「丁重にお断りする」
「所詮は下級戦士、無様なもんだ…だがこの俺は違う!神精樹の実で全宇宙を跪かせてみせる!」
曖昧さの回避
概要
CV:野沢雅子
TVアニメ『ドラゴンボールZ』の劇場版第6作目『地球まるごと超決戦』に登場するオリジナルキャラクター。
原作の漫画『ドラゴンボール』には登場はしていない。
純血サイヤ人の生き残りの一人で、元々は下級戦士だったが宇宙を暴れまわるならず者集団「クラッシャーターレス軍団」のリーダーにして、本作における最大の敵役でもある。
本作以降の作品でたびたび登場する孫一家を除いた悟空顔キャラの第一号である。
名前の由来は「レタス」から。
人物像
容姿
悟空(カカロット)と瓜二つの容貌をしているが、ターレス曰く「サイヤ人の下級戦士は使い捨てで顔のタイプが少ない」らしく、悟空と似ているのはあくまでも同じタイプの顔で生まれたというだけで、血縁関係があるわけではないとのこと。
相違点を挙げるとすれば、肌が色黒であることと、特徴的な髪のハネが少し多めであることぐらいである。
衣装は原作に登場したラディッツやナッパに近いデザインの戦闘服姿で、カラーリングはグレースケール調。
赤いレンズのスカウターを装着している他、初登場時は白いマントを羽織っていた。
性格
外見こそ悟空によく似ているが、その性格はこれまでのサイヤ人の例に漏れず残忍で好戦的。
クールで落ち着いた言動を用いるが、相手を平然と殺し、ときには他人を利用して更なる混沌を引き起こさせるなど、冷酷無慈悲な戦士である。
加えて束縛を嫌い、己が思う欲するままに破壊や強奪、殺戮を繰り広げる自由主義者でもある。
かつてはフリーザ配下の一軍だったが、決して彼に忠誠を誓っているわけではなく、いつか彼を出し抜き自らが宇宙を征服するという野心を抱いている。
一方で、一定の同族意識はあるらしく、同族の悟空やその息子である悟飯に対しては破壊の快楽を甘い言葉で語り「俺たちは生き残ったサイヤ人の僅かな仲間、仲良くしようや…!」と仲間に勧誘している…と言えば聞こえは良いが勧誘しつつ悟飯を締め上げているので全然説得力はない。
ただし、本来なら生き残り仲間であったはずの王子・ベジータ、エリート戦士のナッパ、同じ下級戦士のラディッツなどとは別行動をとっていたらしく、彼らの事についても作中では一切言及していない。ターレス自身、この時点で彼ら以上の戦闘力を身に付けていた。
戦闘力
悟空同様に下級戦士出身であるため、サイヤ人として生まれ持った戦闘力は決して高くない。
だが、星の生命を吸い上げて成長する“神精樹の実”を食べることでパワーアップを繰り返しているため、地球に降り立った時点で最低でも3万近い戦闘力を誇っており、作中で戦闘力1万8000とされたピッコロの攻撃を軽く弄び、フルパワーでないといえど「魔貫光殺砲」を片手で受け止めるなどの芸当を見せた。
サイヤ人の王子であるベジータですら地球襲来当時の戦闘力は1万8000だったことを考えると、この戦闘力は驚異的という他ない。
また、本来はエリート中のエリートにしか扱えないとされる「パワーボール」を使いこなし、同族であるサイヤ人に大猿変身を誘発させることもできる。
しかも、このパワーボールは本格的な戦闘をする前に使用している。パワーボールの生成には戦闘力を大きく消費するため、実際の戦闘力は4万ほどあった可能性がある。
ちなみに、ターレス自身も尻尾が生えているため大猿化は可能。だが、パワーボールを見ることなく自ら破壊して「俺まで猿になっちまうからな」と発言しているあたり、悟飯などと同様に大猿状態では理性が制御できない模様。
実際、ターレスの大猿化が実装されているゲームでは雄叫びしか発していない。
地球の栄養を吸った神精樹の実を食べた後は更に大幅なパワーアップを遂げ、10倍界王拳を使った悟空(推定戦闘力30万以上)すら容易く圧倒したことから、推定50万近い戦闘力になっていても不思議ではない。
下級戦士でありながらのパワーボール生成、魔貫光殺砲の片手防御、(未完成ながら)元気玉を押し返すなど、今まで強力な技として描かれてきたものを悉く覆すシーンの連続は、今までにない強敵といっても過言ではないだろう。
作中での動向
宇宙を暴れまわるクラッシャー軍団を率いるターレスは、星の生命を吸い上げて成長する「神精樹」の種を使って様々な星を荒らしつつ、その樹に実った果実を食べることで絶大な力を手に入れていた。
宇宙征服を目論む彼らはより多くの神精樹の実を欲し、新たな拠り所として地球に目を付け、密かに地球に潜伏し各地に種を撒く。
神精樹はみるみる内に成長し、その影響で地球では天変地異が起き始め、その原因を突き止めた北の界王からの指令を受けた悟空たちと闘うことになる。
同族である悟空や悟飯に対し、
「宇宙を気ままにさすらって、好きな星をブッ壊し、美味い物を食い美味い酒に酔う。こんな楽しい生活は無いぜ…?」
と現在の破壊や強奪に明け暮れる生活の魅力を語り仲間に引き入れようと勧誘するが、断った途端パワーボールを使って悟飯を大猿化させて、親子殺しをさせようと差し向ける(この時、自分が暴走するのを懸念しすぐにパワーボールを破壊するという機転の早さもみせた)。
怒りに燃える悟空に苦戦し戦況を不利と見るや、神精樹の実を食べてさらに力を手に入れてこれを覆す。界王拳10倍を発動した悟空を圧倒した上で彼が動けなくなるまで攻撃を続け、至近距離から気功波による連射撃を容赦なく行う。
瀕死ながら復活したピッコロ達を「邪魔」といなし、さらには悟空が放った1発目の元気玉を無効化するも、今度は神精樹から吸収した2発目の強力な元気玉をも迎え撃つが力及ばず跳ね返され直撃し、神精樹ごと全身を打ち上げられ、凄まじい断末魔を上げながら爆散、壮絶な死を遂げた。
皮肉にも自ら蔓延させた神精樹で奪った地球のパワーを逆に元気玉のパワーとして利用されて倒されるという自業自得とも言える最期を迎えた。
必殺技の一覧
技名は主にゲーム作品での呼称である、またどういう訳か競走馬の名前が技名であることが多い。
両手でリング状のエネルギーを生み出し発射する技。
大猿の悟飯を始末しようと放ったが、悟空に尻尾を切られ元に戻った為、攻撃が外された。
- メテオバースト
ピッコロの魔貫光殺砲を片手で受け止めた際、その状態で反撃を行いピッコロを吹き飛ばした技。
ゲーム作品では究極技であることが多く、映画での悟空戦の叩きつけ技(+足蹴)のトドメに使用するアレンジがされている。
- サドンストーム
悟空戦にて神精樹の実でパワーアップした際放った気功波の連射。ドラゴンボールヒーローズでは映画での再現技として「テラーコンダクト」という技名で悪のサイヤ人形態の必殺技として採用されている。
- カラミティブラスター
悟空が放った元気玉を打ち返す時に放ったエネルギー波。この時は神精樹によって満足に元気玉のエネルギーが集まらなかった為、元気玉を打ち負かして悟空に命中した。
ゲームでの活躍
ドラゴンボール関連のゲーム作品では、原作キャラの参戦が優先されている経緯もあり、ターレスをはじめとする劇場版オリジナルキャラクターたちは概ね続編タイトルでの登場となっている。
一部タイトルでは劇場版の再現として神精樹の実によるパワーアップが出来たりサイヤ人特有の大猿変身が出来る場合もある。
対戦モードでの個別会話イベントなどでは、劇場版で絡みのあった悟空や悟飯、ピッコロは当然ながら、王族であるベジータを揶揄うように「王子様」と呼んだり、逆にナッパからは「下級戦士」と軽んじられたりなど、サイヤ人同士との特殊会話が存在する。他にも、悟空を知る人物が一瞬勘違いをし、それを不敵に笑いながら訂正するという流れが定番となっている。
一方でドラゴンボールヒーローズのように神精樹の実に頼ってばかりいることを棚にあげて全く努力しないことからサイヤ人の誇りがないサイヤ人と軽蔑されている。
サイヤ人絶滅計画(FC/OVA)
原作ゲームでは中ボスとして、OVAでは前編にのみ登場。
フリーザ、クウラ、スラッグと共に、ツフル人の怨念増幅装置「ハッチヒャック」の力で蘇った。
自身もサイヤ人であるのだが、「サイヤ人に復讐だ」と主張するメンバーに混ざっている。
ドクターライチーは恨みのあるサイヤ人を仲間にすることに抵抗はなかったのだろうか……と思いきや、「『サイヤ人に殺されたサイヤ人』である故に、悟空達への恨みは他の面々より深い」と発言しているあたり報復の手駒として都合がいいとでも考えたのだろう。また死んでいるとはいえ倒すべきはずのフリーザとクウラと手を組んでいるのも違和感があるがここも怨念だからということなのか。
またFC版のゲーム本編には色違いの別キャラクターが登場する。
薄緑色の体色をした『ターレスミラージュ』は宇宙でザコ敵として出現するほか、オウター星ではスラッグマインドと2人で海の主を襲う中ボスとしても登場。HPはターレスが750なのに対し1100に上がっているが、必殺技は単体攻撃用のエネルギー波と全体攻撃用の爆発波のみで、キルドライバーを持たない。
赤紫色の体色をした『ターレスファントム』は終盤にザコ敵として登場。HPは1500とターレス型の中では最も高いが、身に付けている技はミラージュ同様で、しかも使えるカード数が減っている。
ドラゴンボールゼノバース2(PS4/Switch)
原作と比べてニヒルでクールなキャラクターとなっている。
暗黒魔界の科学者・トワの策謀によりスラッグなどの他の劇場版キャラクターと共に召喚される。いずれも別次元で悟空に恨みを持つ者たちであり、トワは彼らを各時代に送り込んで歴史を大きく変動させることで、これまで以上のより多くの「キリ(歴史改変により生じる強エネルギー)」を収集しようと目論んだ。
ターレスは主にサイヤ人襲来編~フリーザ編にかけて登場。
生き返った悟空がベジータたちと闘う仲間のもとへ向かうのを妨害し、結果的にベジータだけでなくナッパまで大猿化させる展開を誘発した。
ナメック星ではギニュー特戦隊に助力。ジースとバータに神精樹の実を与えて強化した上でタイムパトローラー(主人公)に嗾け、ギニュー戦では悟空を背後から羽交い絞めにしてボディチェンジに協力した。その後はスラッグと共にトワから貰った暗黒魔界産の神精樹の種を食べパワーアップ。
しかしトワが神精樹の種に手を加えていたため暴走し、最後はトランクスと主人公とのエネルギー波の撃ち合いに敗れ消滅した。
ちなみにこの作品ではスラッグとはコンビのような扱いであり、同時にライバルでもある。お互いの目的が全宇宙の征服なのでスラッグから「所詮は相容れぬのだ」と敵として見られている。この関係はコントン都に登場する方でも変わらない。
後日談を描いたDLCストーリー「希望の未来編」に再登場。ゴクウブラックたちが切り裂いた異次元を利用して別の歴史からやって来た。このため悟空、ターレス、ゴクウブラックと同じ顔の三者が睨み合う形となった(ベジータはターレスを知らなかったらしく、「ブラックが二人だと?」と動揺していた)。ターレスの狙いは悟空への復讐であるため、そのままゴクウブラックへ加勢する。しかし実力差は最早歴然であり、敗北の際は「もうオレでは敵わないか」と素直に負けを認めた。だがターレスに続き、他の歴史からスラッグやブロリーなど映画に登場したボスキャラクターたちが現れてしまう。こうなることがわかっていたターレスは、最期に不敵な笑みを残して退場した。
師匠として登場するターレスは、始めは冗談のつもりで主人公を仲間に勧誘するが、鍛える内に実力を認め本当に仲間にしようと考えるようになる。
∞の歴史編ではパートナーとして師匠のターレスを連れて行くことが可能。
ゴクウブラックと戦うルートではザマスが永遠の命を得たという話を聞くや否や、永遠の命について情報を得る前にザマスたちが負けると困ると考え主人公たちと敵対。そしてザマスとブラックに神精樹の実を渡してパワーアップをさせた。この裏切り行為に対しては時の界王神と老界王神に非難されたものの、フューだけは「自ら悪になって弟子に試練を与える。教師の鑑」と言われた。ターレスにも多少はそういう部分があったようで、主人公との戦いでは全力でぶつかって来るように告げている。ザマスとブラックを倒した後は再びパートナーに戻る。
黒幕との戦いでは、主人公がタイムパトロールをやめてクラッシャーターレス軍団に加わるならいつでも歓迎することを告げる。一方で主人公にその気がないこともわかっており、気長に待つという。主人公がピンチになると「その程度の力ではなにも取り返すことができない。出し惜しみするな。全てを使いきれ。オレの知ってるおまえにはそれだけの力がある」と声援を送ってくれる。
Sparkingシリーズ
Sparking!NEOから参戦。
最新のSparking!ZEROにも続投している。
大方の技もしっかりと原作映画を再現しており、神精樹の実は自身のバフをかける形で実装されている。
最新作のzeroでは超シリーズのキャラが多く出ていることにより、キャラ同士の掛け合いでは同じく悟空とは別人のゴクウブラックと引き合いに出されることが多い。
ゴクウブラック自身にも同じ顔をした人物が自分の他にいたのかと感想を持たれている。
ドラゴンボールヒーローズシリーズ(AC)
他のゲームとは異なり、彼を含めた「クラッシャーターレス軍団」全員が参戦している。
バーダックやラディッツなどが超サイヤ人化する中、今のところ超化はしていないが、バビディによって洗脳された「破壊王ターレス」なる強化形態が登場している。
更にスーパードラゴンボールヒーローズでは4弾から暗黒ドラゴンボールが埋め込まれた「ターレス:ゼノ」が登場。PVでは暗黒仮面王と互角に渡り合っている。
戦いの最中、他の戦士達以上に浸食が激しくなり暴走するが最終的に鎮圧化され、そのドラゴンボールは暗黒仮面王たちに奪われた。
アルティメットミッションXに登場するパラレルワールドではバーダック一味を唆し、宇宙制服を企むも神精樹の実で楽をして強くなるのを見たトーマから「サイヤ人の誇りがない」と言われ、駆け付けたタイムパトローラーの悟天と共闘したバーダック一味によって倒される。
ビッグバンミッション2弾からではマントの色が黒に変更。
孫悟空に倒される前に、フューによって救出された存在。
神聖樹の実によって、凄まじいパワーアップを果たしている。
目的は不明だか、フューの計画に加担しており、ボージャックとともに孫悟空たちに挑む(こちらはゼノバースとは違い、TVシリーズ基準だが悟空とベジータはどこかでターレスやボージャックに会ったことあり、逆にトランクスはボージャックのことは知らなかった様子)。
しかし、フューの横やりで戦う気が薄れてしまい、撤退。
宇宙モドキに取り込まれた際には、惑星ベジータモドキにてベジータやカンバーと激突。
ターレスの神聖樹の実は、悪の気を増大させるらしく、それにより悪のサイヤ人へと変貌。
頭髪は黒色のまま腰まで伸び、戦闘力はカンバーとも渡り合える。
そしてベジータを追いつめ、悪の気を注ぎ込み暴走を促そうとする。
しかし、ベジータは悪の気を制御し覚醒。
圧倒的な戦闘力で打ちのめされる。実力の差を思い知らされるが、実に頼らずに鍛え直せと諭され、神精樹の実に頼らない、ただの下級戦士に戻ることを決意する。
しかし紅き仮面のサイヤ人が来襲。孫悟空と激闘を繰り広げた紅き仮面のサイヤ人は、惑星ベジータモドキを破壊し孫悟空たちを殺そうとする。が、突如としてそれを妨害。その間に悟空達はセルの瞬間移動で撤退する。サイヤ人の誇りを汚した紅き仮面のサイヤ人から、命をはって彼らを逃がしたのであった。
またURがぶっ壊れ性能と話題となった。特に注目なのはそのカードのアビリティである「分かち合う神精樹の実」は「毎ラウンド終了時に気力が少ない仲間3人に気力大幅回復と永続でパワーとガード3000アップ。自分がサポーターの場合効果がアップする」である。この効果で2020年のオンライン大会で上位の選手達のほとんどがデッキに入れており、カードショップやネットオークションでは(保存の質やその時の相場等にもよるが)15000円前後と同ゲームの中でもトップクラスとなっている。
ウルトラゴッドミッションではSEC1枚とUR2枚を復刻する投票で堂々とUR部門1位を獲得し、UGM4弾でイラストを新規されて復刻された。
ドラゴンボールZドッカンバトル
フェス限定速属性SSR1体、体属性1体、イベント入手力属性SR1体、レアガシャ知属性SSR1体、天下一武道会イベント限定技属性SSR1体の合計3体が実装されており、SSR版3体はそれぞれドッカン覚醒(いわゆる進化)によって強力なカードに進化も実装されている。
また、レアガシャ産では別名のターレス(大猿)というカードも実装されており、こちらもドッカン覚醒することができる。
更に通常ガシャ産LRも登場し、こちらはLRまでドッカン覚醒させると表記がターレス軍団となる。
知属性版は覚醒することで、HP50%以上で味方全体の必殺技発動に必要な気力を3も(基本12で発動)上昇させ、更にATKもUPするサポート能力を持っており、更に実装当初はリーダーにすることで属性を問わず味方全体の気力を3上昇させるスキルも持っていることからリーダーとしても重宝されていた。
また必殺技も確率で相手の行動を止める「気絶」状態にできるため、リーダースキルなどのインフレが進んだ今でもサポートキャラクターとして優秀に機能している。極限実装済み。
技属性版も覚醒によって7ターンの間自身の気力とステータスを大幅に上昇し、知属性版と同じく必殺技効果に確率気絶があるので、属性デッキではやはり優秀な戦士。極限実装済み。
そして2018年4月にフェス限定のターレスが実装された。
数少ないフェス限定産の極速属性で、しかもサポートキャラとしてとても優秀なキャラ。味方全体の気力やATKを上げるだけではなく、超系の敵のATKもDOWNさせることができる。
また、4月の時点では他に3体しか持っていない変身を持っているキャラでもある、(他に変身機能を持っているのはベジットに合体する孫悟空&ベジータ、ゴジータに融合する孫悟空&ベジータ、身勝手の極意孫悟空の3体)
変身方法は神精樹の実を食べパワーアップ。変身前とは比べ物にならないほどにパワーをアップをする。ただ他の変身キャラとは違い3ターンほどで変身が解けてしまう。
フェス限ターレス実装当初にはバグでターレスの変身が終わるターンにそのラウンドが終わると変身が解除されないいうバグがあった。
リーダースキルは劇場版BOSSカテゴリの強化、カテゴリこそそこまで広くないが、フェス限定産やLRが多いため、キャラさえ揃えばとても強いカテゴリである。後に極限Z覚醒が実装され、サポート面も攻撃面も強化された。
そして同時にドッカン覚醒が実装された大猿ターレスはフェス限定ターレスとほとんどのリンクが繋がるため、劇場版BOSSカテゴリや極速属性デッキで使うならとても強いカードである。
同年8月には潜在能力解放が大猿にも適用されるようになったのがかなりの追い風。
上記2体をドッカン覚醒させる際に周回する超激戦「闇をさすらう宇宙の壊し屋」はSUPER2の例に漏れずかなりの難易度だが、ラウンド3のターレスは2ターン後にラウンド4になり体力を全回復するが、SUPER2をクリアできるほどの実力があればラウンド3の内に仕留めることも簡単。
また、ラウンド4に移っても次の攻撃ターンに回復するため、回復する前に仕留めたり、整列オバケを使ってターンを伸ばしたりすれば倒すことができる。
2020年10月下旬、極力属性のLRターレス軍団が登場。近年の例に漏れず戦闘演出は超ハイクオリティを誇る。通常ガシャ産のためいつでも引き当てることが出来るが、例によって狙い撃ちはほぼ不可能。
その性能は、ざっくり言えば「味方のサポートをこなしつつ自身も超強力なアタッカーとして活躍できるユニット」であり、通常ガシャ産のLRの中でも最上位クラスの性能を誇るカードである。
パッシブスキルで「恐怖の征服」カテゴリの味方のATK,DEFを上昇させるがこのカテゴリには自身も含まれているため、基礎効果となる自身への上昇効果と併せATK,DEF160%upのバフが自分に常時かかっていることになり、LR特有の高ステータスも相俟ってその恩恵は凄まじいものになる。
また、気絶している敵へ攻撃する際には全属性効果抜群扱いとなり、苦手属性だろうと気にせずある程度のゴリ押しが効くのもポイントで、ターレス自身の必殺・超必殺にも確率で気絶効果が付いているため特にバトルロードではその真価を存分に発揮できる。更に気力メーター24(即ち最大値)でも効果抜群が付与される他、高確率で必殺技による追撃も行う。
そしてターレスの代名詞とも言える神精樹の実もアクティブスキルで登場、発動する事で気力メーター+24の効果を得られる。
パッシブスキルの気力+24で~のトリガーになるためその効果は非常に高く、しかも最大二回発動できる(当時のドッカンバトルにおいてアクティブスキルを二回発動出来るユニットはこいつだけだったが後に8回使用可能なキャラが追加された)。
発動条件は「体力が60%以下、または戦闘開始から8ターン以降」とおいそれと発動出来るものではないが、昨今の短期決戦系バトルは敵の攻撃が激しいので早期ターンに発動可能になってたりするパターンも多いし、長期戦ならば言わずもがな。
気力系のリンクスキルが乏しいターレス軍団にとってはまさに切り札と言えるアクティブスキルである。
ちなみに名前表記がターレス軍団名義なので、上記ターレス達とはリンクスキルが殆ど合致する。…が、今となってはその全てがインフレに置いてかれてしまい戦力としては力不足となってしまってるのが悲しいところ。
そして2023年5月、体属性の新たなフェス限ターレスが実装。孫悟空、もしくは幼年期悟飯が敵に居るとき味方全員に気力+3、ATK18%upのサポート(これは常時発動、つまり自分が裏に居る時も持続する。裏のターンでも持続するサポートはたまにあったが常時発動は現状こいつのみ)があったりATK無限上昇があったりと強力なキャラ。
そしてLRのターレス軍団も……なんと極限しなかった。極限したのは七夕に実装された親子三代かめはめ波であり、ターレス軍団はなぜかお預けを食らった。
ただ2024年の夏の大型キャンペーン前にやっと極限が実装。恐怖の征服か惑星破壊カテゴリでの運用が前提となっている。条件を満たした場合合計ATK約3000万級、DEF約110万の50%軽減という凄まじい実力を持っている。流石にどのカテゴリも現在は前線に出すのは難しいが新フェス限のブロリーが控えているためそこに期待である。
ドラゴンボールレジェンズ
Z劇場版キャンペーンの目玉として最高レアリティのULTRAで実装。青色属性の防御タイプ。
劇場版編はブウ編と並んで最近の強化が激しく、強キャラも多い中で最後に登場しただけあって驚異的な性能を持っている。
・ヒット時、10%の確率で敵のドラゴンボールを1つ減らすアーマー付き打撃アーツと射撃アーツ
・敵の必殺アーツを封印し、ユニゲ消費で敵の被ダメカットを低下させ属性相性不利を無効化する、高い貫通力を持つアーマー付き必殺アーツ
・自身の気力と与ダメが上昇し、敵の気力を減少させてアーツカードドロー速度低下を付与する特殊アーツ
・敵の体力が0になった時体力を回復する効果を無効化し、ユニゲ消費で威力を強化するだけでなく味方を与ダメアップと待機カウント短縮で援護するアーマー付き究極アーツ
・究極アーツをドローし、自身の体力と気力とバニシングゲージを回復する上に敵の被ダメカットを低下させるメインアビリティ
・自身を大幅強化するULTRAアビリティ
・劇場版編エピソードと強大な敵タグを持つキャラクターを大幅強化するZアビリティ
・自身のあらゆる性能を強化するユニークアビリティ①
自身のユニゲ、与ダメ、気力、アーツカードドロー速度を大幅アップさせ、被ダメも激減させる。また敵へも妨害効果もそれなりに持っている。
・圧倒的な粘り強さを発揮するユニークアビリティ②
打撃アーツに対する交代で敵を吹き飛ばし、成功時ユニゲ消費で敵の打撃・射撃アーツの威力を10%ダウンさせる特殊カバチェンを持つ。そしてこのキャラ最大の強みである『再起』。これは自身の体力が0になった時、一度だけ戦闘不能にならず強化と共に再び戦うことができるもので、以前登場したULTRAゴールデンフリーザ以来2体目の所持となるが、比較にもならないほどの超絶強化を伴う。
その効果は以下の通りである
・自身の手札が3枚以下の場合、カードを最大4枚 までランダムにドローする
・自身の体力を70%回復&気力を100回復
・自身のユニークゲージを100%增加
・自身の与ダメージを25%アップ(消去不可)
・自身の打撃・射撃アーツ与ダメージを20%アップ(消去不可)
・自身の全アーツコストを5ダウン(消去不可)
・自身に敵が発動する「手札破棄」の効果を無効化する状態強化効果を付与する(20カウント)
・自身に敵が発動する 「気力減少」の効果を無効化する状態強化効果を付与する(20カウント)
・自身が受ける被ダメージの属性相性不利を無効化する(消去不可)
・味方の与ダメージを15%アップ(消去不可)
・敵の気力を100減少
・敵のバニシングゲージを0%にする
・敵のライジングラッシュを封印する(5カウント)
・敵全体に「全アーツコスト50アップ」の能力低下効果を与える(3カウント)
・敵全体にメインアビリティ使用禁止を付与する(5カウント)
このように戦闘開始時と同等以上の強化を得た盛りまくりの状態で戦闘を再開でき、防御タイプの打たれ強さも相まってその耐久力は今作史上最高クラスとなっている。
ライジングラッシュを一度受け切ることができるのもかなり強く、強固な壁として機能してくれる。また通常の復活効果と違って再起は防がれることがなく、必ず発動するため粘り強く長期戦に持ち込むことができる。
ターレスとブロリー
どちらも、もう一人の悟空というコンセプトがある為か、共通点がある。
- ターレス「虫けらのように岩場に叩きつけるのだ!」→ブロリー「また一匹ムシケラが死にに来たか…」&岩盤
- ターレス「子供が親を殺す、それがサイヤ人だ!!」→パラガス「自分の子供に殺されるとは…これもサイヤ人の定めか…」
因みにゼノバース2ではターレスが「暴れるばかりで品がない」と言う台詞にブロリーが「品の良いサイヤ人などいるものか!」と返答する専用掛け合いがある。
余談
前述の「サイヤ人の顔の種類が少ない」という設定は原作者の鳥山明による公式の裏設定であり、それを聞いたアニメスタッフにより「悟空と同じ顔の敵は面白い」とノリ気になって本作のターレスや悟空の実父であるバーダックのイメージが生まれたという。
ターレスの人格は「もしも、悟空が赤ん坊の頃に頭を打って記憶をなくさず、サイヤ人の性格のまま育ったら」というコンセプトをもとに構想されたという経緯を持ち、作中でも悟空自身がターレスに対して「地球に着いた際に頭を打ったお陰で、お前の様にならなくて良かった」という旨の発言をしている。
ブロリーと同じくもう一人の孫悟空というべきキャラクターであり、西遊記の孫悟空も、天界で栽培されていた仙桃の他に、蟠桃会に出されていた仙酒仙肴や、太上老君の仙丹を食すことにより不死性を獲得している。
担当声優は悟空と同じく野沢雅子であり、『地球まるごと超決戦』では悟空・悟飯・ターレスの一人三役を演じている。1人の声優が複数のキャラクターを演じる場合、2人目以降は別録りするのが基本であるが、当時の野沢は台詞が重複する場面以外は瞬時に役を切り替えながら通しで演じ分けていた。同作の脚本を担当した小山高生によると、「野沢さんを困らせてやろう」と悟空・悟飯・ターレスの会話する部分をわざと当初の予定よりも増やしたのだが、収録では難なく演じ分けられてしまい驚いたという。この演じ分けは共演者から絶賛され、野沢氏自身も「役者として最高に幸せです」と述べている。
こう言った事情からブロリーなどの劇場版キャラには劣るものの、野沢氏の全く異なったダークな演技も相まってそれなりに知名度は高く、人気も根強い。
関連イラスト
関連タグ
ゴクウブラック:同じく悟空の姿をした悪の戦士だが、誕生の経緯や正体などは大きく異なる。