「これで全てが変わる……この俺の運命……カカロットの運命……そして……貴様の運命も!!」
「死ぬかどうかの戦いの時に、"勝つ事"以外を考えているバカが居るか?」
CV:野沢雅子
概要
惑星ベジータに住む戦闘民族サイヤ人の一人。本作の主人公・孫悟空(カカロット)とその兄・ラディッツの父親。孫悟飯と孫悟天の祖父で、パンの曽祖父にあたる。
外見・声色ともに悟空にそっくりだが、悟空とは全く異なるクールかつワイルドな性格。
たった1人で運命に立ち向かい散っていった勇敢な姿も相まって非常に人気が高いキャラクターでもある。
名前は、英語で野菜の牛蒡(ゴボウ)を意味する単語「Burdock」に由来する。
若干設定が異なり、リブートされたドラゴンボールマイナス以降のバーダックに関してはバーダック(超)を参照。
誕生経緯
初登場は1990年に公開されたアニメ『ドラゴンボールZ』のTVSP『たったひとりの最終決戦』。原作漫画ではこのTVSPが放送される以前にラディッツが父親に言及しているシーンがあり、そこでラディッツは悟空に対して「ひと目でわかったぞカカロットよ。父親にそっくりだ」と発言している。脚本は同シリーズのTVアニメや劇場版の脚本を務めた小山高生が担当し、バーダックやその仲間達のデザインはアニメーターの中鶴勝祥が行い、そこに原作者・鳥山明の監修、手直しが入っている。
本作はファンの間では非常に人気が高く、当時これを視聴した鳥山もその出来に感動し、「僕だったら絶対描かない話。いい意味で違うドラゴンボールを見ている感じがする」とコメント。アニメオリジナルキャラクターでありながら原作に逆輸入され、フリーザの回想という形で、2コマだけ登場した。
連載終了後もバーダックの人気は高くPS2の『ドラゴンボールZ3』が皮切りに多数のゲームに参戦。更に2011年にはAC『ドラゴンボールヒーローズ』とのコラボ企画としてバーダックを主役とした『たったひとりの最終決戦』後のIFストーリー『エピソードオブバーダック』が制作された。
本作には鳥山も監修・キャラクターデザインとして関わっているが、同年別のインタビューでは「もともと僕は物忘れの激しい方だから、このバーダックという悟空の父親達のキャラデザインを描いた記憶がほとんどない」と語っている。2014年には漫画版『エピソードオブバーダック』を1つに纏めた冊子が最強ジャンプの付録として付き、その際、同時収録されたインタビューでは「アニメの詳しい内容はよく覚えていませんがよく出来ていた記憶があります」と語っている。
その影響か、同年発売した鳥山の新作『銀河パトロールジャコ』の単行本に収録されたバーダックを主役としたおまけ漫画『ドラゴンボールマイナス』ではストーリーや衣装や性格など様々な要素が『たったひとりの最終決戦』とは異なっている。こちらは後に『ドラゴンボール超』の劇場版『ブロリー(BROLY)』にてアニメ化された。またとよたろうによる漫画版『ドラゴンボール超・生残者グラノラ編』においても、概ねこの『マイナス』以降に再構成された設定に基づくバーダックが登場した。
この様な経緯から現在では「バーダック」というキャラクターの人物像は、TVSP版の「バーダック」像と、『ドラゴンボールマイナス』以降のメディア展開の中で鳥山が再考した「バーダック」像の2種類が存在している。
本稿では『たったひとりの最終決戦』などに登場するバーダックについて解説する。
人物像
容姿
髪型や顔立ちなどの容姿は悟空に瓜二つだが、左頬に傷跡がある。
衣装は他のサイヤ人同様にフリーザ軍の戦闘ジャケットを着用しているが、原作には出てこないショルダーがベルトで肩を出している変わったタイプのものを着用している。
性格
他のサイヤ人たちと同様に好戦的で戦闘力至上主義な面が強く、出生当時の戦闘力が僅か「2」のカカロットに対する情は薄く、苛立っていたのもあって毒づいていた。
戦いを共にするチームのメンバーには仲間意識も持ち合わせており、ドドリアの部下に仲間達を殺された際には静かに怒りを見せているが、一方で敵には容赦なくこれまで幾つもの星を侵略してきており、そのドドリアの部下達を上手く殺せた時にも時折笑みを浮かべるなどサイヤ人らしい野蛮な面もある。
一方でサイヤ人としては冷静沈着でアニメ版の『エピソードオブバーダック』ではチルドがフリーザの先祖であることに気づいたり、ゲームでも悟飯や悟天が自分の孫だと気づいたり、ゼノバースシリーズでもアバター(フリーザ一族も含む)が自身に加担した時も訳ありであることに気付き、共闘するなど頭も切れている部分がある。ラディッツが悟空のことを「少しは頭が切れると思ったのに」と思ったのもこのためなのかも知れない。
戦闘力
下級戦士だが長年に渡って戦い続けており、度重なる激戦で重傷を負いながらもその度に生還しているため、戦闘力は約10000という下級戦士出身としては驚異的な数値に達している。
エリートのナッパが4000、そのナッパを圧倒した当時の悟空の素の戦闘力(=界王拳なし)が8000以上であることを考えれば、かなりの数値である。
活躍
TVSP『たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』
仲間であるトーマ、セリパ、パンブーキン、トテッポの4人と共に惑星カナッサを襲撃。任務を終えるとバーダックは仲間たちと談笑していたが、カナッサ星人の生き残りトオロの不意討ちを受け、気絶してしまう。
トオロの放った「幻の拳」はバーダックに予知能力を与え、彼が死に際に放った「未来の姿を見てせいぜい苦しむがいい」という言葉通り未来を垣間見る事になる。仲間たちに連れられ帰還した後、治療カプセルで治療中、カカロットの鳴き声を起点に惑星ベジータの消滅と彼の成長した姿の予知夢を見て困惑するが、仲間達が自分を置いて先にミート星へ向かったことを知り、医療施設を後にする。出発の前に息子のカカロットを見つけ、再び惑星ベジータが消滅する未来を垣間見るが、彼の戦闘力2という数字に苛立ちその場から立ち去った。
ミート星へ降り立つとそこは既に廃墟となっており、更に仲間たちの変わり果てた姿を見つける。瀕死のトーマからフリーザの裏切りを聞いたバーダックは、彼の白のスカーフを血染めしハチマキとして頭に装着する。そして現れたフリーザ軍の兵士を次々と撃破するが、その途中にも成長したカカロットがナッパと戦う予知夢を見る。予知夢に邪魔されながらも兵士たち全員を倒すが、突如そこにドドリアが現れ、彼のエネルギー波で大ダメージを負う。
何とか生き延びたバーダックは、カカロットが送り込まれた惑星が予知夢で見た惑星と同じものだと知ると、今まで見てきた夢が全て現実になることを悟り、トーマの遺言通り同族にこの事実を知らせフリーザに反旗を翻そうと試みる。しかし他のサイヤ人達にその発言を笑い飛ばされ信じてもらえなかった為、単身で滅びゆく運命に逆らうことを決意する。
フリーザの宇宙船に向かう途中、ナメック星にいた成長したカカロットの姿をまたしても予知夢で見るが、その悟空が突如フリーザの姿に変わり自身を殺害。予知夢から目覚めたバーダックはその運命を変えるべくフリーザの宇宙船へ向けて飛び立つ。そしてそこから出てきた何十何百のフリーザ軍兵士を蹴散らし、遂に姿を現したフリーザと対峙する。
バーダックは運命を変えるべく渾身の巨大エネルギー弾を放つが、フリーザは専用のポットに鎮座したまま指先から更に巨大なエネルギーの球体を放ち、それはバーダックの気弾はおろか、バーダックや兵士達まで吞み込みながら惑星ベジータへ直撃。死の直前バーダックは、最後の予知夢でカカロットがフリーザと対峙する未来を予見すると笑みを浮かべ、カカロットの名前を叫び彼が自身の意思を引き継ぎサイヤ人達の敵を討つ事を願いながら、惑星ベジータと共に散っていった。
アニメ『エピソードオブバーダック』
『たったひとりの最終決戦』の後のIFストーリー。
「もしもフリーザのエネルギー弾に呑み込まれて死んだはずのバーダックが生きていたら?」という物語。惑星ベジータ消滅の際に生じた時空の歪みによりバーダックが過去の時代に飛ばされた所から物語は始まる。
目が覚めるとバーダックがいたのは「惑星プラント」という惑星だった。そこで医者のイパナとその息子ベリーの介抱を受け、彼らの口から聞かされた惑星の名前や、メディカルマシーンの液体に似た薬の存在、略奪に現れた宇宙海賊の乗っている船がフリーザ軍の母船に似ていることなどから、いつしか自身のいるその場所が過去の惑星ベジータであることを認識する。
海賊を打ち倒したことでイパナ達から好意的に迎えられるが、馴れ合いを嫌うバーダックは冷たい態度で彼らをあしらい、リハビリのために村から離れた洞窟に移住する。しかし、リハビリ中にベリーが毎日のように食料を送って来た事から徐々に心を開き、当初は見向きもしなかった彼に初めて自分の名前を教えるなど、わずかながら穏やかな心を垣間見せる。
ちなみに、野沢雅子のモノマネ芸人で知られるアイデンティティの田島直弥が持ちネタとしている「うっせえ、ぶっ殺すぞ!」はベリーとのやり取りが元ネタであり、本作では野沢雅子女史による本家本元の「うっせェ(さっさと行かねえと)ブッ殺すぞ!」を聞く事が出来る。
それからしばらくして、宇宙海賊のボスでフリーザの先祖でもある「チルド」とその一味が組織の面子を汚したバーダックへの報復のため惑星プラントを襲撃。助けを求めるベリーの必死の懇願を受け村に駆けつけたバーダックは、憎きフリーザの面影を持つチルドに憤怒し襲いかかるが、逆にチルドの怒りを買い簡単にねじ伏せられてしまう。
更にチルドは止めに入ったベリーにまで攻撃を加えるが、それによりバーダックは過去に救えなかった仲間たちの記憶をフラッシュバックし、またしても守ることが出来なかった自分の弱さに対する怒りより、超サイヤ人に覚醒した。
これによりこれまでの劣勢を覆しチルドを徹底的に痛めつけ、激昂したチルドはエネルギー弾で惑星プラントごとバーダックを葬ろうとするが、バーダックの放ったエネルギー波がそれを押し返し勝利。チルドは宇宙空間まで吹き飛ばされていき、その後瀕死状態で部下達に回収され「金色に輝くサイヤ人には気をつけろ」という一族への遺言を託し息絶えた。ナレーションではこれが後にフリーザが恐れる超サイヤ人伝説の始まりになったのか、それは定かではないとされている。
戦いの終結後、バーダックは一人夕日の向こう側に去っていき、その後どうなったのは不明。
ドラゴンボール超
過去の回想等で登場。詳しくはバーダック(超)を参照。
ドラゴンボールDAIMA
回想シーンにて登場。容姿は『超』及び『マイナス』に準拠している。おそらくアニメのZではなく鳥山明原作のバーダックと言うことでこちらにしたのであろう。
ゲーム作品では
本編での活躍自体は少ない物の人気キャラクターな為多数の作品に出演。『ドラゴンボールマイナス』が出るまでは、悟空の出自も含めてバーダックの性格・設定はアニメ準拠となっている。
必殺技に関しては、原作やアニメでは無名とされていたが、ゲーム版ではそれぞれ名前が付くようになっている。『ライオットジャベリン』(ディンプス開発作品)から始めとし、フリーザに攻撃したエネルギー弾は『ファイナルスピリットキャノン』(スパイク・チュンソフト開発作品)と言う名義になっている。
他にもフリーザ一味に仕掛けた連続攻撃は『ファイナルリベンジャー』(スパイク・チュンソフト開発作品)と言う名義となっている。
- 激神フリーザ!!
名前のみ登場。彼が滅ぼしたカナッサ星を悟空が解放するというイベントがある。
悟空はアニメとは違い、父が行った悪行と最期をカナッサ星人の生き残りから知らされる事となる。
- ドラゴンボールZ3
メモリーカードに前作である『Z2』のデータがあれば隠しキャラとして使用可能になり、上記の名前のみでの登場と比べれば本人が登場するのはこれで初めてとなる。
初期気力が低めに設定されており変身や強化要素こそないものの、全キャラで唯一必殺技からコンボに繋げられるなど爆発力のあるキャラクターとして設計されている。
超必殺技「スピリット・オブ・サイヤン」は大抵が気弾系の大技な本作の中では数少ない近接格闘主体の大技。
ほぼ完全オリジナル技ながら散っていった仲間たちの名を呼びながら拳に力を込める、大猿の力を纏わせて戦うなどどことなく少年期の息子を彷彿とさせる描写がある。
凝った演出で人気が高く、ゲーム初出の技にしては珍しく以降の作品でも気を溜めこんだ全力パンチという形で継承されている。
本作を皮切りに以降もプレイヤーキャラとして登場し、彼を主人公にしたIfシリーズも数多く登場するようになっている。
- Sparking!NEO
ラディッツのIfストーリー『運命の兄弟編』にて、夢の中に登場。ラディッツも歴戦の勇士である父のことは尊敬していたようだが「悪夢でしかなかった~」と述べられている辺り、厳しい親父だったようだ(或いは、そんな父を持ちながら弱虫だの下級戦士だのと呼ばれることに含むものが有ったか)。しかし、夢の中で活を入れられた事で、彼なりの父としての暖かさを改めて知った様子。
- 真武道会2
未来世界のあの世に住んでいて、あの世にいる未来悟飯を探しに来た現代悟飯と鉢合わせをする。だがその後に、同じくあの世に住んでいる未来悟空との出会いにより、改めて悟空と悟飯は彼の息子と孫だと言う事に気付き、共に行動する。そして未来悟飯と合流し、抜いたZソードから老界王神を復活させ、未来悟飯を復活させた後、未来魔人ブウを倒すために未来パイクーハンと共に一日だけ復活した。この作品ではまだ変身形態は何もないのだが、潜在能力解放状態の現代悟飯とまともにやり合う事ができるあたり相当の実力を積んでいる模様。
- バーストリミット
彼を主題にしたサブシナリオが用意されている。
因みに外伝枠での参戦は彼とブロリーのみ。
- タッグバーサス
彼が主人公にしたIfストーリーも存在する。それはもし彼がフリーザに殺されなかったらと言うもしもの世界を舞台に、悟空を探すために地球に侵略した。しかし悟空だけでなく悟飯と出会った事で家族愛に目覚め、孫家の一員として地球に住み着くようになる。しかしそれを見たラディッツは父であるバーダックを見下し、悟飯を誘拐するが、後でピッコロと供に救出する。その後バーダックは『おめえの孫の顔も見せやがれ!』と叱り出すが、ラディッツは『ふふふ…嫌なこった…!』と返答しながらその場へ生かしたまま逃がすと言う、シリアスでありながらどこか明るい親子関係を見せた。
- レイジングブラスト
フリーザの攻撃を受けて死亡した直後、時空の歪みに巻き込まれて未来へ飛ばされると言うIfストーリーも登場。そこで孫である成長した悟飯と悟天と冥土の土産として戦い、その後満足したかのようにその場から消え去った。初めて祖父であるバーダックと戦った悟飯と悟天は、改めて彼との戦いを忘れない事を誓った。逆に『バーストリミット』ではクリリンから始め、ベジータや悟空と戦うIfストーリーも存在する。
- ドラゴンボールヒーローズシリーズ
人気キャラクターな為ゲームオリジナル形態が多数登場。
エピソードオブバーダックとの連動企画として超サイヤ人化し、以降の他ゲームでも度々変身している。
大猿となった姿も登場、しかも他のゲームの大猿バーダックと違い、本作のは普通に喋ることができる。
またその後超サイヤ人2にも変身可能になったほか、続編スーパードラゴンボールヒーローズではパラレルワールドの超サイヤ人4に覚醒したバーダックが登場している。
ブースターパックでは超サイヤ人3も登場している。
必殺技はフリーザへの渾身の一撃を模した『ライオットジャベリン』の他に右手に炎を纏って相手を殴る『ヒートファランクス』、バク転したあとに構えを取り片手から気孔波を放つ『リベリオントリガー』、などを扱う。
また、強化形態が増えると共に超サイヤ人2では『ファイナルヒートファランクス』、そして超サイヤ人4では相手に突進し渾身の一撃で殴り飛ばす『リベリオンハンマー』などの新技を習得しており、さらにフリーザへ放った渾身の一撃『ファイナルスピリッツキャノン』も再現され通常はもちろん、超サイヤ人4でも使用可能となった。
また海外で展開されていた『ドラゴンボールオンライン』からトワたち暗黒魔界により洗脳された姿仮面のサイヤ人も登場。仮面の装着の他、戦闘服もいつものものとは異なっている。
仮面が外れ洗脳が解けた姿はバーダック:ゼノとして扱われており、こちらは仮面のサイヤ人時の戦闘服の他、時の界王神に新調して貰った戦闘服の二種類が存在する。
バーダック:ゼノは仮面の力の影響により最大で超サイヤ人3にまで変身が可能であり、仮面の力を制御した超サイヤ人3の状態も登場している。
そしてユニバースミッション10弾では、自身の力で超サイヤ人4に覚醒した。
通常時と超サイヤ人時の必殺技は『リベリオントリガー』、戦闘服新調時は殴りかかる際に大猿の現影が映る『リベリオンファング』。
超サイヤ人3時の必殺技が両手に気の刃を纏い、回転し斬りつける『リベリオンエッジ』となり、新調の戦闘服版は、仮面制御版共々上述強化版の『フルチャージリベリオンエッジ』となる。
超サイヤ人4ではリベリオントリガーの強化版、『ワイルドリベリオントリガー』を使用する。
『ドラゴンボールマイナス』及び『ドラゴンボール超』のバーダックもバーダック:BRとして登場している。
必殺技はバーダック:ゼノの流用技『リベリオンファング』。
その後、バーダック:ゼノは黒衣の戦士として再登場し、孫悟空とも接触している。
先代・時の界王神アイオスに同行し、戦闘力は驚異的なパワーアップを果たしており、宇宙モドキでの出来事に介入し自体の収集に協力。
解決後は、集めた暗黒ドラゴンボールでさらなるパワーアップを果たし、アイオスの開催する“超時空トーナメント”にて孫悟空と相間みえる。
超サイヤ人3・暗黒ドラゴンボール強化時の戦闘力は身勝手の極意”兆”を発動した孫悟空とほぼ互角で戦える程であり、この闘いの末に息子の成長を垣間見る。
そして、暗黒王ドミグラとの最終決戦では、超サイヤ人4へ変身し孫悟空と黒衣の未来戦士の親子三代による反撃で彼を撃退した。
通常時と超サイヤ人時の必殺技は、飛び蹴りから背後に周りダブルスレッジハンマーで地面に叩きつけてから殴りつける『フィニッシュインパクト』。また、超サイヤ人状態でのもう1つの技として『フルチャージリベリオンエッジ』も使用。超サイヤ人3・暗黒ドラゴンボール強化、超サイヤ人4・暗黒ドラゴンボール強化時ではバーダック:BRがフリーザへ使用した攻撃を『ファイナルスピリッツキャノン』として再現している。
- ドラゴンボールゼノバースシリーズ
本編クリア後の追加シナリオにて登場。
本作の諸悪・ドミグラの歴史改変がバーダックの時代にも影響が及んでおり、凶悪化されたフリーザ軍を前に孤立していたが、駆けつけたタイムパトローラー(主人公)の助勢もありなんとか苦境を乗り越える。しかし、正史通りフリーザの放ったスーパーノヴァにより惑星ベジータもろとも消滅されようとしていた矢先、突如現れた「ワームホール」に吸い込まれ、別の時代に飛ばされてしまう。
行き着いた先は、原作にて悟空とフリーザの最終決戦が行われている爆発寸前のナメック星であり、そこで同じく別の時代からワームホールで飛ばされてきたブロリーと鉢合わせとなる。カカロット(悟空)を狙うブロリーと激しい攻防を展開するが、伝説の超サイヤ人で尚且つ凶悪化したブロリーに苦戦を強いられる。その後、バーダックのいる時代を突き止めた主人公が共闘しに現れるが、ポルンガの願いによって3人共地球へテレポートする。
地球到着後、突然の出来事に動揺している隙を突かれ、ブロリーの不意打ちを見舞い遠く叩き飛ばされてしまう。しかし偶然にもベジータと出会い、彼にパワーボールを放ってもらい大猿に変身してブロリーに対抗した。なんとかブロリーを倒すが、バーダックも元の姿に戻って気を失ってしまう。その後、駆けつけたトランクス:ゼノにより事態は収集された。
異変解決後は時の界王神たちの話題に上げられており、特に彼女はバーダックを気に入ったような発言をしている。
続編の『ゼノバース2』では、ヒーローズ同様仮面のサイヤ人が『オンライン』から輸入され登場している。ゲーム冒頭でたった一人の最終決戦が行われている。(ただしバーダックが見た未来が、『復活の「F」』の超サイヤ人ブルーの悟空とゴールデンフリーザになっている)
その後暫くは洗脳されて仮面のサイヤ人として登場していたが、『神と神』のシナリオで仮面が割れて正体が発覚する。その時悟空とも出会っているものの、流石に悟空も(その後の悪夢もあって)多少違和感を覚えながらも正体に気づく事はなく、彼の事を気にしている余裕はなかった。
冒頭のフリーザのスーパーノヴァに飲み込まれる直前に、彼を手下にする事を目論んだトワの作り出したワームホールによって助かっていた。
その事実を突き止めた主人公、トランクス:ゼノと戦って洗脳が解かれた後、罠にかかった二人を救出し、力づくでミラを抑え込んで共に異空間に消える。
その後本編には登場しないが、クリア後のイベントで彼のその後を見る事ができる。
異空間に落ちた後、そのまま二度と脱出できない異空間内でミラと戦う。バーダックはトワによって本編より遥かに強化されていたものの、本来ならミラには及ばないはずだったが、ミラとの戦いの中で進化し続け、超サイヤ人から2、ついには3にまで目覚め、ミラを下してしまう。
だが勝負後、ミラが意識を取り戻した時点でバーダックは姿を消している上、その間の歴史が確認できず、その後バーダックがどうなったかは不明。超サイヤ人3の凄まじい力によって異空間が歪み脱出したのか、あるいは急激なパワーアップに耐え切れず消滅してしまったのか……真相は謎のままだった。
このイベントを終えた後はコントン都にも登場するようになり、師匠キャラの一人となる。ちなみにコントン都には息子二人に宿敵のフリーザ、孫どころか曾孫までいるが、悟空達には会っていないようで、バーダックを師匠にして悟空や悟飯に話しかけるとどんな人物なのかと聞いてくる。
この時の戦いの影響でミラはバーダックやトランクスの想定を超えた強さの理由を多少理解し、その後に行われた主人公、悟空との最終決戦に繋がる事になる。
追記DLCレジェンダリーパック「究極の闘い編」では、たった一人のサイヤ人編に登場する。
そのストーリーでは、歴史改変の影響で本来よりも戦闘力が高くなっており、フリーザ軍の兵士達を簡単に薙ぎ倒していた。そこへ現れたフューと共闘し、フリーザに挑む。フューとの連携でフリーザのもとへ辿り着くも、時の界王神の命のもと歴史修正に駆けつけたトランクスに阻まれる。そしてトランクスたちと激闘を繰り広げるも、そこでトランクスがメカフリーザを切り裂く未来と、たった今フリーザがトランクス諸とも自身と惑星ベジータを貫く未来を見る。フューの静止を拒み、トランクスの殺される未来を変えた彼はそのまま胸を貫かれ、カカロットとトランクスたちにサイヤ人の未来を託すと、そのまま崩壊する惑星ベジータへ墜ちていった。
正規のストーリーではバーダックは敗北してしまうが、プレイヤーが敗北した際には別の未来を迎える。
フリーザの編み出したスーパーノヴァをフューとともに突き破り、そのままフリーザに突進。しかし、フリーザはそれを読んでおり、最終形態へと変貌。が、それを予測していたフューによって第一形態へと戻ってしまう。そして、怯むフリーザの命乞いをかき消す程の渾身の一撃を、金色の光を纏いつつ撃ち放つ。
運命に抗った彼の誇りは、宇宙の帝王を貫き、遂にその未来を変えたのであった。
- 超究極武闘伝
どういう訳かブロリーと共に旅をしていた。しかも復活して超絶強化されて悟空達をも上回る実力を身に着けた悪人集団(フリーザ、セル、魔人ブウ(純粋)など)よりはるかに強い、ちなみにブロリーと同等と言えるほどに強くなっているらしい。ただし、流石に破壊神ビルスには及ばない。
サブシナリオで登場。時間と空間の狭間・第4層で主人公達と出会い、少年時代の悟空との再会を果たす。悟空自身は実の父親である彼の記憶にないが、どこか懐かしいものを感じると喜んでいたため、彼と修行するために仲間に入る。この二人が明確に会話するのは当時としては割と珍しい(少年時代だと特にである)。
また、サブシナリオラストの台詞である「強くなれ、カカロット!いや、孫悟空!オレよりも、だれよりも!」はファン必見。
プレイアブルとしては通常と超サイヤ人が実装されている。
DLCで使用可能キャラとして追加された。『たったひとりの最終決戦』及び『エピソードオブバーダック』での描写をもとに技が作られており、遠距離の技に乏しいものの優秀な通常技や高速突進技「リベリオンスピア」を持っておりそれらを活かした接近戦に長け、強キャラと評されている。
メテオ超必殺技は超サイヤ人に変身して突進からの連撃を決める「リベンジャーアサルト」。
その余りの優秀さに「親の顔より見たメテオ」と揶揄されている。
ドラマティックフィニッシュも実装されており、フリーザの巨大エネルギー弾に倒される演出、超サイヤ人に覚醒してフリーザを倒すIF演出がある
DLC4弾にて使用可能。活躍としては基本は『たったひとりの最終決戦』と同じだが一部補完が入っている。
そして最終決戦では原作とは大きく異なりドドリアと戦った後まさかのフリーザ(ポッド搭乗状態)と戦闘になる(本人曰く「最後の思い出作り」)。原作同様レベル差が大きいが、追撃成功時には一度ではあるがフリーザの攻撃に打ち勝つ演出がある。その後は原作通り息子に後を託し惑星ベジータと運命を共にする。
- Sparking!ZERO
当作品ではデフォルトの容姿が『超』になっているが設定で『Z』準拠に変更することが可能であり、過去作と同じように技や性格は『Z』と同様になっている。また、「ファイナルスピリッツキャノン」は溜めるモーションは『たったひとりの最終決戦』準拠だが放つモーションは『ブロリー』に準拠している。
テーマ曲
関連イラスト
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦 ドラゴンボールマイナス 生残者グラノラ編
パン:ひ孫
ギニュー:同じく五人体制の集団(ギニュー特戦隊)のリーダーである共通点をもつ。