概要
ナメック星人の少年。ムーリの村出身。最長老108番目の子供。
ナメック星でフリーザ一味に殺されそうになっていたところをクリリンと孫悟飯に助けられる。
そのまま彼らと行動を共にし、最長老の存在やポルンガの呼び出し及び願いについてナメック語の通訳等、悟飯達にとっては情報の面で欠かせない存在となり、さらに最長老に潜在能力を引き出された事で治癒能力に目覚め、フリーザとの戦いの際にも回復役として活躍する。
最初は少年の姿だったが、宇宙の神々編で青年の姿となった。
活躍
最長老によって子供時代に当時の眠る最高の力を引き出され、舞空術の高速移動などはできるようになったが、後に自身も語るように戦闘能力は大して無く(気を探る事は出来るようになった)、理由は戦闘タイプじゃないからとのことで、同じ優秀な龍族と言われた先代の神(分身のピッコロ大魔王も含む)とは個人的な能力は異なる事も示唆されている。
その能力に眼をつけたベジータは、クリリンに自分を撃ち抜かせて瀕死に追いやりデンデの力で死の淵から復活することで超サイヤ人になろうと目論む。だが仲間たちをベジータに殺されていたデンデは「お前もフリーザと同じだ」として治療を拒否。しかしクリリンの説得もあって渋々ベジータを治した。
直後、フリーザが最終形態になる直前に治癒能力を使用している所を見られてしまったため、殺されてしまう。
しかしその後地球のドラゴンボールで蘇生(この時に使ったドラゴンボールによって数十年後に別の脅威が誕生する事になってしまった)。
最長老と共に一時的に復活したポルンガにフリーザと孫悟空を除くナメック星にいる者を地球に移動させる願いを頼み(フリーザに直前に不老不死の願いを横取りされかけるが、ナメック語しか受け付けなかった為難を逃れた)地球へ脱出。
その後約8か月間他のナメック星人と共に地球に滞在した後、新ナメック星に移住する。
その後約3年は新ナメック星にて他のナメック星人と平和に過ごしていたが、機会があれば地球に行き悟飯達に会いたいという思いがある事を周りには話していたようである。
人造人間編のセルゲーム直前、新ナメック星に孫悟空が現れ「地球の新しい神様になってくれるナメック星人を」という話が持ちかけられ、新最長老であるムーリ長老の推薦によって地球の新たな神になる。
魔人ブウ編の序盤、悟飯がピッコロを天下一武道会に誘う為に神の宮殿を訪れた際の2・3コマの出番や、武道会の前の修業の最後の仕上げ(瞑想)をするピッコロを見守るシーンでは、先代の神様とお揃いの神マークの衣を纏い、高校生となった悟飯と同じか少し小さいくらい……少なくともすぐ隣にいたミスター・ポポより頭一つ分は大きい体格で、顔つきもやや大人びた印象に成長していたのだが……魔人ブウ復活後、神の宮殿やデンデの出番が増えると、殆どセル編以前の少年の姿と同じになっていた。上述のようにミスター・ポポとの比較で言えば、魔人ブウ編の大団円で抱き合ってるシーンでは、明らかにデンデの方がポポよりも小柄に見えるし、直後のカーテンコール風に各キャラが一コマずつ描かれたページでは、ポポよりも頭一つ分以上低くなっている。
魔人ブウ編終盤では危うくブウにチョコレートにされて食べられそうになるが、ポポが逃がしてくれたおかげで難を逃れる。その後、悟空たちと合流しブウとの戦いを静観。ミスター・サタンとも出会って顔見知りとなるが、サタンから自分も連れて行くように言われた時は「えー」と物凄く嫌そうな顔をしていた。アニメではベジットとブウが戦う中、サタンが深い穴に落ちて死んだと思い、直後に生きていたことが判明すると「よかった! 無事だったんですね!」と喜ぶ一幕が描かれた。
ブウが純粋化した際に地球を破壊されそうになるが、悟空とキビト界王神に助けられサタンと共に界王神界へと移動。その際にベジータは、子供たちよりもデンデとサタンを助けた悟空に怒りを見せ、デンデも気まずそうに聞いていた。アニメ版ではベジータの前に歩み「ごめん……」と謝り、それを聞いたベジータが悟空への怒りを治めるという展開になっている。
すべてが終わった後は瀕死のベジータを助けた。この時に助かったことを喜んでいるので、もう昔の怨みはないようである。
『ドラゴンボールGT』でも引き続き、青年の姿で登場している。
ベビーが地球に潜伏した時に、寄生されて卵を植え付けられ僕となってしまう。
その後、悟空たちが集め終えた究極のドラゴンボールをベビーに渡しツフル星を復活させたあとに界王神から超神水を浴びせられて正気に戻る(ベビーにドラゴンボールを渡したことを後悔していた)。
『ドラゴンボールDAIMA』では神龍の力で赤ん坊の姿にさせられゴマーに人質として攫われてしまう。
ゲームにおいて
放送当時発売されたファミコン用RPG『激神フリーザ!!』でゲーム初出演。
アイテム扱いでもあり、使うと仲間1人を何度でも回復させる事が出来るが、原作同様フリーザが最終形態となった瞬間殺され、以後使用できなくなる。
スーパーファミコン用RPG『超サイヤ伝説』では、戦闘には参加しないもののレベルが設定されており、最高まで上げると仲間1人を完全に回復出来るようになる。
その後はピッコロに同化させるか、そのまま回復役として残すかを選択できるが、後者の場合はやはりフリーザが最終形態になった際に殺される。
声優
鈴木富子(Z少年期)
結城比呂(Z青年期、GTほか)
平野綾(改以降の少年期)
後藤恵里菜(ミニ・DAIMA)