概要
CV:北川里奈
TVアニメ「ドラゴンボール超」に登場するキャラクター。宇宙サバイバル編から登場。
第2宇宙の魔女っ子女戦士で、特攻火の玉リーダーとされる。本名は「ブリアン・デ・シャトー」。力の大会に出場した理由は超ドラゴンボールを手に入れて『全宇宙の人間から愛される愛の女神』になるため。
地球人の様な容姿をした緑髪の女性で、日常生活でアイドルと勘違いされる程の美貌を持つが、それとは違うもう一つの顔を持ち「フォーメーション」という掛け声を合図に、「ブリアン・ブリアン・ブリブリアン」と唱えながら頭のカチューシャから出る大量のハートを浴びると姿を変える。
変身すると水色の肌をした肥満体型の魔女っ子戦士と姿を変え、ザーボンの様に変身前の美貌から大きく姿を変えるが、その代わりに強大な戦闘能力を手に入れる。攻撃方法は猪突猛進、突っ込み、パンチの連打などで、無数のハートをばらまいてその香りで相手を魅了する技も持つ。必殺技は手でハート型を作り、そこからエネルギー波を放つ「プリティーキャノン」など。
また特殊なスティックを使い仲間達から応援されると、それを愛の力に変えパワーアップし気の羽と弓矢の使用が可能になる。人数が増す程、効力は増え最終的には巨大な姿へと変貌する。
一人称は「わたくし」で「かしら」「ですわよ」などのお嬢様口調(厳密にはお嬢様言葉混じりの口調)で話す。
名前の由来は牛ヒレ肉のステーキ「シャトーブリアン・ステーキ」から。
活躍
第91話にて初登場。第2宇宙の選手のオーディション会場に颯爽と現れ、その場にいたオカマ達に「アイドルのオーディションと勘違いしてるんじゃないの?」と非難されるが、リブリアンに変身し彼らを瞬殺、その実力を見せつける。
力の大会では、変身を見せる前に第3宇宙のナリラーマの回転攻撃で吹き飛ばされるが脱落は免れる。
それから少し時間が経つと本格的に動き出し、仲間のサンカ・クー(カクンサ)とスー・ロース(ロージィ)と共に変身しようとするが、ある意味空気を読んだ17号の攻撃で変身を阻止され「変身には全部のプロセスに意味があるの。邪魔するなんてありえない!」と激怒。
トッポはおろか悟空にまで批判されたことで呆れ顔となった17号は攻撃を中断し、気を取り直して無事変身完了したのだが、変身後の姿を見たクリリンは「変身する前の方がかわいかったような…」と一部の視聴者の気持ちを代弁してくれた。一方ウイスは「感性は人それぞれ。宇宙それぞれですから」と述べており、その変身を高評価する宇宙もあった。
そして更に愛の光という敵を魅了する技でペースを掴むがベジータに邪魔され超サイヤ人の彼とぶつかる。その際回転突進攻撃を仕掛けた時に顔が「あまりにも気色悪かった」為、避けられるがその勢いで第10宇宙のジラセンを場外に吹き飛ばすことに成功した。
その後ビカルとカクンサが倒されたことで、変身を邪魔されたことの恨みもあり17号に本気の怒りを向ける。だがやはり17号達にはかなわずジーミズに連れられ一時戦況を離脱。それから少し経つと今度は亀仙人の援護に行こうとした悟空に戦いを仕掛ける。
その際超ドラゴンボールで全人類に愛される女神になることが大会で優勝した際の夢だと悟空に語り、観客席の仲間たちの力でパワーアップするが超サイヤ人ブルーとなった悟空に簡単に吹き飛ばされジレンの元に落下。自分には目もくれないジレンに恐怖し姿を消す。
逃亡先では再びベジータとぶつかるが今度は通常状態の彼に押されてしまい、ジレンと悟空の戦いの件もあり自らの非力に嘆き優勝を諦めるがロージィに励まされ再起する。そしてエネルギー切れを起こした悟空を狙うも18号に阻まれ彼女と対決。彼女が既婚者と聞き、声援を続ける彼女の旦那であるクリリンは美しくないと表現すると共に、夫婦愛をあまり理解できずちっぽけと形容し、全宇宙に愛を届けるために戦う自分には及ばないと侮蔑した。
17号と18号の連携により仲間のロージィを同士討ちで失い自身もパワーダウンするも、第2宇宙の仲間たちの声援を受け、武舞台並みの巨人へとパワーアップ。18号を追い詰めるが、クリリンの声援を受けて奮起した18号と彼女をサポートした17号の前に逆転敗北。
退場後、クリリンの声援を受けて笑みを浮かべる18号を見て、「宇宙にはまだ自分の知らない愛がある」と認識を改め精神的に成長した。
漫画版
とよたろうの漫画では設定が大きく異なる。
アニメ版のように変身はせず、アニメ版の変身した後の姿がデフォルト。アニメ版では愛関連の技を使っていたがこちらでは美容関連の技になっている他、カクンサとロージィは彼女の取り巻きという設定になっている。ロージィからは「完璧な美しさだけでなくとてつもない戦闘力を兼ね備えたスーパー美女」と説明されているが、へレス曰くリブリアンが美女とされるのはリブリアン達の住む星だけらしい。「自分が美しい」と思うことが力になっている面があるらしく、「自分は全宇宙で一番美しい」と言っていた破壊神へレスも彼女に美しさで張り合っていなかった。
プランとジーミズを落した18号に目をつけ襲撃。18号を「おブスさん」と呼んで挑発するが、リブリアン達とは美の価値観が違う18号には通じず苛立ちを露わにしつつも戦闘開始。序盤は18号を圧すほど強かったが、とどめを刺そうとしたところでクリリンが目に入り攻撃を中止。
上述のアニメ版と違い、リブリアン達の基準ではクリリンが非の打ちどころがない男前に見え、彼女たちの基準で「おブスさん」な18号が夫婦と知り激怒。猛攻を仕掛けようとするも、美に迷いが生じてパワーダウンしてしまい、形勢逆転されてしまう。「あんたに落されるのは美しくないから嫌」と言って自ら飛び降りようとするが、最終的に乱入した第4宇宙のガミサラスの一撃で落された。
なお、ネームの段階ではリブリアンだけでなくカクンサとロージィも粗暴な口調だったが、子供たちへの影響を考えてかアニメ版のようなお嬢様寄りの口調に変更された。
ゲームシリーズ
スーパードラゴンボールヒーローズ
6弾にて初登場。やはりあの変身姿で戦う。SRのカードは必殺技で攻撃した相手に大きな気力ダメージを与え、サポーターにした時の気力回復量を大幅ダウンする。CPのカードでは6弾時点で最新の「カウンターラッシュ」を使う。
ドラゴンボールZドッカンバトル
全てSSRで登場。ガシャ産のリブリアン、イベント産(特定のイベントをクリアする事で誰でも手に入れる事が出来るカード)のスーパーリブリアン、更にまさかの変身前の姿、ブリアン・デ・シャトーも参戦している。どのカードもそれぞれの強みを持っており、非常に優秀。
また、とあるイベントのストーリーでは力の大会のその後のリブリアンたちを見る事が出来る。彼女たちの成長を感じられる話である。
ドラゴンボールレジェンズ
SPARKING(実装当時の最高レア)で登場。こちらも強く一時PVP(対人戦)で猛威を振るった事もあった。スマホゲームのリブリアンはどうしてこうも強いのか。
また、メインストーリーにも登場。共にいたカクンサやロージィ曰く、「様子が変」らしいが…
余談
彼女の変身シーンはドラゴンボールとは毛色が違うプリキュアの様な変身であり両方の作品を制作している東映の才能の無駄遣いが垣間見える。
他にも中の人がキュアハニーと同じ人だったり、必殺技の「プリティーキャノン」が「ハッピーシャワー」と似たような技だったりとプリキュアを連想させる要素が多い。
また第2宇宙と対になっている第11宇宙は「戦隊ヒーロー」的な雰囲気であり、第2宇宙のそれは「美少女ヒーロー」になっている。
なお、後にザーロインが愛の力で同じくリブリアンに変身しているため、リブリアンとは『ブリアン・デ・シャトー』個人の変身形態名ではなく、愛の力で変身を遂げた戦士に与えられる称号のようなものと思われる。
ドラゴンボール超ブロリーでも宇宙サバイバル編で登場した大勢の強者達を写す一枚絵で登場(台詞は無し)。この時大勢いる戦士の中で一番前に大きく写っており悟空達にとって彼女は別枠で写っているジレンレベルでなくともこちらも印象強く残っているのかもしれない。
関連動画
ドラゴンボール超 第102話予告 「愛の力が大爆発!?第2宇宙の魔女っ子戦士!!」(2017年7月29日公開)
※東映アニメーション公式YouTubeチャンネルより
関連イラスト
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボール超 宇宙サバイバル編 第2宇宙
カクンサ、ロージィ:魔女っ子戦士仲間。カクンサとは序盤の内に脱落したためあまり絡みは無かったがロージィとは中盤まで生き残った仲間同士基本的に行動を共にしていた。2人での合体技も披露している。
ベジータ:宇宙サバイバル編のOPでは彼と高速戦闘を繰り広げていた為一部視聴者からは2人がライバル関係になるのではと考察されていたが実際はリブリアンに変身した回以外で2人が顔を合わせる事はほとんど無かった。
人造人間17号、人造人間18号:17号には変身途中に攻撃され、18号とはクリリンとの繋がり、夫婦の愛を理解出来ず結果人造人間2人の連携によって倒される等2人揃って因縁の相手。漫画版でも18号と戦っている等ライバル関係として扱われている。
ザーボン:変身前は美しい見た目だが変身後は顔や体型が大幅に変化する、緑髪と(リブリアンの場合は変身後に限るが)水色の肌をしている等共通点が多い。オマージュ元の可能性もある。