ながら直接登場する事はなかったが、フリーザがとある場面を思い出した際の回想シーンで登場しており、その後の展開を大きく変える等、間接的に関わっている。
未登場だったものの、ピッコロが気を察知して警戒していた事を考えると、本人も今回の事態に気付いていた可能性はある。
ドラゴンボール超 スーパーヒーローにおいては、『復活の「F」』以来久しぶりの映画出演を果たした。
一応時間軸としては原作最終話に近い場所にあるが、武道家を続けていた事もあってか老け込んでいた原作とは違い若々しい見た目を保っている。
サタンシティの警察服を着て登場したクリリンいわく「こう見えても警察署じゃ超人と言われている」と発言している。
なお、クリリンがセルマックス戦序盤で戦闘に直接参加しなかった理由に関しては、集英社みらい文庫版『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』漫画ノベライズ本にて「クリリンも強い。だが彼等(ブルマが連れて来た頼もしい助っ人たち:孫悟天・トランクス・18号)は強さのレベルが桁違いなのだ」と説明されている。
ただしクリリンも終盤では18号のサポートキャラとして戦いに加勢しており、第23回天下一武道会に参加した当事者しか知らず、本人すら忘れていたピッコロの隠された能力を伝えた事で戦局が大きく変動していくことになる…。
職業は長いこと不明だったが、『復活の「F」』で実は警察官をやっていた事が判明した。
ちなみに2回試験に落ちたらしいが、何故地球人最強であり、知能もそれなりにあってそんなに落ちたのかは不明。(ドラゴンボールの作中では当てはまらないがジャパンの男子警察官は160cm以上を求められるそうなので身長がネックだったのだろうか?)
なお、劇場特典の完全書き下ろし設定集によれば、警官としては超優秀で「クリリンのおかげで管内の犯罪は激減した」とのこと。悟飯を筆頭に、チートスペックを社会生活の中で使うことを快く思わないキャラが多い中、自分の能力を長所として活かし(スピード違反の車を高速移動で先回りして止めたり、強盗犯を1人で鎮圧したりしている)、器用に立ち回っている数少ない人物である。
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モテたいという動機で修業を始めたにもかかわらず、女子に縁が長らく無かった(アニメでは101回も振られている)クリリンだったが、人造人間編にて18号にほっぺにキスされたことがきっかけに、彼女に対して恋心を持ってしまう。
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案外二人きりの時は本名で呼んでいるのかもしれない。
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アニメ版では、18号の前に「マロンちゃん」というアニメオリキャラの彼女(なぜかブルマに似ている)と付き合い、振られている。その為「昔の彼女の名前を娘に付けた」という印象を持たれがちだが、マーロンには「ー」が付いており、名前が異なることを忘れてはならない(アニメ版「超」では18号がマーロンをマロンと呼び間違えられるのを嫌っている)
なお、娘の名前の由来は原作者がドラゴンボール完全版公式ガイド(人造人間編~魔人ブウ編)にて「クリリン(栗)の子どもですのでそのままマロンからとった」と説明している。アニオリの元カノから付けた説はガセネタであるので注意されたい。
ゲームでの活躍
ゲームではファミコンソフト『神龍の謎』より登場。メインストーリークリア後のステージ7・武術大会初戦のボスとして登場する。また11ステージ以降では鳥山明書き下ろしの宇宙一の殺し屋「クリリアン」が登場するがクリリンとの関連性は不明。
二作目の大魔王復活では原作同様にタンバリンに倒され死体として登場する。この際にドラゴンボールらしからぬ暗い雰囲気のBGMが流れるため多くの子供達にトラウマを植え付けた。
『激神フリーザ』においては味方の中で唯一全体攻撃できる必殺技「拡散エネルギー波」が使えるため雑魚戦ではエース級の活躍を見せるが気円斬の基礎威力が低くボス戦は苦手。
『烈戦人造人間』では拡散エネルギー波の発動に予備動作が必要になり使い勝手が大幅に悪化。悟空や天津飯が予備動作無しで使える全体攻撃が出来るためほぼベンチ要因。
裏に回しても天津飯やチャオズほどサポートもしてくれないので存在にすら気付かないかも知れない…
PS版「ドラゴンボールZ」ではifストーリーにて18号を庇いセルに吸収されるという事態になり、セルは拒絶反応を起こし(通称・セルリン)戦闘力が大幅に低下…そこに現れたヤムチャと戦う事になりセルはあわやヤムチャに倒されるのか?…と、いうカオス展開を見せる。
一方、超究極武道伝では、地球人戦士の中で唯一クリリンだけがプレイアブルキャラクターに抜擢され、彼を主役としたIFストーリーが存在する。しかもその中には、相手が本調子でないものの原作では一撃で負けたラディッツや完全体のセルに善戦するというかなりの優遇を受けた。
『ドラゴンボールファイターズ』では、体力回復の仙豆など、自身が戦う以上に味方の回復・サポートを得意とするキャラクターとして参戦している。小柄な体格ゆえに打撃技のリーチが非常に短く真っ向勝負ではほとんどのキャラクターとまともに戦えない分、トリッキーかつ間合いを選ばない攻撃手段を豊富に持つのが強み。また全体的な動きが素早く、相手に捕まりにくい。それでも、圧倒的に使いにくさが目立つため、同じ地球人でも、癖があるものの使いこなせれば強い部類にも入るヤムチャ、安定感のある中堅どころの天津飯と対照的に、一貫して弱キャラとして扱われている。
余談
「地球人最強はクリリン」説について
そもそもこの説は魔人ブウ編序盤に天下一武道会に出場するクリリンを心配するマーロンを励ますためにヤムチャが言った「おとうさんは世界で一番強い」という台詞と、マーロンに聞こえないように言った「地球人の中じゃね」という台詞から発生したもの。
永年にわたり悟空たちの戦いを間近で見てきた彼の言葉なので、かなりの信憑性と説得力がある発言といって良いだろう。
実際、クリリンの戦闘力が低いように見えてもそれは、悟空たちサイヤ人の血を引く面々、ピッコロのような異星人の血筋、そして数々の強大な敵たちと比べればさすがに及ばない、という話であり、ナメック星編ではクリリン自身も最長老に潜在能力を開放してもらったおかげで相当なパワーアップを遂げている。
クリリンもヤムチャも、『純粋な地球人』かつ『ただの人間』という括りの中でなら最強クラスといえるだろう。
それを裏付ける理由として、以下のような周囲の事情も挙げられる。
- サイヤ人編の頃のクリリンはスカウターの戦闘力数値で悟空・ピッコロ・天津飯に次ぐ4番目の数値で、この時点で悟空とピッコロは宇宙人であることが判明している。
- いわゆる『地球人組』の中では(セル戦の件などを見るに)天津飯が一段上に抜きん出た実力をもっているが、これに関しては後に、天津飯は「実は純粋な地球人ではなく、『三つ目族』という異星人の血を引いている特異体質者である」という設定が明らかになった。但し、魔人ブウ編の時点でヤムチャが天津飯の血筋を知っていたのかは定かではないため、『天津飯はセルとの闘いから7年間仲間たちと会っておらず近況が分からない』という理由で除外した可能性もある。
- 人造人間17号や18号は地球生まれだが、只の人間ではなく所謂サイボーグである。(彼らはドクター・ゲロが人間をベースに改造手術を施した存在であるが神龍の力をもってしても元に戻す事は不可能な領域に達しているらしい。)どこで何をしているのか分からない17号はともかく、18号はマーロンの母親なのでヤムチャが失念しているわけもなく、普通の地球人ではないという判断なのだろう。
- ドラゴンボールと世界観上の繋がりがあるDr.スランプのキャラクター達に関しては、ギャグ漫画の登場人物達なので全体的に身体は頑丈であり、一時的にとはいえ則巻アラレをも上回る戦闘力を発揮した生身の人間のキャラクター摘突詰なども居たりする。彼は虎の姿に変身する(ただし変身後は身体能力はむしろ低下する)という一種の特異体質の持ち主なのだが、この世界ではプーアル達のような動物の姿をした動物型地球人も普通に存在しているため、ノーマルな地球人扱いをして良いだろう。しかしDr.スランプに関してはさすがにギャグ補正のある世界のことなので、ノーカウントとするのが妥当か。ちなみに戦闘面以外の能力も考慮した場合、Dr.スランプ最強キャラとして、ターボくんの名前も挙げられるが、彼も一度絶命状態から宇宙人の蘇生技術の副作用で一種のミュータント化しているため、こちらは生身の人間とは言い難い。
このような「ただの地球人、ただの人間のように見えるが実はそうではない類」を除いていくとクリリンたちがトップに立つ、という事になるのである。
ただし、クリリン自身も鼻が無いなどの「本当に地球人なのか?」というツッコミどころを抱えており、「ドラゴンボールゼノバース2」でもこのことをヤムチャから指摘され、天津飯も驚愕した。
また、後にウーブという人物が現れたことにより、(やや特殊な事情をもつウーブを『ただの人間』とカウントするのであれば)地球人一位の座を譲ることとなった。
死にまくった男
彼を語る上で欠かせないのが、劇中での『死亡回数』である。
このように、原作では3回、アニメでは『GT』での1回も加えれば4回も死亡し、その度に蘇っている。
多くの人物(主人公の悟空ですら)が一度は死を迎えているドラゴンボールシリーズだが、ここまで何度も死亡したのは、クリリンくらいである(ちなみに次点は餃子の3回)。
中でもフリーザによって爆殺されるシーンは彼の死亡シーンの中でもかなり有名であり、特にアニメではかなり生々しく描かれているのでリアルタイムで見てトラウマになった視聴者もいるのではないだろうか。
神龍による死者の復活は一度までという制限のせいで悟空を絶望させたが、「ナメック星のドラゴンボールは自然死でない限り何度でも有効」という後付設定によって結局蘇っている。『超』ではこの死と、敵の恐怖で敵との闘いが純粋に怖いという様子も描写された。
『GT』の最終回では、ウミガメに「しかしクリリンさんもよく死にますねえ」と呆れられるというセルフパロディのようなギャグがあった(クリリンも、その時会った悟空に「俺また生き返ったんだ!」と報告している)。
・・・そこに、『超』で一度死亡したピッコロとは死亡回数で並ばれることとなった(それでもトップタイではあるが)。
絶望の未来
未来トランクスの世界を描いたアニメ版「絶望の未来」では、人造人間たちから逃げていたところ、突如前方の現れた人造人間17号によって殺されている。逃げる間もなく気功波によって跡形もなく消し飛ばされてしまった。
クリリンの靴
『ドラゴンボール超』第99話にて、第4宇宙のマジョラに対して使った戦法。
既に失っている視覚の代わりに研ぎ澄ました嗅覚で相手を察知するマジョラに対し、クリリンは自身のカンフーシューズの片方を投げつけた。
獣人特有の尖った鼻先にカンフーシューズが引っ掛かり、靴底の悪臭でマジョラは悶絶してしまい、その隙にクリリンのかめはめ波が炸裂するのだった。
上記の流れを踏まえて、ゲーム『ドラゴンボール_ザ_ブレイカーズ』では「クリリンの靴」が妨害技として登場。
相手がフリーザだろうが魔人ブウだろうが問答無用で悶絶させる悪臭兵器になってしまった。
関連動画
ドラゴンボール超 第84話予告 「スカウトマン孫悟空 クリリンと18号を誘う」(2017年3月27日公開)
ドラゴンボール超 第99話予告 「見せつけろ!クリリンの底力!!」(2017年7月8日公開)
※東映アニメーション公式YouTubeチャンネルより転載
PS4/ Xbox One「ドラゴンボール ファイターズ」クリリン/キャラクターPV
※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より転載
クリリン&18号スカウト 【ドラゴンボール超】(ニコニコ動画より転載)
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関係者・友人
孫悟空(ドラゴンボール) 亀仙人 ヤムチャ ブルマ(ドラゴンボール) 亀仙流 天津飯(ドラゴンボール) チャオズ
縁戚者
人造人間18号(妻) マーロン(娘) 人造人間17号(義弟)
技関連
その他
ドラゴンボール スキンヘッド クリリンのことか クソソソ クリパチ リア充
他作品
ポップ(ダイの大冒険):漫画『ダイの大冒険』の登場人物。「同誌連載」「主人公と同門」「師の元へ押しかけ弟子になるが修行を真面目にやろうとせず楽ばかりしようとする」「当初は主人公とは上手く行っていなかったが改心して無二の親友となる(クリリンのように対抗意識を燃やすのではなく主人公のやる気について行けず敬遠していた)」「劇中で死亡(爆死)してしまい怒り狂った主人公が新たな力に覚醒する(その後生き返る)」など類似点が見られる。
関連リンク
【集英社運営・ドラゴンボール公式サイト『ウィークリー☆キャラクター紹介!第13回目は孫悟空修業編の「クリリン」』】(外部リンク)