「お父さんを… いじめるな─────────っ!!!!!」
「ボ…ボクは本当は戦いたくないんだ…殺したくないんだよ……
…たとえお前みたいに酷い奴でも……」
「勝てんぜ お前は…」
「僕が目指すのは、まだ誰も見た事の無い“究極の姿”
父さんとは違うやり方で、そこを目指します!!!」
「この程度か… 今度は僕の番だ!!」
曖昧さ回避
孫悟飯(そん ごはん)は『ドラゴンボール』の登場人物である。
作中に同名の人物が二人登場しており、主に以下の人物を指す。
- 主人公・孫悟空の育ての親である老人。亀仙人の一番弟子でもある。→孫悟飯(じいちゃん)
- 孫悟空の長男。本項で解説。
概要
CV:野沢雅子
主人公の孫悟空 とチチとの間に生まれた息子(長男)。彼の視点で物語が進行する場面もあり、実質的に準主人公を務めた。
後に父の悟空(カカロット)が戦闘民族サイヤ人であることが発覚し、サイヤ人と地球人の混血(ハーフ)であることが語られる。
前述の様に登場後しばらくは、悟空と悟飯双方の視点で物語が進行し、悟飯の主観視点となっている進行がサイヤ人編からナメック星編終盤近くまで多かった。人造人間編からセル登場後まではサポート役となっており、やや出番が減るがセルゲームに入り主役に躍り出る。魔人ブウ編では前半は主人公を務めたが、最終的には再び悟空に主人公を返上する。
その顔立ちや尻から生えた尻尾など幼い頃の悟空によく似た少年だが、幼少時代は人見知りで泣き虫でもあり、少年期の悟空とは全く正反対な性格であった。しかし、時折父やそのライバルたちをも驚嘆させる潜在能力を発揮する。次々と来襲する地球の危機に際し、父・悟空やそのライバルであるピッコロの指導の下厳しい稽古を受け、いつしか父たちに並ぶ最強の戦士へと成長する。
名前は、前述の悟空の育ての親にあやかり、「悟飯」と名付けられる。
TVアニメオリジナルエピソードでは、悟空・チチ・祖父の牛魔王の三人が悟飯の名前を考える場面が描かれる。チチは「アインシュタイン」や「アルキメデス」といった著名な学者の名前をつけようとする一方、牛魔王は「牛魔太郎」「牛魔彦」「牛魔之介」…など自身の名前に肖った名前をいくつも考えていたがいずれも気に入られず、煮詰まった中で悟空が「腹減った」と言葉を漏らしたのを皮切りに会話中に飛び出した「ご飯」と言う言葉に赤ちゃん(悟飯)が喜んだため、この名前になったというエピソードがある。
更にその後も悟空の次男である孫悟天や、悟空の実の父親にあたるバーダック、はるか未来の子孫である孫悟空Jr.、映画に登場するターレス、『ドラゴンボール超』に登場するゴクウブラックと、全シリーズで計七役担当することになる。
学業修了後は、幼少期からの夢だった学者(生物学者)となり、映画では昆虫の研究している場面が描かれた。学生時代に知り合ったミスター・サタンの娘ビーデルと結婚、一人娘のパンを設け、実家から独立し普段は社会人として生活している。
父・悟空が現役でいる現状活躍の場は減ったものの、「潜在能力は悟空・ベジータ以上」という評価は依然として変わりなく、助っ人の要請や悟空不在などの場面では今でも最前線で超一級の活躍を見せる。
悟飯は連載中の第一回人気投票(セルゲーム時)では、当時まだ主人公であった悟空を超えて堂々の1位を獲得するものの、原作の連載終盤で悟空に主人公の座を返上した時期の第ニ回人気投票では6位まで順位を下げている。
原作終了から9年後の2004年に発売された公式ガイドブックの人気投票にでは順位を上げ3位にランクインしており、同ガイドブックの「バトル人気投票」において「悟飯対セル」は1位の「悟空対フリーザ」に次ぐ2位にランクインした。
プロフィール
容姿
顔立ちは父である悟空とよく似ており、初登場の4歳時のサイヤ人編では悟空の少年期(12歳時)と体型も似ていた。
青年期に入ってからは体格も悟空に並ぶほどの筋骨逞しい長身となっている。
少年期の悟空同様に登場初期はサイヤ人の特性である尻尾が生えており、月を見ることで大猿に変身する。
また、作中では明言されていないものの、父親と違い尻尾を握られて力が弱る描写がない。唯一、悟飯が大猿になる直前にベジータが尻尾を斬ろうとする過程で握られている描写があるが、全く意に介すこともなくベジータを拳骨している(映画『とびっきりの最強対最強』ではクウラ機甲戦隊に握られた際に普通に弱っているが、映画は基本パラレルなので除外する。)。
また、成人後も装いに大きな変化がなく一貫されていた悟空に比べ、悟飯の場合は幼少期・少年期・青年期・それ以降と、髪型や服装がその都度変化しておりバリエーションに富んでいる(詳細は後述)。
同様に、作中の進行時系列が数ヶ月から数年置き進行(具体的にはサイヤ人編開始からセル編終了まで)では、加齢に伴うデザインが最も多く描かれたキャラクターでもある(衣装と髪型によるデザインであればブルマとヤムチャが最多)。
人物
チチの熱心な教育もあって、一向に世間慣れしない父親と違って礼儀作法などの一般的な常識を身に付けており、言葉遣いも両親と違い訛りが全くない。小さい頃から学者になることを志し、勉強熱心で学業成績も優秀。作品終盤では念願叶って学者となった姿が描かれている。
戦闘力においては父・悟空を凌ぐ資質を持つが、性格は至って穏和で争い事は好まず、前述通り少年期の悟空とは全く正反対な性格であった。ただし、彼自身が懇意にする人物(悟空・ピッコロ・クリリン・デンデ・16号・ビーデルなど)や、戦いに無関係な民間人が傷付いたり殺されたりすると、自身の不甲斐なさや相手の非道な行動に対して凄まじい怒りを露にする。
当初はまだ幼い子どもだったこともあり、強敵相手に怯えることもあったが、サイヤ人戦で師匠のピッコロを目の前で失ってからは、ベジータ・ドドリア・フリーザと言った格上の実力にも怯まずに向かって行く勇敢さを身につける。
また、サイヤ人戦後には、母親のチチの猛反対を押し切ってナメック星行きを決意したりなど、精神的に大きく成長したところを見せ、内心で悟空が褒めている場面もあった。
精神と時の部屋での悟空との修行を経て、戦闘力、精神力共に大きく成長。セルゲームでは超サイヤ人2に覚醒した際、セルやベジータをも怯えさせる程の戦闘力を発揮している。加えてベジータは彼に命を救われた事など種々の理由が重なったためか、助けられた直後から悟飯の呼び方が「カカロットのチビ・ガキ」から「悟飯」と呼ぶ様になった。
さらに、ピッコロや悟空との修行、敵味方を問わずたくさんの人物との関わりを通じてそうした甘さは徐々に薄れ、自信と地球を守る使命感に満ち溢れた勇ましい戦士へと成長する。
反面、強靭な力を発揮してからはやや調子に乗りやすいところもあり、その都度何かしらの失敗をしている。人造人間編終盤で超サイヤ人2に覚醒した際は、多くの人々を殺害し悟空達や16号を苦しめたセルをもっと痛めつけようとトドメを刺すことを渋り、結果セルを地球そのものを道連れとした自爆を促してしまう。
ネット上では、この父親の悟空を死なせた一件を責める声もあり一種のネタ扱いされる事も多いが、事態を遡って検証した場合、18号を見逃したクリリン・セルの完全体化に意図的に手を貸したベジータなど、他のキャラの行動にも問題点が多く、悟空の死は悟飯だけの責任ではないとも言える。
魔人ブウとの戦いで老界王神によって潜在能力を解放された状態で当初は圧倒するが、魔人ブウの作戦によってゴテンクスとピッコロをブウに吸収され、劣勢に追い込まれてしまった。
ただしこちらも敵への言葉遣いこそ粗野になってはいるが(ピッコロには敬語のままだった)、最初の戦闘では実際には油断も慢心もしている場面はなく、更に戦闘中にデンデの気を察知した事、ブウの異変に気付きピッコロと悟天、トランクスを救出するなど、一人でかなり奮闘する事態となっていた。
美的センスも怪しいところがあり、高校生にしてグレートサイヤマンの服装を「格好いい」と言っていたり、その他、のん気でドジ、朴念仁なところがあるなど父親の悟空と似た部分もあり、ブルマにも指摘されていた。
上記のような面はあるものの天然で能天気な父と思い込みの激しい母、マイペースな弟に比べれば、孫家の中でも常識的な趣向の持ち主であり、所帯を持ってからは自身の超常的な力を伏せて一般社会に馴染んで暮らしている。時には両親のツボをおさえた言葉で言いくるめてしまう等、意外にも策士な一面も見せている。
人間関係
家族
父・悟空とは、ラディッツ戦での死別、フリーザ戦以降の消息不明、セル編後の再死別と、父親の悟空が普通の地球人ではなく戦闘民族のサイヤ人で常に戦いに生きる人物だったため普通の家庭の親子が一緒に居る時間と比べると少年期までの間に親子で2人が連れ添った時間はだいぶ短いが、その短い時間の中でも頼りがいのある強く優しい父としての姿を度々見せた悟空の活躍を目にしている為か、悟飯は悟空のことを強く尊敬し信頼し親子として強い信頼関係を築いている。弟の悟天にも「おとうさんが宇宙一だった」と伝えていた。
悟空側もサイヤ人との戦いを経た悟飯を見て「偉ェぞ ほんとに強くなった」と成長を実感しており、セルゲーム前の時点で自身を超える強さを秘めている事に気付き成長を促す。ブウ編で力を落としていた際も「怒りによって全てを引き出された力」は最強である事を認めている。結果、原作では悟飯は怒りではないパワーアップを果たしたが、更に映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』においてまだ誰も見たことのない究極の姿への覚醒を果たした事を鑑みると、悟空の洞察は正確だったと思われる。
母・チチからは常々、将来学者になるように勉強を強いられ、身嗜みや言葉遣いなど徹底した英才教育をなされているが、これは息子には死闘とは無縁の平和な社会で生きて欲しいという親心から来ている。悟飯も母の気の強さに頭が上がらない一方で、そうした真意を理解し勉強に勤しんでいるが、仲間や地球の危機に際しても尚勉強を優先させようとするチチに対し、一度だけ親に逆らい反抗し激昂したこともあった。
しかし、高校時代には息子の身の安全よりも生活費に対する不安にシフトチェンジしたようで(既に悟飯自身の成績は優秀であった事、また以前のような命がけの戦いでないことから)、賞金が出る天下一武道会の参戦を承諾(むしろ推薦)し、ビーデルが大金持ちの娘と知るや否や「何時結婚するんだおめェたち!?」と二人の交際を後押しする発言をしている。
弟・悟天とは年が大きく離れていることもあり、面倒見の良い兄として接している。しかし実力に関してはだいぶ見くびっていたようで、武道会に際して一緒に修行した際は、投石の威力や超サイヤ人化に非常に驚かされた。因みに悟天は兄のグレートサイヤマンの姿を当初は「かっこいい」と持て囃していたが、『超』の頃には逆に「かっこ悪い」と意見を一転させている。
ピッコロ
幼少時に武術の手ほどきを受けたピッコロとは事実上の師弟関係にあり、厚く信頼・尊敬している。ナメック星編ではピッコロの着用する武道着をわざわざ自作するほど。ピッコロも、元々はベジータ・ナッパの二人のサイヤ人に対抗する地球側の戦闘力の底上げ程度にしか思っていなかったが、いつしか悟飯に対する情が芽生え、最終的にナッパの攻撃から身を挺して悟飯を守っている。
父・悟空が一度天に召された後も悟飯の成長を陰ながら見守り続けていた事実からも、もう一人の父親とも言える存在と言え、『GT』の際にピッコロが自らを犠牲にして地球を救った際、誰よりも哀しんでいたのは悟飯であった。
また、映画『スーパーヒーロー』では、原作者の鳥山明氏は「悟飯は師匠のピッコロのことを父親の悟空よりも慕っている」悟空・悟飯・悟天の声を担当している野沢雅子氏は「悟飯くんはお父さんの悟空よりもピッコロさん寄りで、自分の命よりも大切な人がピッコロさん。」などとコメントしている。
友人たち
父の友人であるクリリンやブルマ、またナメック星人のデンデとも交流は深く、クリリンとはサイヤ人戦やナメック星で戦友として共に死線を越えて共闘しており、クリリンは悟飯がピッコロのことを尊敬していることを見抜く一方で悟飯はクリリンが18号に想いを寄せていることに最初に気づくなど、互いのことを非常に良く理解している。
また、ブルマとは彼女の発明品で様々な助力を受けている。
デンデとは、幼少年期の悟飯にとっては唯一とも言える同年代の親友であり、クリリン同様にナメック星では命を助け合うなどしており、悟飯が青年期になってからも交流は続いている。
ベジータ
サイヤ人編〜ナメック星中盤編までは、敵対していた関係から悟飯は「ベジータ」と呼び捨てにしてタメ口で話し、ベジータも当初は「カカロットのガキ』と呼び見下していた。しかし、ギニュー特戦隊やフリーザとの戦いでの共闘を経てベジータに何度か助けられた事から、悟飯のベジータに対する態度は軟化していき、人造人間編以降は「ベジータさん」とさん付けで呼び敬語で話すようになった。
ベジータもナメック星での共闘以は悟飯の潜在能力に一目置くようになり、セルゲーム終盤では自身を庇って悟飯が怪我し、足手まといになった罪悪感と諦めから、悟飯に「すまなかった」と謝罪を口にしている。これ以降は悟飯の事も名前で呼ぶようになり、魔人ブウ編で悟飯がブウに殺されたと聞きブウに怒りを露わにしている。
『超』の第6宇宙との試合前の出場者選出の際にはベジータは「1番潜在能力が高い」として悟飯を挙げたり、宇宙サバイバル編で悟飯が修行をして実力を上げたのを見抜き見違えたと評価するなど、悟飯に一目置いている面が見れる。
トランクス
本来の未来ではブルマとベジータの息子・トランクスの戦いの師を務めており、弟同然に可愛がっている(こちらの世界線では悟空が早世し悟天が生まれること自体がなかった)。トランクスの成長を見届けた後、一人で人造人間たちに戦いを挑み戦死し、彼に未来の命運を託した。
本編の悟飯もトランクスとは現代・未来共に交流があり、人造人間編では未来のトランクスと共に人造人間たちを倒す手段を模索し、現代のトランクスとも一緒に遊ぶ姿が描かれている…グレートサイヤマンは否定されたが。
ビーデル
妻のビーデルとは、進学したオレンジスターハイスクールのクラスメイトとして知り合った。当時、超サイヤ人に変身して自警活動を行っていた悟飯は「金色の戦士」として巷で噂になってしまい、ビーデルはその正体が悟飯ではないかと疑っていた。その後「グレートサイヤマン」として改めて自警活動を行うが、事件で鉢合わせた際に喋りすぎて結局正体がバレてしまい、口止めとして舞空術のレクチャーと天下一武道会の出場を強要される。
修行や大会でのスポポビッチ戦後の介抱で二人の関係はだいぶ縮まり、ビーデルの方から悟飯を異性として意識する言葉を漏らすようになる。ブウ編後には結婚し、一人娘のパンを授かっている。
ブウ編から4年後が舞台である『神と神』では20歳となっており、その際にビーデルが妊娠初期である事が判明している。原作漫画版と『Z』『GT』ではブウ編から5年後、大学卒業後にビーデルと結婚してパンを授かっており整合性は取れているが、ブウ編の約一年後からはじまる『超』では、序盤にてビーデルの妊娠が発覚しており、少なくともハイスクール在学(17.18歳)の頃に子作りをしてた事になる。
これは原作者にして『超』の監修を務めていた鳥山明氏が元々忘れやすい性格なのもあり、時系列を忘れてうっかり通したものと思われる。
岳父であるミスター・サタンとははじめ天下一武道会で出会い(厳密にはその数年前にセルゲームの会場で会っているが、この頃は大きな接点は生まれなかった)、当初はその素性の知れない出で立ちやビーデルと仲睦まじい関係から怪訝にされていたが、魔人ブウとの決着後は親交を深めており、以降のアニメ展開でも良き父子関係を築いている様子が描かれている。
パンの誕生後は、お互いにパンを取り合いつつ即興のヒーロー劇を催すなど親交の深さがうかがえる。反面、元々の目立ちたがりな気質故か、「悟飯も人気者になりたいのでは?」という気遣い故か、グレートサイヤマンの正体が悟飯であることをうっかり他人に喋ってしまいそうになるなど、危なっかしい場面もみられた。
その他、劇場用アニメオリジナルキャラハイヤードラゴンという野生の子ドラゴンと友達になっていたが、高校生となってからは劇場版Zでも登場していない。
戦闘力・活躍
サイヤ人編
平時の戦闘力は1。悟空も「素質はあるのでは」と思っていたが、修行する事をチチに禁じられていた。
しかし感情が昂った際に発揮される潜在能力は非常に高く、その時の戦闘力たるや、4歳という幼少期にあっても悟空の兄兼伯父であるラディッツに頭突きで決定打を与えられるほどであり、決定力は当時のピッコロの魔貫光殺砲にほぼ肩を並べていた(戦闘力も1307となり、魔貫光殺砲で気を限界まで高めたピッコロとほぼ同等だった)。
この感情による力の発露や覚醒は、近年の作品まで引き継がれている。
その後ピッコロから1年間の修行を受け、平時の戦闘力も1000前後まで向上するが、経験が完全に不足していた事に加え、初めての実戦となるナッパとの戦いは仲間達の死が続く壮絶な物となった為、恐怖で動けなくなる場面もあった。更にナッパの攻撃を受け傷つくが、ナッパとベジータがピッコロを殺す事を決断した際に覚悟を決め反撃する。それによりナッパの怒りを買い撃たれた攻撃を、ピッコロが身を挺して庇った事で死亡してしまった事で、怒りの魔閃光(戦闘力2800)を放つがこれもナッパに弾き返されてしまう。
力を使い果たしてしまった所を悟空に救われ、悟空の指示でクリリンと共に戦場から離脱するが途中で悟空の危機を感じ取り、「ボクがいかなきゃいけないんです」と再び戦場へと戻る。ベジータからの攻撃を受け心を折られるがその後、悟空が執拗に痛めつけられるのを見て立ち上がり、ベジータへと戦いを挑み、元気玉が放たれるまでの時間を単身で稼ぎ出す。この際悟空は一度悟飯を叱咤しているが、「お前の力はもっと凄ェはずだ」と激励もしており、交戦したベジータも「しつこいガキだ」「たいしたチビ」と評していた。
その後大猿となり暴れるが、ベジータが引き返す事を決める最後の一手となった(後述)。
フリーザ編
ピッコロ達を蘇らせる為、ドラゴンボールを頼り訪れたナメック星では、当初はフリーザ軍やベジータから身を隠しての探索行となる。しかしムーリの村でのフリーザ軍の虐殺行為を目撃した事で、激昂しドドリアに攻撃、デンデの救出に成功する。
その後、当時の最長老によりクリリンと共に「眠っている力」(潜在能力)を解放してもらいパワーアップ(基礎戦闘力がベジータと戦った時の悟空並、最大で14000)、クリリンと共にギニュー特戦隊のグルドと戦闘、終始優勢だったが切り札の金縛りを受けて敗れる寸前に、ベジータの介入によって戦闘は終了する。しかしその後、リクームに敗れたベジータとクリリンの後で単身戦闘、圧倒されて首の骨を折られ瀕死となってしまう。
直後悟空に救われ、仙豆により復活した際にサイヤ人の復活パワーアップを果たしており、ボディチェンジ後のギニュー(戦闘力23000)相手に優勢、その後のフリーザ第2形態(戦闘力100万以上)との戦いでは再び怒りによって力を引き出し、僅かながらダメージを与えた。またこの後、再度瀕死に追い込まれデンデの力によって回復、更にフリーザ第3形態に追い込まれたピッコロを救う際にも怒りによる一撃を放ち、跳ね返されたもののフリーザが驚く程のパワーを見せた。
これらの戦闘で、間近でパワーアップを見続けていたベジータは「逆上するとここまでパワーを引き出せるのか」「まさか…一番超サイヤ人に近いのは奴」と驚愕していた(悟空が覚醒のきっかけを鑑みるとベジータの推測はある程度当たっていたと言える)。
その後最終形態のフリーザと悟空を戦いを見守っていたが、悟空が元気玉を放つ前にクリリンと共にフリーザにエネルギー波を放ち、注意を逸らしてサポートした。
人造人間・セル編
序盤では主な戦闘はなく、20号に拘束されたピッコロを救出した際に一撃加えたのみで、人造人間達とは直接の交戦はない。以降はブルマや一般人の救出や、トランクスと共にセルの乗ってきたタイムマシンの調査などを行っていた。
心臓病から快復した父・悟空の提案で彼と共に精神と時の部屋での一日(体感時間1年)の修業を経て、戦闘力は飛躍的に向上、超サイヤ人に覚醒(作中で4人目)。同時に精神修行による状態維持も可能となる。この時点で、同じ修行を終えた後の悟空を上回っていた様子が見られる。
セルゲームでのセルとの戦いでも積極的に戦う事は出来なかったが、セルジュニアによる仲間たちへの攻撃と16号による助言、更にその彼がセルに破壊されたことで、「超サイヤ人を超えた超サイヤ人」超サイヤ人2へと覚醒する。
その力は本編におけるラスボスであるセルを完全に超えており、セルを圧倒する力を発揮するが、追い詰められたセルの自爆により悟空が死亡。直後復活したセルによって殺されかけたベジータを庇いダメージを負う。諦めかけていた時に、悟空があの世から呼びかけ「全ての力を出し切れば倒せる」と助言、セルとかめはめ波の打ち合いとなるが、ベジータの助力によりセルの気が逸れた瞬間に力を出し切りセルを再生不可能な状態まで消し去り勝利した。
超サイヤ人2へ変身したキャラは悟飯が初めてとなったほか、本編は悟空以外がラスボスを倒した唯一の編となった。
魔人ブウ編
セル編から7年後16歳となり高校生となった。長らく平和な時代が続き自身も勉強に専念していたこともあり、戦闘力がだいぶ落ちている事をベジータが指摘され、「鍛錬はしておけ」と助言されている。
第25回天下一武道会ではキビトと対戦、超サイヤ人2となるが交戦前にバビディの計略と界王神の計画が開始した為、戦闘はなし。この際もベジータに「セルを殺った頃はまだまだそんなもんじゃ無かったぞ」と言われている。
とはいえ、完全体セルと同等かそれ以上と評されたダーブラを相手にその「身体がなまった状態」で善戦、界王神の助けがなければ危なかったとはいえ殺す気で放ったブウの気弾の直撃をまともにくらって生き延びるなど、この時点でもポテンシャルの高さは随所で示唆されている。
この時もベジータは「こいつは逆上してブッチ切れるとどうなるか判らんがな」と評価、悟空は「怒ってセルと戦った時の事を思い出し、持っている力の全てを引き出すんだ そうすれば おめえは全世界のどんな奴にも負けねェ!」と助言していた。なおこの時の悟空の助言は実に9年後に証明された。
ブウ戦で瀕死になった後、界王神に救われ界王神界へ移動、復活した老界王神によって潜在能力を引き出され限界以上のパワーアップを遂げる。魔人ブウ(悪)を圧倒していた、超サイヤ人3となったゴテンクスを超える実力を発揮。
初戦は魔人ブウを圧倒するが、ブウの策略で吸収されたゴテンクスのパワー加算されたブウにはかろうじて食い下がるものの(ブウのギャラクティカドーナツを自力で破っているなど)実力差は大きく、劣勢を強いられる。その後、助力に来た悟空の乱入後は自身も吸収され、強さを発揮できずに終わってしまったため、戦績としては散々なものになってしまった。
なお、この時には「甘さが消えている」とピッコロに評されていたが、ゴテンクスとピッコロが吸収された際、悟空は界王神界から「やれー! やっちまうんだ!!(今の内に倒すんだ!)」と叫ぶが、攻撃することができなかったなど、「甘さ」であり「優しさ」でもある根底部分は変わっていなかった。
しかし、結果的にこれが悟空の復活に繋がった為、悟飯からしてみれば父が生き返り、親兄弟全員で共に暮らせるようになったのだから、結果オーライともいえる(すぐに復活したとは言え、自身も一回死んでしまったが……)。
『神と神』~『超』
その後は再び平和な時代が訪れ、ビーデルとの結婚や念願だった学者になるなど人間社会に溶け込んでいき、その間も修行をすることもなかったため再び力が衰えてしまう。
鳥山明が脚本、監修した原作の続編となる映画『神と神』『復活の「F」』と、『ドラゴンボール超』序盤では(作画変化の影響もあるが)体格はかなり細くなっている(特に『復活のF』)。
フリーザたちとの戦いでは、映画ではシサミを一撃で仕留めているが。『超』では(通常形態とはいえ)タゴマとボディチェンジしたギニューを相手に苦戦を強いられた。
こうした度重なる危機に際して戦えない事を本人も猛省しており、『復活のF』編以降はピッコロの下で再び鍛え直している。ようやくかつてのように主戦力として活躍をみせるようになるものの、まだまだ全盛期の力や感覚までは戻らないとも呟いていた。
加えて、やはり日常生活との両立は難しく、シャンパ編では大会の選手に名乗りを上げるも、大会当日に学者の発表会があった為、辞退している。未来トランクス編においても、ゴクウブラックたちの暗躍や未来トランクスの危機を知ったのも終盤に差し掛かってのことだった。
未来トランクスが別時間軸の未来へ帰還時に駆けつけた際は精悍な顔となっており、トランクスの記憶にある未来悟飯を思い起こさせる姿を見て、トランクスは涙を流し旅立った。
宇宙サバイバル編
各宇宙の存亡をかけた力の大会にて第7宇宙の代表選手として出場することになり、その全覧試合に出場し、第9宇宙の戦士ラベンダと戦闘。毒霧攻撃により視界と体力を奪われながらも、機転を効かせた策によりラベンダを撃破するが、同時に毒による消耗でD.K.Oとなった。
その後、力の大会に備えてピッコロとの修行は最終局面へ。その際、長年の弱点だった『実力に対するおごりや油断からくる詰めの甘さ」を改めて指摘され、矯正に努めた。
そして最後の仕上げで悟空に試合を申し出た後、ピッコロの呼びかけに応え、超サイヤ人、超サイヤ人2を経てついにアルティメットの力を開放。アルティメット悟飯が完全復活した。また、この時に超サイヤ人に変身しない事について、「僕が目指すのは誰も見たことのない究極の姿。父さんとは違うやり方でそこを目指します」と発言している。
復活後、悟空と試合した際にはこの姿になった悟飯に対し、悟空は自分を鍛えるために強者との戦いを求め力の大会に臨んでいたが、「自分の傍に悟飯という強者が居たことを思い出した」という趣旨の発言させるまでに至った。
超サイヤ人2の悟空と互角以上の戦いを見せ、超サイヤ人ブルーの攻撃もカウンターで受け流す程の実力を見せたが、悟飯が望んだ本気の悟空が見せた超サイヤ人ブルー界王拳相手には敵わず敗北。しかし悟飯の底力を再確認した悟空により、第7宇宙のリーダーに任命された。
力の大会開始時、立てていた作戦は半分のメンバーが無視したが、各人の意志に任せて残こったメンバーを纏めて作戦と指示を立案、連携を取って序盤を戦い抜く。
中盤ピッコロとのコンビネーションにより、残った各宇宙の強敵と戦闘を継続。第十宇宙の戦士オブニに勝利、第十宇宙は消滅してしまう。消滅の直前、悟飯はオブニの家族写真を見つけ、彼の家族写真を複雑な表情で見つめていた。
同化を繰り返した第6宇宙のナメック星人、サオネルとピリナ相手には、「全力で戦っても殺す心配がない」と判断して力を解放。ピッコロとのコンビネーションで勝利した。
ピッコロが脱落し終盤戦となってからは、悟空・ベジータ・17号・フリーザと5人で共闘、それぞれのメンバーと状況に応じて協力するスタイルを取っていたが、残った各宇宙のメンバーは全員実力者となったため、個としての戦闘力を発揮して戦闘開始。
第3宇宙強敵コイチアレータを悟空・ベジータの協力を得て撃破、最強の敵アニラーザを残った5人全員で打ち破る。その後第11宇宙のNo.2破壊神候補トッポに17号と共に挑むが、その圧倒的な実力の前に劣勢となる。
その後戦況が変わり、最終的には全宇宙最速戦士第11宇宙のディスポの超最高速モードに対応できなかったフリーザを手助けする形で共闘。2人でも対応できないスピードに対抗して、自分が囮となって動きを封じ、そのままフリーザに自分ごと攻撃させてディスポと2人一緒に脱落、相打ちとなる。
悟飯の脱落は、大会残り時間「6分」での段階、残り人数序列では「80名中7位タイ」となる。
銀河パトロール囚人編
漫画版『超』のエピソードで、時系列としては『ドラゴンボール超 ブロリー』から少し後に当たる。
地球に襲来した銀河刑務所の死刑囚モロ率いる脱獄囚軍団から地球を護るためアルティメットで戦闘に参加。モロに次ぐ実力を持つセブンスターとザガンボを相手取りピッコロと共に善戦し、悟空とベジータの帰還まで時間を稼いだ。
スーパーヒーロー
ピッコロと共に主人公を務める。
ブウ編から9年後(原作最終回から1年前)、生物学者に専念しており、平和も続いた環境でその強大な潜在能力は再び眠りについてしまう。
復活したレッドリボン軍(とピッコロ・パン)の企みによって誘拐されたパンを助けるため、レッドリボン軍本部に乗り込み、人造人間ガンマ1号と交戦開始。
通常時では劣勢だった為、超サイヤ人に変身ししばらくは互角に渡り合っていたが、1号に戦闘スタイルを学習された事で徐々に圧され始める。その際に目撃した襲われるパンの姿を見て、怒りでの覚醒は一気にアルティメットへの変身を果たし1号を圧倒するが、エネルギー(体力)が豊富な1号の粘りにより戦いは長引く。その後マゼンタの野望と悪意に気付いたガンマとピッコロの声掛けによって、戦闘は決着せず終了した。
しかしマゼンタは最後の切り札としてレッドリボン軍の最凶兵器を強制的に起動。悟飯はガンマ達や仲間と共に立ち向かう。
当初は超サイヤ人状態で遠距離攻撃を行っていたが、仙豆によって回復した後はアルティメットに変身、肉弾戦や地形利用も交えた攻撃で直接交戦する。
その後ピッコロの作戦により、悟飯がトドメを刺す全力の一撃を担当する事となるが、その前にピッコロが追い込まれ、他の仲間たちも次々と倒れていく。その姿を目撃した悟飯はアルティメットの状態で怒り、結果「"究極"を超えた未知なる姿」へと覚醒。
その隔絶した戦闘力で、レッドリボン軍の最凶兵器を圧倒し、ピッコロの協力を得て撃破した。
変身形態
大猿
純血のサイヤ人と同じく、尻尾がある状態で満月を見る事で変身。
大猿になった際は悟空と同じく理性を失い大暴れするが、彼の場合は混血ゆえか全く理性がないわけではなく、作中ではクリリンの「サイヤ人をやれ」という声に反応してターゲットをベジータに絞る場面もみられた。この際にクリリンは「少しだけ悟飯の心が残ってた」「半分は地球人なんだぜ」と分析している。
初変身はピッコロとの修行中において。この時点では父親である悟空も自分達が満月を見る事で変身する事実を知らなかったが、孫家は就寝が早かったため、これまで満月を見た事がなかった模様。ピッコロもサイヤ人が大猿になる事を知らなかったため初見時はこれを防ぐという発想がなく、かなり動揺していた。この時にはピッコロがかつでの亀仙人と同様に月を破壊する事で変身を解除している。
1年後のベジータ戦の最中で尻尾が再生し、ベジータが作り出したパワーボールを見た事で再び変身。この時にはベジータによって尻尾を切断され変身が解除されるが、元に戻る途中の巨躯でベジータを押し潰し、結果的にこの戦いのフィニッシャーを担っている。
以後は尻尾が戻る事もなく、この形態に変身する事もなくなった。
超サイヤ人
セルゲーム直前に行った「精神と時の部屋」での悟空との修行の末に変身できるようになった。
悟空からは「オラたちがフリーザに殺されたと考えて、その怒りを力にすれば良い」という助言を受け、アニメ版では、それに加えて、自分の中の甘さに勝つべく、悟空に本気のかめはめ波で攻撃してもらったことで変身を可能とした。
超サイヤ人2
超サイヤ人を超えた超サイヤ人であり、登場人物の中で最初に覚醒した。しかしこの姿での戦闘シーンは非常に少ない。容姿は超サイヤ人の時より更に髪の毛が逆立ち、身に纏った気からはスパークが生じる。
初めて変身した際には、甘さが消え残虐性が増し、口調や性格も高圧的になり、同時に自信過剰な姿を見せた。しかしセルに攻撃されたベジータを身を挺して庇ったり、アニメ版では、セルの攻撃に巻き込まれそうになったアナウンサーたちを助けるなど、優しさは失われていないことが示唆されている。
ドラゴンボールZではアニオリ描写として精神と時の部屋での修行中にて少しだけ覚醒。最初は通常状態に金色のオーラ+スパークといった感じであり擬似超サイヤ人と2を足したような見た目であったが、その後髪が逆立った金髪になり一瞬だけだが2そのものに変身した。悟空からは「完全にオラを超えている」と評された。
青年期にも変身していたが、ベジータによると修行を怠っていたためセルとの戦いのときと比べてパワーが落ちているらしい。
後述の更なる強化形態を得た後は最強形態ではなくなったが、修行を怠る・体力が低下する等で一時的に変身できなくなった際は、この形態で戦っている。
潜在能力解放(アルティメット悟飯)
老界王神により潜在能力を限界以上に引き出してもらった姿。容姿は黒髪黒目で、目の形は超サイヤ人と同じ。『超』や『スーパーヒーロー』では髪の毛が逆立って前髪が一房垂れている状態が基本デザインとなった。
その戦闘力は魔人ブウ(悪)を凌駕し、合体や吸収を除く単体としての強さは原作ではトップクラス。老界王神が挙げた「あの世もこの世も含めての三人の達人」の一人に入っていると思われる。
『GT』ではこの変身をしているのか曖昧だったが、『復活の「F」』では長年修行を怠っていた為に変身出来なくなった事が語られ、以降の『超』でも超サイヤ人2止まりで戦っていたが、宇宙サバイバル編にて再び力を取り戻したことで再登場。
更に、月日が流れた『スーパーヒーロー』時は、学者業に専念しすぎたため一時的に変身できなくなったが、胸ぐらをつかまれて苦しむパン(実はパンとピッコロによる狂言)を見たことで、怒りによって再び変身できるようになった。
孫悟飯ビースト
『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』で孫悟飯が目覚めた最新にして最強の境地。原作者の鳥山明が新たにデザインし設定を興した。
長く逆立った銀色の髪に赤い瞳が特徴であり、そのシルエットはセルとの決戦時の超サイヤ人2を連想させる、孫悟飯独自の進化である。纏う気の色も赤青が混ざった紫で、悟空やベジータがこれまで果たしてきた変身や、他媒体で登場した変身とも異なっている。
ピッコロを痛めつけるセルマックスに対する怒りにより覚醒。孫悟空やベジータがいても手こずるかも知れないと言われさらには「完成していたらブロリーすら超える超人になっていた」であろうセルマックスの一撃を無防備で受けても微動だにせず、蹴り一発でその巨体を吹き飛ばし怯ませる絶大な戦闘力を誇る。
また、セルマックスが渾身で作り出した超巨大なエネルギー玉(小説によると大陸サイズ)を間近で見ても、好戦的な冷笑を浮かべていたが、精神面は落ち着いており、一人称も「僕」のまま。ピッコロの決死の拘束によって動きを封じられたセルマックスへ、魔貫光殺砲の一撃で叩き込み破壊した。
ゲームオリジナル
「ドラゴンボールヒーローズ」シリーズでは原作やアニメでは登場しなかった超サイヤ人3や超サイヤ人4に変身する悟飯が登場する。
超サイヤ人4は、ゲーム内のアニメPVでは18号を吸収しパワーアップを遂げ都市を破壊していく超17号に対しての怒りによって覚醒している。なお超サイヤ人4の覚醒に必要な黄金の大猿はアニメPV・ゲーム本編共に未登場になっている。
容姿の変化
4~5歳(サイヤ人編)
長髪を結わえている。サイヤ人固有の尻尾が生えているのが確認できる唯一のハーフ。
修行時代とベジータ戦で二度尻尾を切られ、以降尻尾が生えなくなる(※アニメではオリジナルエピソードも含めて三度。また、劇場版ではナメック星編以降の時期でも尻尾が生えている作品もある。)。
修行時代とナッパ・ベジータ戦の衣装はピッコロお手製。
5歳(ナメック星編)
チチに坊ちゃん刈りにカットされる。
チチの目を盗んで自分で作ったピッコロと揃いの魔族の服を着ていたが、リクームとの戦いでボロボロになり、フリーザ軍の戦闘ジャケットに着替えた。
9歳(人造人間編)
長髪に戻ったが、精神と時の部屋で悟空にザンバラにカットされる。原作での魔族胴着の帯の色は幼年期の時と同じく赤色、しかし、アニメ版でピッコロと同じ青い帯になってしまったため、少年期だけの色が違うということになってしまう。
ちなみにセルゲーム前の家族休暇の時に着ていた私服のチャイナ服は、アニメで白色(通称白チャイナ)になったためその印象が強いが、本当は青色だったらしいよ…(フルカラーコミック参照)。
劇場版アニメ『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』(ボージャック)では、原作では実現しなかった、悟空と揃いの道着を着た少年悟飯が登場する。
16歳(魔人ブウ編)
髪を上げる。中華色の強い孫家では唯一私服が洋服。
公式でもダサいと定評のあるグレートサイヤマンの服装はブルマお手製。
界王神界へ行った時にはキビトの揃いの衣装に変えさせられている。
魔人ブウとの戦いでは悟空と揃いの道着を着て参戦。
青年期(魔人ブウ編以降)
夢であった学者になる。専門は生物学のようで、映画「スーパーヒーロー」では虫の研究をしている様子が描かれている。
なお、研究に没頭した結果ノーマル状態ではメガネがないと生活も戦闘もままならないほどにまで視力が低下してしまったが、超サイヤ人やアルティメットになると身体能力と共に視力などの五感も爆発的に強化されるためメガネを外す。
『神と神』ではブウ編と同じく悟空と揃いの道着を着ていたが、『復活の「F」』では道着をなくして緑のジャージで参戦。その後、宇宙サバイバル編では再び悟空と同じ道着で参戦した。『スーパーヒーロー』では修業を怠っていたことに怒ったピッコロによってピッコロと揃いの重り付きの道着に着替えさせられ、そのまま参戦している。
ドラゴンボールGTでは基本スーツ姿であったが、邪悪龍編では悟空と同じ道着で参戦した。
最新アニメ『DAIMA』は、純粋ブウとの決着後に勉強に勤しんでおり、トランクスの誕生日には出席しなかったが、ドラゴンボールによって父達が子供にされていた為、おそらく彼も子供にされたと思われる。
別の未来の悟飯
未来トランクスが過去に干渉する前の、本来の時間軸上の悟飯を指す。
→未来悟飯
ドラゴンボールヒーローズ(スーパードラゴンボールヒーローズ)に登場する違う次元の孫悟飯。→孫悟飯:ゼノ
別表記
悟飯 未来悟飯 グレートサイヤマン アルティメット悟飯 孫悟飯ビースト
血縁者
孫悟空:父
チチ:母
孫悟天:弟
ビーデル:妻
パン:娘
ミスター・サタン:岳父
ラディッツ:伯父
孫悟空jr.:来孫
関連タグ
ピッコロ(ドラゴンボール) 魔師弟 トランクス(ドラゴンボール) 未来師弟
うずまきボルト:同じくジャンプ漫画の次世代主人公で、主人公の息子繋がり。さらに師匠が主人公のライバルであることも共通しており、これについて『NARUTO』の作者・岸本斉史は、悟飯とピッコロの師弟関係をオマージュしていると公言している。
関連動画
ドラゴンボール超 第88話予告 「悟飯とピッコロ 師弟激突の限界修業!」(2017年4月24日公開)
ドラゴンボール超 第90話予告 「超えるべき壁を見据えて!悟空VS悟飯」(2017年5月7日公開)
ドラゴンボール超 第124話予告 「疾風怒涛の猛襲!悟飯背水の陣!!」(2018年1月13日公開)
※東映アニメーション公式YouTubeチャンネルより転載
PS4/ Xbox One「ドラゴンボール ファイターズ」孫悟飯(青年期)/キャラクターPV
※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より転載
悟空VS悟飯 【ドラゴンボール超】(ニコニコ動画より転載)