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概要編集

CV:速水奨ドラゴンボールZ)→ 三浦祥朗ドラゴンボール改以降)


鳥山明による漫画『ドラゴンボール』の登場人物。フリーザ軍の大幹部。

ブルマが「正義の味方じゃないかしら…!?」と勘違いする程のイケメン。変身型の宇宙人。二回りほど大型化し、全身イボだらけで醜いワニのような顔をした形態に変貌する(変身した姿を見たブルマは「やっぱり悪者だわ…!!」と漏らした)。ドドリアと共にフリーザの側近を務める戦士。


性格編集

何事も力まかせのドドリアとは対照的に沈着冷静。例に漏れず感情が昂ると口汚くなるが、フリーザやセルほどではない。一人称も「わたし」のまま。

サイヤ人の詳細に精通し、フリーザが変身型宇宙人であることも認識していた。

美を好むナルシストであり、自分の容姿に強いこだわりを持つ。そのため、変身後の醜い姿を極度に嫌い、めったに変身することはない(作中では死ぬよりマシだからという理由で変身した)。

髪を三つ編みに束ねたり、ヘアアクセサリーやイヤリングを身につけるなど、装飾にもかなり気を使っている模様。


美しさへの強すぎるこだわりから詰めが甘くなることがある。濡れるのが嫌という理由で湖に叩き落したベジータの生死確認を怠っている。


実力編集

ザーボン

エメラルドグリーン緑髪。同族らしき戦士がフリーザ軍に存在しないことから、種族としての戦闘力の高さは不明。戦闘用ジャケットにマントを装着し、アンダースコートニーソックスのようなものを履くなど、他の戦士と比較し独特の風貌をしている。

戦闘力は通常時23,000、変身後はおよそ30,000程度まではね上がる。


変身ザーボン

しかし変身後の姿は醜いため、美を意識する彼としてはあまりなりたくないようだ。



活躍編集

ナメック星人との戦闘で部下であるクランベリが自分に向かって飛んで来たところ、受け止めることもせず蹴り殺して湖の底へと沈めた。


フリーザを裏切ったベジータとの初戦では「永遠の命を得た程度でフリーザ様に勝てると思っているのか」とベジータを嘲笑。序盤はベジータの予想外の強さに苦戦。プライドを傷つけられたことで変身を決意し、長年眠らせていた真の力を発揮する。変身した姿でベジータを終始圧倒し、湖へ叩き落とした。だが水に濡れることを嫌がり、生死を確認せず変身を解除してその場を去ってしまった。


そのことをフリーザに咎められた後、瀕死のベジータをフリーザの宇宙船に運んで治療したが、驚きの速さで回復されドラゴンボールを奪われてしまう。

激昂したフリーザから、1時間以内にベジータを捕獲するよう命じられ、失敗すれば直々に処刑すると宣告される。


ベジータを発見し再び変身して戦いに臨むザーボン。しかし、死の淵から蘇ることで戦闘力が上昇するサイヤ人の能力によりベジータはパワーアップしていた。

砂による目潰しを食らいベジータの猛攻を受けて、劣勢となっていく。このとき、ベジータ逃亡とドラゴンボール奪取の責任を全て自分だけに負わせたフリーザへの不信感が募りはじめていた。


「永遠の命を得てもフリーザ様には勝てない」「フリーザ様はそれでどうかなる次元を超えている」というかつての発言をひるがえしわたしと組めばフリーザに勝てるぞと命乞いするが(本心なのか、キュイよろしく騙し討ちを狙った発言なのかは不明)、エネルギー波で腹部を貫かれ絶命。亡骸は衝撃で吹き飛び、後方の湖へ水没した。

追い打ちをかけるように「お前と組んだぐらいでフリーザを倒せるんだったら苦労はないぜ」と一蹴される。


自身が嫌っていた醜い変身後の姿で絶命するベジータの生死を確認すべく湖に潜ることを怠った自身が水没するという皮肉に満ちた最期となった。

何より自ら殺したクランベリとまったく同じ最期を迎えたのはこの上ない皮肉である。


なおベジータはこの戦いにおいて、のちに妻となるブルマと初対面している。


一向に帰還しないザーボンに対しフリーザは逃亡(裏切った)もくしは殺害されたと見なし「初めからギニュー特戦隊を連れてくるべきだった」と吐き捨てた。ドドリア同様、死亡後に見限られている


名前の由来は柑橘類ザボン(ブンタンの和名)から。


その後は『復活のフュージョン』『ドラゴンボールGT』にて、地獄から復活した姿が確認できる。前者は一瞬のみの登場であり、事前情報なしでは気付かれにくい。

漫画版『ドラゴンボール超』では、同族と思しき「ユズン」というキャラクターが登場した。


ゲーム作品での扱い編集

ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!編集

ゲーム作品においては初登場となる。変身前の戦闘力は23,000、変身後は55,000。

ザーボンの姿に酷似したユーズ(柚子が由来か?)という雑魚キャラが登場。紫色の肌に、髪は黄緑。戦闘力は15,000。変身能力は持たない。特定のイベントバトルおよび、ギニュー特戦隊の部下として出現。


ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説編集

変身前の戦闘力は23000、変身後は30000。変身後のザーボンに酷似したアボガ(由来はアボカド)という雑魚キャラが登場。褐色の肌に、髪は黄色。変身前の姿はなし。戦闘力は12,000・16,000。

またアボガの上位種としてマンダリン(由来はマンダリンオレンジ)が登場。ピンクの肌に、髪は青。戦闘力は20,000・22,000。


Ultimate Battle 22編集

プレイアブルキャラとして初参戦した作品。


Sparking! Neo編集

IFストーリー『美しき野望…編』の主人公。

「ドラゴンボールさえあれば天下がとれる」というベジータの言葉に心が揺らいだザーボンはフリーザを裏切り、自分の美しさを永遠のものとすべく動き出す。

自分より美しい者を嫌い、変身後の自身の姿同様に醜いものも嫌うというコンプレックスから、醜悪なグルドや、同僚であるドドリアをも忌み嫌っている。


レイジングブラスト編集

バータジースのIFストーリーにて、ギニュー特戦隊の新メンバー加入オーディションに参加。「イケメンは2人もいらない」という理由からジースに倒され不合格となった。


ゼノバース2編集

ストーリーにて変身前の姿で一度のみ登場。フリーザに命じられドドリアと共にデンデを連れて逃亡したクリリン・悟飯の後を追う。太陽拳を使ってドドリアの眼をくらませたクリリンの死角へ回り込み退路を塞いだ。そこへ現れた主人公と対決し、疲弊したスキを突かれてクリリンたちに逃げられてしまう。

主人公の師匠になると、闘い方に美しさを求めるナルシストな面を見せる。

時の裂け目のイベントでは、フリーザとクウラが同乗する宇宙船内に登場。クウラが有利になったとみるやフリーザを見限る発言をする。


時の裂け目(本来の歴史から外れた異なる次元)に登場するザーボンは、フリーザ軍に入隊希望する主人公を見下し「視界から消えろ」と言い放つ。入隊後はドドリア以上の力量があると可能性を感じ、部下になるよう主人公を勧誘する。誘いの乗ると、ドドリアの抹殺を主人公に指示する(醜さのあまり殺意が湧いたらしい)。勝利後は命乞いするドドリアを嘲笑い、「殺すのも汚らわしい」として捨て置いた。その後、フリーザの側近が自分ひとりとなったことに歓喜するが、主人公が造反し対戦することとなる。造反の理由は、クエストのタイトルにもある「ナルシストはもうたくさん!」。

万策尽きて部下をけしかけるなどするが、敗北後は素直に観念し主人公の部下となった。そして、主人公が野望の果てにどこまで辿り着けるのか側で見届けると告げる。


フュージョンズ編集

時間と空間の狭間・第2層でドドリアと共に登場。フリーザ軍の新人たちに厳しい訓練を課すが、弱音を吐く彼らに困惑していた。そんな中で主人公らと出会い、新人たちを訓練で叩き直してほしいと依頼する。

悪役然とした振る舞いではなかったため、初対面の主人公たちは彼らがフリーザ一味だと気づいていなかった。仲間にすることも可能であり、ブルマに改良されたフリーザの宇宙船内で話しかけると、『見覚えのある宇宙船だが…気のせいか?』とつぶやく。

ドドリアとのEXフュージョンにてドドーボンへと合体。変身後のザーボンとさほど差異のない醜い姿となる。


関連イラスト編集

変身ザーボン!ドドーボン


関連項目編集

ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール改 フリーザ編

フリーザ ドドリア ベジータ フリーザ軍 ギニュー特戦隊

美形悪役 ナルシスト 青肌 緑髪 三つ編み ニーハイ ブルマ

リブリアン


ブルー将軍美形悪役、ブルマ・クリリンとの対面経験がある、組織のボスに失態を詰問され処刑宣告されるなどの共通点をもつ。

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