概要
CV:岸野幸正(『ドラゴンボールZ』)→小野坂昌也(『ドラゴンボール改』以降の各種作品)
青い肌に赤い目、爬虫類じみた風貌をしており、隊員の中で最も身長が高い。チョコレートパフェが好物であるなど、甘党の一面も見せる。
戦闘力は推定40000〜50000。クリリン曰く「リクームやジースと同程度」。
その大柄な外見とは裏腹に機敏なスピードの持ち主で、隊長のギニューからも「宇宙一のスピード」と呼ばれたほど。
事実、ベジータがドラゴンボールを彼らに渡さないために明後日の方向へ投げ捨てた際も、目にも止まらぬスピードで瞬時にボールに追いついてキャッチし、次の瞬間には元の場所に戻るという離れ業を見せている。
リクームのことを性格悪いと言っているがアニメドラゴンボールZではリクームと同様、バータもベジータのことを「ベジータちゃん」呼びしておちょくっている。
リクームを倒した孫悟空にジースとの2人がかりで戦いを挑むも、自慢のスピードは悟空の方がはるかに上で、逆に彼の動きを全く捕らえられずに翻弄される。蹴りを背中に浴びて失神し、無益な殺生を好まない悟空はそこで攻撃の手を止めたが、特戦隊相手には油断も容赦もしないベジータの膝蹴りで首を折られて死亡した。
原作では他の隊員が倒されていたため、残っていたジースと2人で悟空に挑むという形だったが、アニメでは「赤と青のコンビ」といった扱いになっている。
「特戦隊の青いハリケーン」を自称し、2人で「パープルコメットクラッシュ」などの連携技を使用しており、その影響か後のゲームタイトルなどでも特に両者のやり取りが多く、他の隊員の中でも比較的仲が良いという扱いを受けている。
アニメ版92話では死後に再登場。いつの間にかグルド、リクーム、ジースと共に界王星に現れ、あの世を征服する拠点にしようとする(実は界王が閻魔に頼み、ヤムチャたちの修行の相手として連れて来させた)。界王たちを追い出そうとしたことで一行と対決となり、自身はジースと組んで天津飯と対決する。
当初は「ベジータより強い奴ら」という認識を持たれていたことで精神的に優位に立ち、二人掛かりのビーム攻撃から逃げ回る天津飯を見下していた。しかし界王の「攻めるんじゃ」という言葉により天津飯は奮起。破れかぶれで放った拳がジースにクリーンヒットしたことから「意外と弱いじゃないか」と評価が変わってしまう。更に悟空が元気玉でフリーザを倒したと聞き、がぜんやる気を出してしまう。
そこでジースとの合体技パープルコメットクラッシュで勝負を決めようとするが天津飯に力尽くで押し返され、二人仲良く血の池まで吹き飛ばされて敗北。続けてリクーム、グルドと立て続けに敗北し、4人揃って池の中へと沈んでいった。
名前の由来はバター。
『ファミコン奥義全書 ドラゴンボールZ2 激神フリーザ!!』によれば、人使いの荒い母親にしょっちゅうおつかいに行かされ、いつの間にかそのスピードが身に着いたという。
派生キャラクター
マーリガン
スーパーファミコン用RPGソフト『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』に登場する敵キャラクター。
バータの色違いで、黄緑の肌が特徴。終盤にザコ敵として出現するほか、他の特戦隊員の色違いザコと共にフリーザ第3形態の前座ボスとしても登場する。
身に付けている技は「連続エネルギー波」のみ。
戦闘力は37500と41500のものが存在する(同作のバータは62500)。
ジャン
同じく『超サイヤ伝説』に登場。マーリガンの上位種で、灰色の肌が特徴。
終盤にザコ敵として登場。戦闘力は49000と51000のものが存在する。
回避不可能の必殺技「マッハ・セパレート・クロス」を使用する。
データ
雑誌『Vジャンプ』で連載されていたホビー紹介漫画『オニュー特選隊』に登場するパロディキャラ。
体格やカラーリングはバータ同様だが顔面だけは白色で、顔のデザインも人間に近く、バータというよりセル完全体を思わせる顔付きになっている。
口調はメンバーの中で唯一、敬語である。