ドラゴンボールの世界に飛び込め!
概要
「ドラゴンボール」シリーズを題材としたデジタルカードゲーム。
2024年5月9日リリース発表、2024年11月7日稼働開始予定。
「ダイバーズ」の由来は「ドラゴンボールの世界観に飛び込んだかのような没入感」を特徴にしているため。
スーパードラゴンボールヒーローズの後継シリーズで、本作の稼働に伴いヒーローズシリーズは稼働を終了する。それに伴いヒーローズ側では引き継ぎキャンペーンが実施される他、「ヒーローズの魂を宿した」とされる『SDBHモード』も実装された。
SDBH時代から筐体が一新され、デジタルカードゲームとしては史上初の32インチモニターが3枚(SDBH対比300%)と大型タッチパネルモニターを合わせた計4枚のモニターがプレイヤーを囲むように配置され、ドラゴンボールの世界への没入感、演出の迫力、バトルの臨場感が楽しめる。
ゲームシステム
基本的なシステムはヒーローズシリーズと同様だが、以下の変更点がある
- チャージインパクトが「ストライクバトル」の名称に変更
画面の仕様上斜めに角度が変わっているが、基本的に前作と変わってない(一部からは未だにチャージインパクトと呼んでいたりする)。ブーストモードは廃止された。ゲージのスピード変動効果は、「狂わせる」に変更された。
そのため、アビリティが発動するとストライクバトルのスピードが遅くなったり早くなったりする仕様となった。
- 連携攻撃は最大3人まで
アタックゾーン(前作におけるアタックエリア)が3つに分かれており、それぞれ最大3枚まで配置可能。サポートゾーン(前作のサポートエリア)に下げれば気力が回復するが、前作と違い最大まで回復する。攻撃側と防御側の人数によってHPと気力のダメージ量が変動する。
また、カードが置かれていないアタックエリアに攻撃されると、防御ストライクバトルに参加出来なくなると共に、受けるダメージが大幅にアップするため注意(「きぜつ」と同じ状態になるが、スキをついたという表現で、攻撃対象が敵全員且つ専用演出になっている。また、この攻撃でも気力ダメージを受ける)。
- 気力とエナジー
カードの裏面にゲーム開始時の初期気力が掲載された。エナジーは戦闘力ではなく、気力に応じてエナジーが増える。ただし、3つのアタックゾーンで別々に溜まり、そのラウンドしかエナジーが維持しない。その代わり、相手の先行攻撃でエナジーが破壊されても、作戦決定時に必殺技発動に必要なエナジーが超えていれば、発動が可能になった。前作ではアタックエリアに出すと気力を消費していたが、本作では逆に1メモリ分回復する(これによるエナジーと戦闘力には含まれない)。ストライクバトルの防御時には、気力ダメージが0になった。また、気絶時の攻撃を受けても、気絶から回復しないので、素直にサポートゾーンに下げるしかない。なお、気力ダメージを与えられるのは、連撃チャンスまではエリア内の敵全員だが、必殺技の時は敵一体のみである。また、連撃や必殺技を打ったりする事に、気力ダメージを上乗せする事が出来る。
- バトルタイプの変更
前作における3つのバトルタイプ(及びスペシャルタイプ)が廃止され、代わりに新たなる4つのバトルタイプが登場。それによるバトルタイプ別の連携攻撃が無くなった代わりに混合の連携攻撃が可能になった。今作では、1つのアタックゾーンで3つのタイプが揃っていれば、トリプルタイプボーナスが発生し、攻撃時は「気力ダメージ&攻撃ダメージアップ」、防御時は「気力ダメージ+受けるダメージダウン」という効果が受けられるので、できるだけ3つのバトルタイプを用意するように。
また、カードには次の4つのタイプが存在する。
- インパクトタイプ
重い一撃を与えることができる。ダメージ重視を狙うならおすすめ。
- ラッシュタイプ
連続攻撃が得意。通常攻撃と必殺技とは別の連撃攻撃が発生しやすい。他のタイプより気力ダメージ耐性が高い。
- ブーストタイプ
戦闘力が高く出しやすく(正確には他のタイプより戦闘力が1.5倍高い)、先行を狙うのにおすすめ。
また、以下のタイプも存在する。
- リミテッドタイプ
戦闘は行わないが、主に置かれたエリア内の味方を支援する。前作におけるスペシャルタイプである。なお、エリア内にリミテッドタイプしか置かれてない場合、カードが置かれていないエリアとして扱われるため注意(ちなみにリミテッドタイプを含め3タイプ揃っていたとしても、トリプルタイプボーナスは発生しない)。
- スキル
前作におけるアビリティ。リンクアビリティ等は廃止された。
- 使用出来るデッキ枚数
前作通り最大7枚まで+アバターの計8人のチームで戦える。ただし、最低でも(アバターカードを除いた)カードが1枚でもセットしないとバトルできずに強制的にゲーム終了になる(対戦では相手側視点でCPU戦と専用デッキに切り替わる)。
詳しくは記事を参照。
- ダイバーパスポート
バナパスポート。前作におけるスーパーヒーローライセンス。セーブデータを記録できる等、基本的にスーパーヒーローライセンスと同様だが、Webでセーブデータが閲覧できるようになった。下記の引き継ぎ要素はスーパーヒーローライセンスが必要だか、引き続きダイバーパスポートとして使える。
- ウォッチアプリ
作戦フェイズ時に青ボタンを押すことで発動待機状態となり、その状態で作戦を決定すると発動する。
発動後は使いたいアプリを選び決定することによって、そのアプリの効果が発動する。
前作のバトルアプリと似ているところが多いが、決定的な違いとしては
・1バトルに10個まで持っていく事が出来る
・好きなラウンドで発動出来る
といった所である。
- アシストカプセル
前作におけるお助けチケット。基本的に前作と変わらないが、ハード以上の難易度しか使えなくなった(もっとも、難易度が低いステージに使っても効果的に薄いが)。
- ドラゴンボール
前作ではバトルシステムがあるステージや試合のみで入手する事が出来たが、今作では特定ステージでのバトル終了後に確率で入手する事が出来る。また、ドラゴンボールを7個集めると後述する神龍EXRチャンスを発生させる事が出来る。前作での神龍の願いは、「ブルマの研究所」に移行された。
カードを連続で買った枚数分、または難易度の高いステージをクリアすると、ドラゴンボールが手に入りやすくなる。
- ブルマの研究所
100円を入れる毎に、バトル終了後「パワー鉱石」を1個手に入れる事が出来る。パワー鉱石を使う事によって、アバターを更に成長させる事ができる。
レアリティ
※下記の引き継ぎカード及びロケテストカード、アバターカードは除く
ノーマル(N)
前作におけるコモン(C)で、手に入れやすい。性能面に関しては控えめだが、中には使い方によっては高レアリティに匹敵する程の性能を発揮できるカードも…?
レア(R)
コモンの次に手に入れやすい。性能は少し良い
レア伝統の箔押しが廃止された代わりに簡易的なホログラムにより鈍く光る。ノーマル同様に高性能のスキルを隠し持っていることも…?
スーパーレア(SR)
手に入れにくい。中々の性能である。
SDBH同様ホイール加工が施されているが光り方は異なる。
ゴッドレア(GDR)
SDBHにおけるURで、性能が高い。100枚に1枚の確率で排出。
SRと同様のホイール加工に金色の箔押しが施されたカードになっているが、その仕様はSDBHの凹箔ではなくフュージョンワールドやガンバレジェンズで採用されている凸箔。
ゴッドレア(パラレル)
1弾時点では実装されていないシークレットレア(SEC)に代わって実装されたゴッドレアの特殊仕様。排出率はゴッドレアより極めて低い。
ホイール加工と箔押しに加えレリーフ加工が施されている他、パラメータ等のレイアウトもイラストを邪魔しないよう変更されている。イラストはSDBH末期に登場したドラマティックアートカード同様、劇中のワンシーンを元にした背景付きの新規描き下ろし。他のゲームで例えるなら、アーセナルベースやガンバレジェンズのパラレルカードと思えばイメージしやすいだろう。
エクストラレア(EXR)
特別な条件を満たすことで手に入る番外レアリティ。入手したり使いこなせるかはキミ次第。
現段階では以下2つの入手方法がある。
- エクストラレアゲットチャンス
所謂「宝箱」であり、前作から名称を変更して継続。
ゲーム終了後にカードを買った枚数分抽選をする事が出来て、当たるとエクストラレアカードが手に入る。
また今作では当選画面を目視した店員による手渡しではなく、当選時に筐体から排出されるようになった。
- 神龍エクストラレア
特定のモードやステージのプレイにより手に入るドラゴンボールを7つ揃えることで手に入るカード。こちらも同様に筐体から排出でき、こちらは追加で100円を投入して購入する形となっている。
詳しくは神龍の記事にて。
プロモーション(PR)
雑誌等で手に入るカード。性能に関してはカードによって違うので使うか使わないかは自由。前作では大会によっては使えたり使えなかったりするが…?
アクションスキル
前作におけるCAAとTAA。今作はボタンによる操作も加わった。スタンバイとバトルの2種類があり、第1弾の時点で4つ登場。なお、バトルアクションスキルがチームの攻撃終了時に発動可能になり、1ラウンドにつきどれか1つしか発動できなくなった。ただし、スタンバイアクションスキルは自動的に複数発動可能になっている。
- 覚醒
前作における「チェンジ」である。基本的に前作と同じであり、複数人同時に覚醒をする事も可能。
- トライバースト
発動時、仲間を呼び出してアバターを含んだ3人で攻撃をする。青と緑のボタンを連打して、赤ボタンでフィニッシュ。
- ランページアタック
発動時、1人で敵チーム全員に一掃する。カードを操作してキャラを操ろう。
フリーザ軍のみが持っており、今こそ「ヤツら」を栽培する時!下画面で種を植えて敵を爆破する。○○しやがって…。
参戦キャラクター
ドラゴンボールスーパーダイバーズキャラクター一覧を参照。第1弾時点では前作及び他のゲーム作品のオリジナルキャラとGTキャラは未参戦。
SDBHモード
その名の通り、ヒーローズシリーズのカードを使ってスーパードラゴンボールヒーローズがプレイできるモード。
H1弾からメテオミッション最終弾までの全てのバトルカードとヒーローアバターカードが使用でき、スーパーヒーローライセンスがあれば自身のアバターも使用可能。
要は新タイトルの中に旧タイトルを移植と言うDCGとしては前代未聞の試みである。
こちらのモードをプレイしても払い出されるのはダイバーズのカードであり、こちらはSDBHモードでは使用不可能である。なので持ってない方は中古カードショップ等で調達する必要がある。
このモードは、稼働開始日にはすぐには遊べず、ヒーローズの誕生日である11月11日にモードが出現した。
なお、前作で条件を満たせば称号を手に入る条件をこのモードで満たしても入手出来ないので注意。
また、このモードをプレイしても宝箱チャンスは発生しないため注意。カードも1枚までしか買うことが出来ない。
機能一覧
- 「ゲームであそぶ」モード
SH1弾からMM6弾までに実装された全常設ミッションがプレイ可能。ただしミッションの更新は無い他、SDBHカードの排出が無くなったためか「カードを買う」モードは無い模様。
- 全国対戦オンラインバトル
全国規模の通信対戦モードであるオンラインバトルモードも引き続きプレイ可能。バトルスポーツスタジアム(段位固定、ランキング定期更新あり)、オンラインバトルロビー(イベント実装予定無し)、フレンドマッチが引き続き実装されるが、店内対戦モードのみ廃止になった(最もフレンドマッチを利用すれば擬似的な店内対戦ができるので問題ない)。
運営スタッフの引き継ぎ
現SDBHプロデューサーの赤井雅俊と宣伝担当のこうぺえのSDBHからの続投が告知されており、残りの広報担当のカリスマ達はMM6弾をもって卒業と告知されていた。だがバトルナビゲーターレオとドクター・マルコはそれぞれ「マスターダイバーミナト」、「マスターダイバールイ」と名を変えて続投したため、実際の卒業はバトルプリンセスななのみとなった(ダイバーズでは新人ダイバーのハルが彼女の実質の後任のカリスマとして携わっている)。
前作からの引き継ぎ要素
スーパードラゴンボールヒーローズで手に入る称号
メテオミッション5弾で特定のチャレンジミッションクリア、オンラインバトル対抗戦参加や、メテオミッション6弾終了後、バトルスポーツスタジアムの段位で入手出来る称号はドラゴンボールスーパーダイバーズで使用可能となる。
なお、引き継ぎ特典が入手できる期間は1弾稼働期間中のみなので、早めに引き継ぎを行うことをおすすめする。
引き続き使用出来る特殊カード
ドラゴンボールヒーローズ、並びにスーパーダイバーズの双方で使用可能なカード。
裏面上半分にヒーローズ、下半分にスーパーダイバーズの対応のステータス、スキルが書かれている。
またアバターカードについてはヒーローアバターカードをそのまま使用可能。つまり既にSDBH用のアバターカードとライセンスを持っているプレイヤーはバトルカード以外は追加購入無しでダイバーズのプレイが可能となる。
メテオミッション6弾
筐体から払い出されるレアカード。
神龍のみスーパーダイバーズのパラメーターが無いが、それを読み込ませるとウォッチアプリ「神龍アプリ」が入手出来る(複数のアバターで別々に入手可能だが、同じアバターで複数読み込ませる事が可能かは調査中)。
- 神龍(MM6-LSEC)
- 超サイヤ人孫悟空(MM6-061)
- 孫悟空:少年期(MM6-SEC)
ムック本「英雄の軌跡-HEROES MEMORIES-」(書籍付録)
新旧ヒーローズシリーズの第1弾第一号カードの再録品。性能は据え置きだが表面に特殊加工が施されている。
- 孫悟空(H1-01P)
- 超サイヤ人孫悟空(SH1-01)
コミックス「SDBHメテオミッション!」2巻
SDBH1弾から続いたSDBHのコミカライズシリーズの最終巻。同梱カードは作者のながやま由貴先生書き下ろしのヒーローアバターカード。ダイバーズでも使用可能である。
コミックス「SDBHアバターズ」5巻
同じく最終巻。発売日では既にSDBHは稼働終了しているので、同梱カードは事実上SDBHの最後のプロモカードになっている。こちらもダイバーズでもSDBHモードでも使用可能。
- 孫悟空(MMPJ-22)
余談
- フリーザの形態表記
フリーザの馴染みのあの姿である「最終形態」の表記が、今作では「第四形態」に変わっている。おそらく「ゴールデンフリーザ」が登場された為、あちらを最終形態として名称を変更されたと思われる(本格稼動の1ヶ月前に発売されたSparking!_ZEROでも「第四形態」という名称になっている)。
- 声優の変更
今作のヤムチャの声は2代目の鈴木崚汰氏になっており、ゲーム作品では初出演になった。しかし、第1弾では例のシーンが収録されているので、心境はいかに…?
- HP表記
バージョン1.5において、攻撃された側のHPバーとキャラクターのUIが揺れるようになった。
関連リンク
関連タグ
ドラゴンボールDAIMA:同時期に放送予定の新作アニメシリーズ。連動要素として第1弾からカード化され、「○○(キャラ名):DA」として扱われている。