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ラディッツ

らでぃっつ

ラディッツとは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』の登場人物。
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CV:千葉繁

概要

作中で初めて登場した「宇宙最強の戦闘民族」サイヤ人の戦士であり、「カカロット」こと孫悟空実の兄(後の追加設定で、バーダックギネ夫妻の長男)。

地球征服を目的とし、行動を共にしていたベジータナッパより先に地球に降り立ち、実の弟であるカカロット(悟空)にその協力をさせようと彼の元に姿を現した。悟空の出自や本名、地球に降り立った経緯を伝えると共に、これまでオリエンタルやミリタリー要素の強かった本編において近未来的な要素(SFサイバーパンク)を新たに取り込むキッカケとなったキャラクターである。

同時に、そうした重要な役目を担ったにも関わらず早々に物語から離脱させられてしまった、ある意味不遇な人物でもある。

名前の由来はハツカダイコンの洋名「ラディッシュ」から。

人物像

外見は地球人の黄色人種とほぼ変わらないが、幼少期の悟空やその息子の悟飯と同じく猿の尻尾を生やしている(これは以降も登場するサイヤ人たちの共通する身体的特徴でもある)。

地に着くほど長いザンバラの黒髪が特徴。平時は温和な顔を見せる悟空とは違い、常に険しい表情をしている。
衣装は近未来的なデザインの鎧(戦闘ジャケット)と緑色のスカウターを着用しており、これまで武道着姿の多かった戦士たちの中で特に異彩を放っていたが、後に現れたベジータとナッパをはじめ、彼らも傘下として従っている「フリーザ軍」兵士の共通した装備であることが発覚する。一応、他の兵士たちとの相違点として、左二の腕と左太ももに赤いバンドをはめている。

作中での活躍

フリーザ軍の下、同族であるベジータとナッパの三人で行動していたが、とある惑星を侵攻するにあたり苦戦が予想されたため、かつて地球に送られた弟・カカロット(悟空)の存在を思い出し、彼を味方に取り込もうと一人地球へ襲来する。

そもそもカカロットは、侵略のために幼少期より他の惑星に送られる「飛ばし子」というサイヤ人の風習に倣い、生まれ持った戦闘力が著しく低かった彼に合わせ、強敵のいない地球へ送られたという経緯を持つ。しかし、カカロットはとある出来事で頭を強打したことにより記憶喪失となり、現在の穏やかな性格になってしまったため、地球が侵略されることはなかった。

未だ地球を侵略していないどころか自らの出自すら忘れた弟に呆れたラディッツは、地球人を早急に殺害し自分たちに協力するように命令するが、悟空はこれを断固拒否。そこでラディッツは、悟空の息子である孫悟飯を人質に取り去ってゆく。

しかし、悟飯の帽子に付けられた四星球を頼りに、悟空とピッコロドラゴンレーダーで彼を追跡、その場で対決することになる。

序盤は悟空とピッコロの二人がかりの攻防を物ともしない圧倒的な力量差をみせつけ既のところまで追い詰めるも、カプセルから脱出した悟飯の怒りの頭突きをモロに食らい、更には悟空も弱点であった尻尾を掴まれ力が抜けてしまうなど形勢を逆転される。最期は、二人の捨て身の連携で悟空に羽交い絞めにされたまま、ピッコロの魔貫光殺砲で体ごと貫かれ死亡した(悟空は後にドラゴンボールで蘇った)。

ラディッツが死んでおよそ一年後、ベジータとナッパが地球に襲来する。
二人はスカウターの通信により地球にあるドラゴンボールの存在を知り、ナッパはラディッツの復活を提案するがベジータにその気が全くなく、自分たちを不老不死にするという野望を抱き、ナッパもそれに賛同したため結果的にラディッツは生き返ることはなかった。
ベジータ達によると、ラディッツはサイヤ人の中でも最下級クラスの実力しかない事が発覚。同族のエリートである二人にとってはお荷物程度でしかなかったらしく、「よわむしラディッツ」「出来損ない」など、散々な言葉を吐き捨てている。

「主人公の実兄」というキャラクターとしての強味を持ちながら、そうした要素が特に活かされることもなく物語からあっさり退場したため、ファンの中にはこうした不遇な扱いを惜む声が上がることも多い。その影響か、後年のゲーム作品においては「もし生存していたら」「Z戦士の一人になっていたら」などのifシナリオが展開することも少なくない。pixivにおいても、作中では終始険悪だった弟や、既に死別した父や母と交流する姿を描く投稿者も多い。

派生作品における追加描写

TVアニメ『ドラゴンボールZ』では、ベジータの回想内で再登場。ベジータとナッパの三人で行動をとり、フリーザの命令で各惑星に侵攻していた。エリートであるナッパと対等な口調で会話し、自分たちサイヤ人を冷遇するフリーザに不満を抱くなど意見を共有しており、死後こそ散々な言われようではあったものの、決して険悪な関係ではなかった模様。

『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では少年ベジータとともに他の星に派遣されており、ベジータがフリーザからの帰還命令を無視したことにより生き延びたことが発覚した。またまったく存在が触れられなかったアニメとは違い、悟空共々父バーダックに大事に育てられていた模様。

戦闘力

作中ではじめて「戦闘力」という概念が登場した時点において、ラディッツの戦闘力は1500である。当時地球で最強の戦士である悟空は416、ピッコロも408であり、二人の力を合わせても遠く及ばない数値である。しかし途中、悟空のかめはめ波(924)やピッコロの魔貫光殺法(1330)、怒りで覚醒した悟飯(1307)など、その数値に大きく迫る場面もあった。

また、この数値はサイヤ人の戦士の中でも最低クラスであると言われている。事実、地球に襲来した時点のナッパやベジータには大きく差をあけられており、更にはナッパの使う量産型戦士の栽培マン(1200)にすらパワーだけなら肉薄されている。
これは、下級戦士とエリートという出自の違いもあるが、ラディッツ自身、これまで強敵と戦う機会に恵まれなかったことが大きな要因であると解説されている。

ただし、ベジータ達が襲来するまでのわずか1年の間に、悟空は416から8000以上、悟飯はただの子供だったのが2800にまで上がっていたりする。どちらも良き師匠がいたとはいえクリリン天津飯でさえ、ラディッツと同等の力を持つ栽培マンに優勢になっている。
また地球に降り立った3人のサイヤ人の中で尻尾の耐性がなかったのもラディッツのみであり、少年期の悟空ですら、独自の修行で尻尾の弱点を克服していることなど、これらのことから、一部では「そもそも戦闘に対する向上意欲が欠けていたのではないか?」という見方もされている。

ゲームにて

初登場は『ドラゴンボール3悟空伝』。クリア後の隠しボスとして登場した。
以降は殆どボスキャラとして登場する事が多かったが、PS2に発売された『ドラゴンボールZ』では初めてプレイヤーキャラとして登場するようになり、それ以降からもプレイヤーキャラとして依存するようになる。

『Sparking!Neo』における彼のIfストーリーでは、『運命の兄弟編』と言うタイトルで主人公として登場する。地球にやって来てた所でピッコロと鉢合わせするものの、繰り出した栽培マンが不良品だったために、自爆で記憶喪失となってしまう。しばらく放浪していた所悟空と遭遇し、引き取られながら悟空一家と過ごし、穏やかな性格を身に付けるようになる。

しかし悟飯との修行で記憶を取り戻し、本来の目的を達成するために悪人に戻るが、悟空一家との暖かい生活のおかげで、ピッコロに勝った後に『貴様のようなゴミの命など奪う価値もない』と言って止めを刺さなかったり、お互い親しみ合う悟飯には本音を曝け出したりもする。この時彼は力こそ全てではなく、弱き者と愛する者を守るために戦うこそが真の強さだと改めて悟空から教わる。その後夢の中でバーダックと再会し、彼に渇を入れられた事で、改めて悪夢でしか過ぎなかった父からの暖かさを知る。

最後にベジータとナッパの襲来とその後ろに潜む強大な悪魔の存在を教え、自分と父バーダックを超えてサイヤ人の誇りを守ってほしいと悟空に言い残し、宇宙ポッドでその場から去る。しかしその後ベジータ達との接近により眩しい閃光と供に消えた事から、恐らく彼らに殺されたか、或いは彼らを道連れにして消滅したかと思われる。

記憶喪失になっている間では性格が一変しているため、臆病かつヘタレな部分がかなり目立つようになっている。特に執念深いピッコロに対して相当苦手意識が強く、怯える姿も目立っていた。とは言え、悟空の事を『親父』や『バーダック』と呼び間違えるほど、バーダックによる記憶は微かに残っているようす。特に悟空の本名である『カカロット』と咄嗟に呼んでしまうのも例外ではない。Ifストーリーの中では最も人気の高いエピソードであり、原作やアニメでは不遇な扱いだったラディッツの人気が上がるほど輝いた作品でもある。特にこのエピソードからラディッツによる肉親への情の目覚め、彼なりの父親への思いが描写されており、『どうしてこうならなかった』と言うタグが付けられるほど評価が高い。
また、本シリーズでは原作やアニメに登場しなかった大猿姿にも変身出来る。

以降のゲームでは悪人に戻されているが、バーストリミットではプレイヤーキャラ以外にも悟空のドラマピース(サポートキャラ)としても登場。優しい兄を自称しサポート攻撃をしたり悟空に仙豆を与えたりする。しかし原作での悪行が影響してか何をしても悟空からは嫌われており悟空への攻撃を庇った際も邪魔と言われてしまう始末である。

PSPに発売された『タッグバーサス』ではバーダックの『もし彼が死んでおらず悟空達と生活していたら』と言うIfストーリーにも登場している。サイヤ人襲来編にて悟空と悟飯との生活で改心したバーダックを見下し、『生きて渡してほしければ、オレの命令に従うんだな』と悟飯を誘拐しながら反抗する。その後バーダックとの戦いに敗れたラディッツは『孫は子よりも可愛いってのは、本当のようだな…』と後悔するも、バーダックから『おめえも、早く孫の顔を見せやがれ!』と言われ、『ふふふ…嫌なこった…!』と言い返されながらも逃げ去った。本編のサイヤ人襲来編とは違って無事生きており、悟空の代理として主人公となり、家族愛に目覚めたバーダックに対してはどこか嫉妬心や反抗期な一面を見せた。

ゼノバースでは時空改変によりお目目が真っ赤になりパワーアップ。悟空の羽交い締めを抜け出し悟空のみに魔貫光殺砲を食らわせた。2ではパラレルクエストで悟空がラディッツの仲間になったクエストを体験できる。どうやら原作のように脅すのではなく言葉で騙したようだ。ちなみにそのサイヤ人兄弟を倒すと悟飯が現れ「お父さんをいじめるなー」ならぬ「おじさんをいじめるなー」といい襲い掛かってくる。

ドラゴンボールZ超究極武闘伝では復活した悪人軍団の中に含まれる。
他の悪人達同様、かなり強化されて暴れまわるがフリーザがベジータ達にトドメを刺そうとしたところをなんと、ナッパと共にかばうという一面を見せた。

タッツ


フュージョンズ』では時間と空間の狭間・第1層でナッパと供に登場し、主人公を襲い掛かるが、後に主人公を助けるために駆けつけて来た現代トランクス悟天により蹴飛ばされた。最初に登場する悪役だが、ナッパと供に主人公に戦いの基本を教えたりと、チュートリアル担当として活躍し、普段あった冷酷さよりもどこか律儀で親切な印象を持つようになっている。そのため少年時代の悟空に少しだけ修行させるほど、普段見せない兄らしい一面を見せたりした。
原作でも別に仲が良かったわけではなかったが、今作ではよくナッパと行動することが多くなり、フュージョンでナッツに変身するほど相性も抜群だった。他にも同じ下級戦士としてターレスとの相性もあるため、EXフュージョンでタッツにもなれた。

待たせたなカカロット・・・!


ドラゴンボールヒーローズでは初期から登場しているのにも関わらず最もレア度の低いコモンのカードしかない不憫な扱いだったが、続編のスーパードラゴンボールヒーローズではなんと超サイヤ人を通り越し超サイヤ人3へ覚醒、カードのレアリティも一番上のシークレットでの登場となった。ただでさえ長い髪型は3に覚醒したことにより、地面に引きずるまでのものになった。
また本作の大猿ラディッツは普通の大猿とは異なる長髪の大猿として登場する。
シークレットカードのスパーキング「卑劣な超気弾」も3ラウンド目に3.5倍という結構な壊れ性能を持っている。

ちなみに原作やアニメではフルパワーのエネルギー波や連続エネルギー弾以外の必殺技は存在していないが、ゲーム作品ではオリジナルの技や技名がある。
ディンプス制作の『ドラゴンボールZ』シリーズ(PS2)や『ドラゴンボールヒーローズ』、『ゼノバース』では「ダブルサンデー」や「サタデークラッシュ」、「エキサイティングイヤー」、「ウィークエンド」などといった曜日や月日に由来した必殺技を使用する。
スパイク制作の『Sparking!』シリーズや『レイジングブラスト』シリーズでは「くたばれ!」や「プレゼントしてやる!」などの台詞に準ずる物が技名として多く使われている。

大会プロモカードでは大猿ラディッツが初のSPでの最初から巨大化しているカードとして登場した。

その他

初めて会った農民の戦闘力をスカウターで測り、言い放った「戦闘力たったの5か・・・ゴミめ」は、以後のドラゴンボール世界におけるパワーインフレの皮切りとも言える言葉で、ある意味ラディッツの存在以上に知名度が高い。

たったの5



二次創作にて

海外が勝手に流出した同人作品『ドラゴンボールAF』では超サイヤ人になったイラスト(?)が目撃される。当然ながら彼は超サイヤ人に変身した公式絵は存在せず、『ドラゴンボールヒーローズ』にもそのようなカードも存在しなかった。が、スーパードラゴンボールヒーローズで前述の超サイヤ人3ラディッツがまさかの参戦。
しかし、超サイヤ人に覚醒し、その限界をぶち破り続けるあの悟空と同じ血が流れているのだから、生きて修行していれば覚醒していたかもしれない。

『Sparking!Neo』のIfストーリーの強い影響もあって、pixiv内では悟空とバーダック、更には悟飯が揃った暖かい一家のイラストがよく見かける。だが彼なりの父親への思いも強く影響したか、バーダックとのBLイラストもよく見かける。

他にも原作とアニメで最初に出会った農家のおじさん(通称戦闘力5のおっさん)に射殺されると言う『超おっさん人』ネタも存在し、とあるサイトでは流行した。このように彼のヘタレさやスカウターの扱い方などで色々とネタ化にされる事が多いが、あくまでも人気の証拠である。

血縁関係

バーダック
ギネ
カカロット(孫悟空)
孫悟飯 孫悟天
大姪:パン

関連タグ

ドラゴンボール サイヤ人 スカウター 魔貫光殺砲
ヘタレ 涙目 兄弟 弱虫
牛蒡一家(根菜一家)

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