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概要編集

CV:塩屋浩三(『ドラゴンボールZ』)→高戸靖広(『ドラゴンボール改』以降の各種作品)


フリーザ軍ギニュー特戦隊に属する異星人。名前の由来はヨーグルト

特戦隊の中でも最も小柄で、体は緑色でブツブツとした肌をしており、手足が短くズングリとした体格。

顔には横一列に並んで目が四つ付いており、両生類や爬虫類を彷彿とさせる醜悪な外見をしている。

なお、顔の形状の都合から、5人の中で唯一スカウターを装着していない。


その性格も外見に違わず醜悪で残忍。

後年のアニメやゲーム作品では、外見に対するコンプレックスや子供じみた趣向なども強調されて描かれている。


原作中では詳細な戦闘力の数字は明かされていないが、特戦隊の中では最も低く、最長老の潜在能力解放により1万を超える戦闘力を身に着けていたクリリンから「あいつだけは全然大したことがない」「なんであんな奴が混じってるんだ?」と訝しがられていた。このことからどんなに高く見積もっても5桁未満は間違いなく、ナッパの4000を超えているかどうかも怪しい。アニメでもベジータが、「おまえのような無能な男が、なんでギニュー特戦隊に認められたのか分からん」と言っていた程。


その理由は彼が有する様々な超能力にある。後述の時間停止や金縛りは強力無比で、数値としての単純な戦闘力以上に実力は高い。戦闘力では格上なはずのベジータと闘いたがるグルドを他の隊員が止めるような場面もない。ベジータの横槍さえ入らなければ、クリリンと悟飯は為す術もなく殺されていたであろう。


なお、殊更に戦闘力が低いことを強調される彼だが、移動の際の飛行速度に関してだけは他の隊員に対してひけを取っておらず、ベジータやクリリンを驚愕させる程の特戦隊の移動速度に置いてけぼりにされることもなく、しっかりとついて来ていたりする。劇中の描写・設定から考えて、彼と他の隊員ほどの戦闘力の差があれば、飛行速度にも大きな開きが生じていそうなモノなのだが。あくまで戦闘力が低いだけで、身体能力は同等なのかもしれない。


ナメック星到着後はじゃんけんでクリリンと悟飯の2人との対戦を勝ち取るが、潜在能力を開放し戦闘力を上げた2人のスピードに対応できず、時間停止を使って逃げ回りながら反撃を目論むも、気を察知できる2人に瞬時に発見され追い込まれてしまう。

2人が真正面から突っ込んできたところを金縛りで動きを封じ込め、念力で作った大木の槍で2人を串刺しにしようとしたが、グルドが油断するのを狙っていたベジータの手刀により首を刎ね飛ばされ敗北。

生首状態にされても即死はせず、ベジータに対してそれなりに流暢に悪態をつき続けていた。そういう意味ではかなりの生命力を持つ種族のようである。しかしその生首を気功波で消し飛ばされ、完全に死亡した。


悟空がナメック星に到着する前に戦死したため、特戦隊では唯一悟空と交戦していない。


アニメ版92話では死後に再登場。いつの間にかリクーム、バータ、ジースと共に界王星に現れ、あの世を征服する拠点にしようとする(実は界王が閻魔に頼み、ヤムチャたちの修行の相手として連れて来させた)。界王たちを追い出そうとしたことで一行と対決となり、自身はチャオズと激突する。


当初は怯えるチャオズを追い回して優位に立っていたが、調子に乗っていたところを反撃されたり、超能力を使おうとした一瞬の隙を突かれて攻撃されるなど次第に旗色が悪くなっていく。

しかもバータ&ジースは天津飯に、リクームはヤムチャに敗れて地獄へと叩き落され孤立無援となる。今度は自分が怯懦したところ、その間に背後に回っていたチャオズから気功弾で吹っ飛ばされ敗北した。

直後、地獄から抜け出そうとしていたリクーム、バータ、ジースを巻き込んで仲良く血の池へと沈んでいった。


超能力編集

時間停止

ベジータも噂に聞いていたというグルドの得意技。「止まれ!!!!」という掛け声と共に息を止めて発動し、周囲の時間を停止させ(効果範囲は不明)、自分だけその時の止まった世界で動く事ができる。エネルギー消費が激しいらしく、数回の使用で発動できなくなっていた。

金縛り

きええええーっ!!!!」という掛け声と共に両手を相手に向けて発動する。リクーム曰く「めったに見せない」らしくグルドの奥の手のようである。

その効果は非常に強力で、ゲーム作品では自分はおろかギニューより格上の戦闘力を持つ悟空の動きを封じている。

念力

大木を引き抜き、鋭く尖らせて槍に変え、クリリンに向けて飛ばしていた。


本編で披露したのは以上の3つだが、これら以外にも超能力も持っていることが言及されている。ただし披露する前にベジータに殺されたため具体的にどんな超能力だったのかは不明。


余談編集

アニメ版ではベジータとの仲の悪さが強調され、過去にフリーザに寵愛される彼に難癖をつけるが逆に軽んじられたという因縁を抱えている。また、アニメ・ゲームでのベジータやザーボン、餃子との対話から、息が臭いらしい。


ゲーム『ドラゴンボールゼノバース』によると、グルドは特戦隊加入から日が浅いらしく、パラレルクエストにおいて主人公(タイムパトローラー)に特戦隊入隊試験の助っ人を願い出ている。

成功すると気を良くしたのか、主人公を子分にしてやると勝手に決めつけ、家に呼んでお菓子や最新ゲームで遊ばせるように要求している。

ドラゴンボールゼノバース2』においては「口は悪いが寂しがりや」という性格になっており、最終試験で主人公に敗れたときは素直に応援している。

ドラゴンボールファイターズ』では、クローンベジータとの掛け合いにおいて、ナッパや他の隊員同様、過去にベジータに不意打ちで殺された事に対して恨み言を言うが、「アレは油断してたグルドが悪い」と一人だけ切り捨てられてしまった。

(実際、リクームとバータとナッパは戦闘不能になった所にトドメを刺され、ジースは真っ向勝負の上で殺されている為、完全に油断が直接の原因となって殺されたのはグルドだけだったりする)

『ドラゴンボールZ スパーキング!』の「Zバトルゲート」ではアニメオリジナルのチャオズとの戦闘をオマージュしたパートがあるのだが、ここでチャオズに「お前キモイ。息も臭い、喋るな!」と罵倒され、チビのくせにと言い返すと「お前もチビ!それにデブ!でもボクの方がカワイイと思う」と言い返されてしまう。更にチャオズに敗れた後に上述の台詞を繰り返された上に死体蹴りまでされる始末。


ドラゴンボール超』では人類の時間干渉は銀河法違反という設定が追加されたため幼少期からこの能力を悪用していたグルドはフリーザ軍有数の悪人ということになる。


派生キャラクター編集

ゼラ編集

スーパーファミコンRPGソフト『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』に登場する敵キャラクター。

グルドの色違いで、体色はピンク。終盤にザコ敵として登場する。

戦闘力は10500と12500のものが存在する(同作のグルドは13500)。

敵を金縛りにする「サイコキネシス」という技を持つ。

プーリン編集

同じく『超サイヤ伝説』に登場。ゼラの上位種で、体色は黄色。

特定のイベントにのみ、敵として登場。戦闘力15500と19500のものが存在。いずれもグルドを上回る数値である。

味方1人の防御力をアップさせる技「プロテクター」を使用する。

クルゾ編集

雑誌『Vジャンプ』で連載されていたホビー紹介漫画『オニュー特選隊』に登場するパロディキャラ。

体格やカラーリングはグルド同様だが、目は2つのみで、更にオレンジ色のモヒカン状の髪が生えている。


関連タグ編集

ドラゴンボール

ギニュー特戦隊 スペシャルファイティングポーズ

ギニュー リクーム ジース バータ


ブルー将軍:超能力を使う悪役。悟空やクリリンを金縛りで痛めつけた。

チャオズ:こちらも超能力の使い手。


DIO:同誌の大物悪役。時間を止める能力を持つが、グルドとは違い作中でも最強格。

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